ねずみ男といえば、もちろん水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるキャラだ。
主役の鬼太郎に匹敵するほどのメインキャラである。
人気も地名度も主役の鬼太郎と同等。
そんなねずみ男なのだが、彼にはれっきとした本名があることは、あまり知られていない。
もちろん、熱心なファンなら知ってる方が多いとは思うが、一般的には知られていないであろう。
「ねずみ男」というのは、あくまでも通称みたいなものだ。
その生物の種族名みたいなものだ。
ねずみ男という種族が多数いる場所に行くと、そんじょそこらにねずみ男がいることになる。
なので、ねずみ男という種族が多数いる世界では、ちゃんと本名で呼び合っているようだ。
じゃないと、個人の見分けや特定ができないもの。
例えば私で例えると、「おい、だんぞう」と呼ばれずに「おい、人間」と呼びかけられるようなものだ。
人間の世界で、互いを「おい、人間」と呼び合っていたら、区別ができなくて困りものになる。
私のことを知ってる人間が私に向かって「おい、人間」なんて呼んできたら、「君だって人間だろう(笑)?」とでも言いたくなるかもしれない。
鬼太郎の世界では、妖怪たちは皆種族名で呼び合っている。
妖怪同士からも固有名・・・本名で呼ばれてる鬼太郎が珍しいくらいだ。
砂かけ婆、子泣き爺、猫娘、一反木綿、ぬりかべ・・・どれも種族名であろう。
なので、彼らには種族の中での固有名はあるはずだ。
だが、彼らの固有名や本名は作品の中では明らかにされていなかったように思う。
そんな中で、ねずみ男に関しては、彼の本名が、他のねずみ男種族から明かされてた話があった。
では、ねずみ男の本名とは一体?
それは・・
ペケペケ であった。
そう、それが彼の本名のようだ。
なんでもペケペケというのは、ウィキによると・・・水木しげるの出兵したニューブリテン島のトライ族の言葉で「大便」の意味らしい。
大便が本名だなんて・・・。そんな名前で呼ばれるなら、まだ種族名のねずみ男と呼ばれた方がマシだよねえ。
誰だって「おい、大便」と呼ばれたくはないだろうし。
種族としての「ねずみ男」がどういう存在であるかははっきりしない。
だが普段鬼太郎の仲間(?)として出てくる、ねずみ男単体の正体に関しては、人間と妖怪の間に生まれた半妖怪だとする設定はある。
もっとも、ねずみだけが棲息する島になぜか人間が1人産まれ、それがねずみ男だとする説もあるようだ。そうなると、ねずみ男という種族全体の正体も謎になってくるが・・。
上記のふたつの説に関しては、私にとってなじみ深いのは、ねずみ男は人間と妖怪の間に生まれた半妖怪という設定のほうがなじみ深い。
だとすると、ねずみ男の親はなぜ息子に「大便」などという名前をつけたのか。
そういう問題(?)も出てくるが、ことねずみ男の実の両親についての情報は私は持ち合わせていない。
というか、それについて語られたり説明されたりしたことが、作品中にあっただろうか?
私が読んだ鬼太郎漫画の中で、ねずみ男は「おばけ大学の不潔学科を卒業し、なまけ学を研究し、博士号を取得した」なんて自称する個所があったが、それがもし本当だとしたら、ペケペケには大学に通わせてくれた両親かあるいは育ててくれた保護者はいた可能性はある。
まあ、自称なので嘘である可能性も高いけどね。
なんにせよ、そのへんの設定ははっきりしない。
とりあえずペケペケが自身の本名をあまり他の者たちに知られたくはないようには思える。
というか、妖怪たちはあまり自分の本名を他の者に知られたくないようには思える。
だって、本名で呼ばずに皆「種族名」で呼び合ってるものね。
それは過去に「人に言いたくない事情」があったからかもしれないし、妖怪になってしまったいきさつに何か闇があったからかもしれない。もしくは出生に悲劇や恥があったからなのかもしれない。
過去を思いだしてしまうような本名を呼ぶのはタブーなのかもしれない。まあ、妖怪にもよるけど。
だから、ねずみ男を含めて彼らは自分の過去や本名をあまり語らないのかもしれない。
ただ、親族同士が集まると、本名で呼び合うしかないだろう。区別のために。
もっとも、その種族が、その妖怪ひとりしかいないのなら、話は別だが。
その場合、実は本名がほしいなんて思っている妖怪も、中にはいるのかもしれない。鬼太郎のように。
ちなみに・・・砂かけ婆の本名が美人女優やアイドル歌手のような名前だったら・・
私はきっと・・・
悩む。
子泣き爺やぬりかべの本名が、ヒーローのような名前であったら・・
私はきっと・・・
困る。
ねずみ男族(?)という種族の一員だったのですね。
ねずみ男族の集落には、老若男女様々なペケペケのようなのが
共同生活しているのでしょうか。
鬼太郎が、幽霊族の末裔だったのは知っていましたが
彼は、ねこ娘のように半人半妖のハイブリッドなのに
特殊能力が、屁と口臭とビンタというのも情けない。
友達おもいの鬼太郎のことを、平気で裏切るし
人間の醜い欲望の塊のような彼には、ペケペケ
(大便)という名前が相応しいです。
ねずみ男という名前は種族名で、本名もあるのです。
でも普段は、個人名は名乗らず、種族名で通してるのでしよう。
個人的な推測になりますが、彼はペケペケという本名が嫌なのかも。
まあ、意味合い意味合いですからねえ(笑)。
鬼太郎の何かのエピソードで、ねずみ男族が暮らす世界が描かれたことがありました。
ただ、私の記憶では、その設定が出てくるエピソードは、その回だけだったように思います。
猫娘は、人間と妖怪のハーフなんですか?
それは知らなかったです。
するとまさか、親は人間と猫が結婚した…ということなのかな。
ウーム、確かに猫はカワイイですが、だからと言って結婚まではありえない…。
ねずみ男は性格は悪いですが、それでもたまに鬼太郎に対して友情を見せるシーンもあります。
鬼太郎のために涙を流すシーンもあったりします。
だからなんだかんだで鬼太郎はねずみ男を切り捨てないのでしょう。
初めてお聞きしました。
ねずみ男の本名が、ペケペケとは。(笑)
でも、名前の意味はともかく、(笑)、、、ニューギニアの現地民族のあいだでは、
そういう同じ音声を繰り返すような名前はありそうですね。
でも、このねずみ男の本名の話しは、何らかの話題として、面白いですよ。
(知らない人も多いですから、みんな面白がると面白います)
◆ところで話しは、変わりますが、
夏目漱石先生の名作【坊ちゃん】なども、登場人物は本名では出てこないですね。
【赤シャツ教頭】とか【のだいこ】とか『あだ名』で登場しますね。
時期が時期なら、トリビアに投稿してもよかったようなネタかもです。
水木さんは戦時中にはパプアニューギニアに行ってて、なおかつ原住民とは懇意にしてたので、その時に覚えた現地語は多かったことでしょう。
そういえば!
確かに夏目漱石さんの「坊ちゃん」の登場キャラには実名がはっきりしないキャラが多かったですね。
かんじんな主人公の名前すら、私にははっきりしてませんでした。
よくおぼえてるのは、主人公のお婆さんの名前が「キヨ」という名前だったくらいです。