これでも３０円 まっ黒けのけ～ ♪

大昔のＣＭソングが、急に意味もなく頭に浮かんでくることがある。

 

なにかきっかけがある時もあるが、なんのきっかけもないのに、いきなり浮かんできて、しかもその後、頭の中で何度もまわりだす。

 

・・・そんな経験、ないだろうか。

 

今回取り上げるのは、そんなＣＭソングの一つだ。

 

そのＣＭとは、ズバリ！

 

三菱鉛筆のボールペンである。

 

 

 

ＣＭソングは、こんな歌詞だった。

 

 

 

♪　ボールペン　　三菱マークのボールペン

 

　これだけ書いても　まっ黒けのけ～～

 

　これでも３０円　　まっ黒けのけ～

 

　

 

この歌詞だけじゃ、このＣＭソングがどういう曲調であったかは分からないだろう。

 

この歌詞を初めて知った人が、このＣＭソングを聴いたら、びっくりするかもしれない。

 

その意外な曲調に。

 

そして、歌ってる歌手の名前を聴いたら、更にビックリするのではないか。

 

 

 

曲調は、完全に演歌なのだ。

 

まあ、それでもリズミカルで、ノリのいい曲調の演歌。そう、リズムに乗って歌うのだ。

 

調は短調。

 

で・・

 

歌ってる歌手なのだが・・・・

 

な

 

なんと！！

 

あの、北島三郎さんなのだ！

 

 

 

最初にこのＣＭソングを聴いた時、私はぶっとんだ覚えがある。　目が点に、耳がダンボになった記憶がある。

 

「なんじゃこりゃ～～！？」

 

なぜ演歌なの？　なぜ、こうもリズミカルなの？

 

なぜに、なぜに・・北島さんなの？？

 

それだけならまだいいのだが、なぜボールペンなの？というショック（？）は強力だった。

 

北島さんの歌声は、子供でも一発で分かるほど、個性のある声。

 

間違えようがない声。

 

しかも、妙に覚えやすい曲ぶり。

 

一回聴いたら覚えてしまうだろう。

 

 

 

なぜボールペンのＣＭソングが演歌で、しかも北島さんなのか、その関連付けは全く分からなかったが、このＣＭソングったら、もう最高だった。

 

聴いたことがない人には、ぜひ一度聴いてもらいたくなるＣＭソングだ。

 

北島さんといえば、気持ちよく演歌を歌わせたら日本一の歌手。

 

あんなに気持ちよさそうに歌を歌える歌手といえば、日本では演歌では北島さん、ポップスでは尾崎紀世彦さんくらいのものだ。

 

演歌、リズミカル、ボールペン、北島さんの声、そして「まっ黒けのけ」・・・・の要素は、最強の組み合わせに思えた。

 

その中の１要素が欠けても、ダメだった。

 

歌詞の中の「♪　まっ黒けのけ」というフレーズは、大爆笑だった。

 

 

 

演歌という要素で年配の心をつかみ。

 

リズミカルという要素で若者の心をつかみ。

 

ボールペンという要素で、学生の心をつかみ。

 

北島三郎さんという要素で、一般大衆の心をつかみ。

 

とどめの「まっ黒けのけ」で、子供の心を鷲掴み！

 

 

 

このＣＭソングはインパクトが絶大で、当時子供だった私の脳に深く深く刻み込まれた。

 

このＣＭソングのネタをふられたら、私は３秒でこの曲を脳から引っ張り出せるだろう。　常時。そう、今も。

 

だから、今もたまに、なんの脈絡もなく、いきなり頭の中にこの曲が浮かんでくるのかもしれない。

 

で、一回浮かんできたら最後。

 

下手したら、半日以上、この曲が頭のなかでまわりつづけるのだ。

 

 

 

 

 

いかん・・・こんなネタ書いてるもんだから、ほら、また頭の中にこの曲が・・・・・

 

 

 

ああ、、、まわっている・・・・。

 

 

 

誰か、助けて（爆）。

 

 

 

♪　ボ～ルペン　　三菱マークのボールペン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、当時ボールペンは３０円だったんだね。

 

今との物価の違いを痛切に感じる。