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何の気なしに見始めたら、妙に白熱してしまい、見入ってしまったのが「虫バトル系」の動画。
色々な対戦があるのだが、一度見始めるとついつい色んな対戦を見てしまう。
こういう対戦は、どちらを応援するかがはっきりすると面白い。
まあ、それは人間同士の格闘技でも同じであろう。
当初はオオスズメバチが他の虫と対戦する動画を見たのが始まりだった。
オオスズメバチが私は大嫌いである。向かってこられたら怖い。
あんな小さな体のくせに、サイズが何十倍も大きい人間に平気で向かってくる。
非常に好戦的な奴なのだ。
体格的には圧倒的優位にあるはずの人間ではあっても、オオスズメバチに刺されると大変なことになってしまう。
なので、オオスズメバチが他の虫と戦うと、どれぐらいの強さなのかを知りたいと思った。
というか、他の虫がオオスズメバチをやっつけてくれる光景を見たいと思って見始めた。
だが、オオスズメバチは思った以上に強い。いや、思った以上どころではなく、めちゃくちゃ強い。
日本の昆虫の中でも、強さという意味では上位階級だろう。
人間に平気で向かってくるのはダテではないのだ。
だから、そんなオオスズメバチを、他の虫にやっつけてもらいたい。
そういう思いが強く、基本的にオオスズメバチが他の虫と戦う動画では、基本的に対戦相手の「他の虫」を応援した。
まずは、オオカマキリとオオスズメバチが戦う動画を見たのが始まりだった。
私はカマキリは基本的に好きな虫である。少なくても嫌いではない。
カマキリは首が動くから、彼らがどこを見てるか分かりやすい。
いかにもワルそうな顔もいい。
カマを構えて威嚇する時のポーズも好きだし、なによりカマキリのあのデザイン・・・というか、体のフォルム自体がなにやらカッコイイとも思っている。
動きが時々ロボットっぽいところも好きだ。
そういえば、昔私の部屋にカマキリがいつしか入り込んできたことがあった。
カマキリと人間とでは、体の大きさが圧倒的に違う。
ほとんど、人間とウルトラマンくらいの体格差がある(まあ、ほとんどの虫がそうではあるが)。
私の部屋に入り込んできたカマキリは、私が近づくと最初はカマを振り上げて威嚇してみせるのだが、カマキリのあのサイズなど、人間にとっては踏みつぶしてしまえばおしまいである。
カマキリは、カマで他の虫をホールドする瞬間の動きは素早いが、それ以外の動きはスローというか、ゆったりしている。
なので、カマキリが私に威嚇してきても、ちっとも怖くない。
スズメバチのように猛スピードで飛んで向かってきて毒針で刺してくるわけでもないし。
なので、私は面白がって(?)両手を振り上げてカマキリの威嚇を真似して見せたら、カマキリは急にカマを胸(?)に折りたたみ、防御の姿勢をとった。
「イヤン、ヤメテクレ」「コワイヨ~」とでも言ってるかのようだった。
カマキリの奴め、最初は威嚇して見せたくせに、こちらが威嚇すると弱気になって防御する姿がなにやら面白かった。その姿、なにやら可愛くも思えた(笑)。
小さな虫にとってはカマキリはほとんど怪獣みたいな存在かもしれないが、人間にとっては、ある意味「鑑賞の対象」みたいなもの。
その時は結局は私はそのカマキリを指でつかんで、部屋の窓から外に開放してあげたけどね。「もう入ってくるなよ」などと思いながら。
部屋の中をうろちょろされたら困るしね。
カマキリは基本的に自分から先に人間を攻撃したりはしないし、人間がカマキリにやられたという話も聞かない。
だが、スズメバチは違う。人間とて、スズメバチには襲われるし、刺されたら負けのようなものだ。その後のことを考えるとね。
なので、オオカマキリとオオスズメバチの対戦では、もっぱらカマキリを応援した私。
オオカマキリとオオスズメバチの対戦の動画は何本もあったので、何本も見てみた。
すると結果は、カマキリが勝つこともあるが、全体的にはスズメバチが勝つことが多かったように思う。
カマキリ、しっかりしろ!負けるな。・・・と思いながら見てるものだから、スズメバチが優勢に終わると、なにやら悔しかった。
カマキリが勝つには、ともかくスズメバチを両手のカマで完全ホールドできるかどうかにかかっている。
スズメバチは動きが素早い。なので、簡単にホールドできる相手ではない。
カマキリがひっくり返った態勢になった時に、スズメバチに腹に食いつかれたらおしまいである。だが、一反カマキリがスズメバチをカマでホールドしてしまえば、あとはカマキリがスズメバチを食いつくしていく。
ただ、スズメバチには素早さや噛みつきのほかにも、毒という武器もある。
なのでカマキリは中々勝てないことが多い。
このほか、オオスズメバチがカマキリ以外の虫と戦う動画も次々と見たのだが、全体的にやはりオオスズメバチは強い。
カブトムシやクワガタ虫みたいな固い虫と戦う時は引き分けも多いが。
基本的にスズメバチが他の虫と戦う時は私は基本的に相手のほうを応援して、「スズメバチをやっつけてくれ」と思いながら見るのであるが、例外的にスズメバチのほうを応援せざるを得ない場合もある。
それはスズメバチがゴキブリと戦う場合だ。
この時だけは例外。スズメバチよ、ゴキブリをこてんぱんにやっつけてくれ・・と思うのだが、あいにく私はゴキブリの姿が見たくない。
なので、スズメバチに限らず、ゴキブリがどんな虫と戦う場合でも、その動画は見ないことにしている。
見はしないけど、その動画ではスズメバチに勝ってもらいたいとは思っている。
まあ、スズメバチとゴキブリとの対戦では、スズメバチが負けることはないとは思うが。
あれほど普段「負けろ」と思って見ているスズメバチを応援せざるをえない気にさせる虫はゴキだけだ。
そういう意味ではゴキこそ、やはり私が一番嫌いな虫だということになる。
まさに、最悪の虫。
あいつらを見てると、「こいつら、なぜ存在してるのだろう」などと思ったりする。
ゴキの武器ってなんだろう。やはりあのスピードかな。
だがスズメバチも相当素早い。
早さ勝負ではどちらが上かは私は分からない。どんな勝負になるのか知りたい気はするが、それは説明だけでいいや(笑)。映像は見たくない。何度も書くが、ゴキが出てくる動画など見たくない。
スズメバチの試合は、「相手を応援する」のがはっきりしてるから、見てて面白いのだが、どちらを応援するか困る対戦もある。
それは例えばカブト虫とクワガタが対戦する時などだ。
これは困る。どちらも好きだからね。
あと、日本のカブトムシが外国の強力なカブトムシと戦う時などは、日本代表みたいな気分で日本カブトムシを応援してしまう。
ただ、日本のカブトムシに比べ、外国のカブトムシは武器の角が多かったり大きかったりするんだよねえ。
例えばヘラクレスオオカブトあたりは、そのわかりやすい例ではある。
日本カブトムシは角が一本しかないし、体格的にも不利。
なので、見ててヒヤヒヤする。
そんな外国産カブトムシであっても、カブトムシはカブトムシ。なので、オオスズメバチと対戦する時はもちろんヘラクレスを応援する。
そういう意味じゃ、オオスズメバチは私の中では「虫バトル」の中での「悪役スター」なのかもしれない。
そんな悪役スターであるスズメバチも、唯一「正義(?)」になれるゴキの存在は、ある意味貴重なのかもしれない。
まあ、色々書いてきたが、虫たちはそんなこと思ってもいないだろうけどね(笑)。
むしろ、人間の「観戦」のために、戦いたくもない相手と戦わされるのは迷惑ではあるだろうね。
でも・・見てると、やはり白熱する。
虫たちの必殺技や大技が決まった時など「おお、すごい!」「見事!」と拍手を送りたくなるぐらい。
カブトムシが相手を角ではねあげてひっくり返したり、クワガタが相手を角でガッシリ挟んでしまう必殺技が決まると、ほれぼれする。
今の私は虫はできれば指で触りたくはないが、虫バトルの試合がこんなに面白いとは思わなかった。
もしかして、こういう動画を見てるうちに虫ファンになってしまう人もいるのかもしれない。
私は「虫ファン」にまではなっていないけれど。
だって・・・やはり今では虫を指でつかみたくないもの。
ようで興味深いです。YouTubeで、ボクも見てきました。
オオスズメバチの武器は、大きなアゴと毒針。
オオカマキリの武器は、強力なカマ状の前脚での挟みこみ。
リングはプラスチックの水槽、時間無制限のデスマッチ。
強力な飛翔力で機動力に勝るオオスズメバチが優勢のようで
実力が伯仲する動画が、多いですね。
闘いが長引くと脚や翅がもげて、ラフファイトの様相を呈します。
オオカマキリの大きなカマで、胸部を挟まれて必殺技のアゴと毒針を封じられ
そのまま胸部をかじられたら、オオスズメバチは致命傷となるようです。
オオスズメバチの働き蜂の性別はメス、繁殖期で食欲旺盛なオオカマキリはメスなので
昆虫の世界の格闘は、メス同士の闘いなんですね(驚)
決着が気になって。
本当、そこには格闘技のような白熱さがあります。
オオスズメバチとカマキリの対戦では、カマキリはオオカマキリじゃないとキツイです。
オオカマキリでなんとか勝負になる感じ。
オオカマキリではないカマキリでは、オオスズメバチには敵わない感じ。
こういう勝負では、やはり体の大きさは勝負にかなり影響がでますね。
カマキリは、カマでホールドできるかどうかがカギですね。
オオスズメバチはあごと毒バリ以外にも、あの機動力も大きな武器ですね。
動きが素早いので、カマキリは中々ホールドしきれないことが多いです。
そうそう、戦いが長引くと、確かに体の一部がなくなり、戦いはボロボロになります。
観客の立場としては、見てて面白いのですが、戦ってる虫たちにとっては、たまったもんじゃないでしょうね。
見終わると、命懸けの戦いをした虫たちに少しうしろめたい気分になることもあります。
それにしても、オオスズメバチの強さは予想以上でした。
体の大きな人間に敢然と立ち向かってくるだけのことはあります。
虫の世界では、オスはしんどいでしょうね。