時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

メダル、メダルと・・・・(笑)。

2010年03月03日 | 日々の、あれこれ

オリンピックが終わった。

期間中、色んなメディアがオリンピックを取り上げた。


オリンピックのたびに、思うことがある。
それは、マスコミの選手の取り上げ方に関して。

やたらメダル、メダルって言いすぎじゃないだろうか。
見てて、「メダル、メダルとウルサイよなあ・・」などと思うことがしばしば。

ちょっと有望な選手がいると「メダルが期待できます!」「メダルをきっと取ってくれるでしょう」と煽る。



その一方で、無名な選手やメダル想定外の競技、マイナーな競技に関しては、あまり取り上げない。
注目してなかった競技や選手が、メダルでもとろうものなら、手のひらを返したように、あわてて持ち上げる。
この変わり身の早さ。
きっと、忍者になって「変わり身の術」でも使ったら一流の術者になるのでは(笑)。

また、気に食わない選手がいると、自国の選手でありながら、競技前にバッシングして、つぶしにかかるような報道をすることすらある。取材者の個人的感情を世論にでもしたいのだろか。
ミスリードもいいところだ。
それが、応援すべき「競技前の自国の選手」への姿勢だろうか。競技前の選手に、モチベーションを下げさせるようなことをして、どうするのだろ。
メダルをとってほしいのではないのか?
そのへん、矛盾していないだろうか。


そりゃ、確かに母国の選手がメダルをとれば、見てる側としても嬉しい。
表彰台に日の丸があがるとジーンときたりする。
でも、それは結果のひとつなのだ。


メダルメダルと持ち上げた選手がメダルを取れなくても、情容赦のないインタビュー。
一番悔しいのは選手自身だろうに、まるで傷口にカラシでもぬるような感じ。
ひどい時はバッシングにさえ結びつきかねない。
罪人にでもなったかのような扱いの時もある。
過去のオリンピックで、そういうことが・・あったのを私は覚えている。


メダル、メダル・・と煽ることで、注目を集めて、視聴率を上げたいのだろうが、それは取材する側の都合でしかないのだ。

選手も・・大変だ・・。


長引くこの不況のせいもあって、金銭的・環境的に選手を満足に育成・サポートできない状況にあったり、また、海外の一部の国のように一生分の保障を与えるわけでもないのに、オリンピックの時に「メダル、メダル!」とおねだりしてもなあ・・。

一生分にあたる報酬を選手に与えることの是非はともかく、それらがあるなしでは、選手のモチベーションも違うだろう。それもまた現状。


選手への環境的・金銭的サポートは、今の状況下ますます縮小化されたりしかねない現状。
それでも、次のオリンピックの時に「メダル、メダル」と要求するかのように煽るのだろうか。

この不景気や財政状況で、選手育成や練習環境のためにお金をかけられないのなら、あまりメダル・メダルと騒いで選手を追い込まないほうがいいと思う。

メダル・メダルと煽るなら、それ相応のサポートをしなくては。

オリンピックへの準備段階で金銭的・環境的な協力や支援はしない、でも本番でメダルの要求だけはする・・・というのは、虫がよすぎると思う。


メダルを期待するなら、育成する準備段階で金銭的・環境的に支援する。
財政状況でそれができないなら、煽って選手を追い込まない。

どっちかにしないと。


もう一度書きたい。
選手紹介で「メダルが期待できます」「メダルを取ってくれるでしょう」と煽るのは、それによって注目を集めて視聴率をとりたい、もしくは部数を伸ばしたい・・という、マスコミ側の利益と都合なのだ。

そんなに煽るなら、マスコミも選手に多額の金銭的援助や投資をしたらどうなんだろう(笑)。




やはり、選手も大変だ・・。


とりあえず、マスコミの煽りに踊らされたくは無いのです。


今はただ、選手の皆さんに「お疲れさまでした」と言いたいです。


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