吉田拓郎さんのラストアルバムを無事に入手。
最近我が家のオーディオセットは調子が悪く、片方のスピーカーから音が突然出なくなったりしてるので、しばらくはCDは買ってなかった。
だが、いざとなったらPCで聴けばいいやと思って、最近2枚のアルバムを入手。
1枚は山下達郎さんの久々のニューアルバムで、もう1枚は吉田拓郎さんのラストアルバムだった。
どちらも私にとっては特別なミュージシャンであり、アルバムには特別な意味合いがあるので、やはり買わずにはいられなかった。
いてもたってもいられなくて。
どちらも初回限定盤があったので、せっかくだからそれを購入。
拓郎さんはこのアルバムで引退を宣言。
テレビでもその引退特番を見て、感慨深いものがあった。
そのテレビを見たり、アルバムを聴いたりして、拓郎さんの昔の雄姿を思いだしていたら、拓郎さんに関する色々な個人的な記憶も蘇ってきた。
なにせ長年聴いたり見たりしてきたので、拓郎さんにまつわる個人的な記憶も多い。
その記憶の中のひとつに、70年代に行われた「つま恋コンサート」にまつわる記憶もあった。
当時、実は私はそのコンサートに行くつもりで、あれこれ準備もしていた。
だが、様々な事情で結局行けず、くやしい思いをした。
収まりきらなかった私は、そのコンサートの様子を描いたドキュメント映画を劇場に見に行ったり、ラジオでコンサートの様子を聴いたり、コンサートの写真集を2種類買った覚えがある。
で、今回は、その「つま恋コンサート」の写真集に関する記憶を書く。
十代当時、私の面識のあった女の子のひとりがいて、その子と話す機会があった時、互いに拓郎さんのファンであることがわかった。
で、話は当時話題になっていた「つま恋コンサート」の話になった。
私はともかく行けなかったことが悔しくたまらない・・・という話をしたと思う。
するとその子は、なんと!そのコンサートに行ったという!
私としては羨ましいやら、くやしいやら。
私はそのくやしさをまぎらわずために、そのコンサートの映画を見に行ったことや、写真集を買ったことも話した。
すると!
「あたし、その写真集に出てるの!」と言うではないか。
「え??どういうこと?」と聞く私。ギャフンとしながら(笑)。
その写真集では、会場に来ていた様々な女の子たちが多数ピックアップされ、顔写真と名前が紹介されていた。顔写真は、皆それぞれひとりづつ撮られたソロ(?)写真だった。ページの隅っこに掲載されてた小さいサイズの写真だったけど。
で、その子は、その中のひとりとして、写真集に顔写真と名前が掲載されていたということになる。
その子にとっては、最高の記念品ではなかっただろうか。
最初信じられなかったのだが、それを言われて改めて「つま恋コンサート」の写真集を見てみたら・・
「あ・・! あ・・・!ほんとだ。ほんとに出てるわ・・・」
まさに、その子。
その子の十代の頃の姿が、そこにはしっかり残されていた。
ちなみにその写真集は私は一回紛失した。だが、後年その写真集がやや小さいサイズで復刻されたことがあった。
で、その復刻判を私は買い直した。
そこには、その子の十代の頃の写真がタイムカプセルのように残っていた。
拓郎さんがあのコンサートで最後に「人間なんて」を絶唱した時には、観客の中にいたのであろう、その子も。
その子とは、面識はあったが、その後特に特別な付き合いに発展した間柄ではなかった。
なのでそれ以来会っていない。
その子に関する情報もない。数年後に誰かと結婚して、地方で暮らしてるという情報だけは入ってきたが、それだけだ。
拓郎さんの引退番組として「ラブラブ愛してる」が放送された時、おそらくどこかでその子もその番組を見てるかもしれないなあ・・・などとふと思った。
もしもその子が今も健在ならば・・・の話だが。なにしろ、最後に話してから、もう何十年もの年月がたっている。
もう長い間忘れていた記憶。
でも拓郎さんの引退ということで、拓郎さんに関する色んな記憶を呼び戻していたら、そんな個人的な記憶も出てくることになった。
それだけ吉田拓郎さんは、私の人生にも色んな形で絡んでいたんだなあ・・・とも今更のように実感。
で、拓郎さんが引退し、あらためて今思うことがある。
その子も、拓郎さんも、これからも長く元気であってほしいな・・ということ。
あれだけ表舞台で輝いた拓郎さんは、今後一切表舞台に立たなくなって、急に一気に老けこまないでいかないか・・と心配。
数十年ぶりに思いだした「その子」に関しては、せめて今も健在であってほしいと思うばかり。
なお、トップ写真はその写真集とは関係ありません。
今、それを見ています。
どの子かな。
一人で写っている子。
二人で写っている子。
ステキな思い出があって羨ましいです。
おお、その写真集をお持ちですか!
その本の中のどこかに、その子は今も写ってる…というか、若き日の姿が残されてます。
その本、今も確実に我が家に残ってますが、今現在その本はどこにしまってあるかわからなくなってます。
最後にその本を見た時の記憶では、確かひとりで写ってたような気もします。
曖昧な記憶ですみません。
そのうちまたその本が出てきたら、改めて見てみます。