和の鉄人・中村孝明さんが監修した弁当を、スーパーで発見。
1500円なり。
スーパーの弁当としては、なかなかの値段なので、けっこう迷ったが、どうも気になった。
なので、思いきって(?)買ってみた。
中村さんといえば、あの「料理の鉄人」という番組で、道場六三郎さんのあとに「和の鉄人」として活躍された方なので、ご存知の方は多いであろう。
あの番組を昔見てた時、一度鉄人の料理を食べてみたいという気持ちは漠然とあったのだが、なかなか食べる機会はないままだった私。
あ、一度、道場さんが監修したレトルトの和風カレーは食べたことがある。また、中華の鉄人の陳さんの監修したマーボー豆腐は食べたことがある。
だが、中村さんの監修した料理は食べたことがなかった。
なので、今回はいい機会だと思った。
スーパーの弁当売り場に、ある日並んでいたこの弁当は、まずサイズが大きい上に、ラベルが贅沢感ありあり。
その外観だけでまず目立った。
そしてよく見てみたら、中村さんの監修したものだという。
けっこう売れてたようで、私が買ったのは「最後の1箱」であった。
弁当の名前は「特製懐石御膳」。
以前このブログで触れたことがあるが、私はもともと懐石料理というのは、どちらかというと避けている。
というのは、懐石料理というのは、何種類も惣菜があるわりには、1品1品が独立して出てくる。
私は、何種類もの惣菜が一度にテーブルの上に並んでいて、自分の気の向くままに、何種類もの惣菜をあれこれつまみながら食べていくのが好き。
だが、私のイメージの中では懐石は1品づつ出てくるから、食べる順番を強制的に決められているようで、どうも窮屈な思いを持っていた。
だが、この弁当のように、何種類もの惣菜がすべて弁当箱の中におさまっている場合は別。
これなら、ちょっとづつ、あれこれつまみながらまんべんなく食べ進めることができる。
これなら大丈夫どころか、むしろ好きだ。
しかも、惣菜の種類が多い、多い。
1品1品の量は少しだが、その分種類の多さで、カバーしてあまりある内容。
これは豪華だわ。
1品1品が美味しいのはもちろんだが、なにより惣菜のの種類の多さゆえに「さあ、次はどれを食べようかな」などと選びながら食べるのが楽しい。
そう、この弁当は、個人的に「楽しい」弁当だった。
欲を言えば、ご飯の量がもう少しあれば嬉しかったけど、そうしてしまうと、スペース的に、惣菜の種類を少し削ることになってしまうかもしれない。
だとすれば、これでいいのかな。
ともあれ、内容といい、ラベルといい、監修したのが鉄人であることといい、なんとも豪華な気持ちにさせてくれる弁当ではあった。
これがスーパーなどに常時置いてあると、逆にめったに食べないかもしれない。
きっと、たまにあるからいいのかもしれない。
ごちそうさまでした。