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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ドドンパとJ-ポップ

2021年11月26日 | 音楽活動

歌謡曲は様々な音楽を呑みこんでいた。

そこにはさまざまなリズムがあった。

その中にはユニークなリズムもあった。例えばドドンパ。

昭和の時代に、歌謡曲で使われたリズムだ。

 

ドドンパ・・・とはいっても、絶叫コースターの名前でもなければ、古い漫画「オバケのQ太郎」に出てきたアメリカオバケ「ドロンパ」でもない。

そう、ここでいうドドンパとは、リズムの名前だ。

かなり特徴があり、どこかユーモラスでもあるリズム。

 

とはいえ、ドドンパというリズムを使用したヒット曲というのは、思ったほど多くはない。

いや、それなりに使われたリズムなのだろうが、ドドンパのリズムの大ヒット曲というと、案外少ない。

原点は「お座敷小唄」で、一番有名な大ヒット曲は「東京ドドンパ娘」という曲のようだ。

 あと、個人的に覚えてるのは、桜たまこさんが歌ってスマッシュヒットした「東京娘」ぐらいかな。

それ以外には、そこそこのヒットはあっても、大ヒットになった曲が少ないのは、リズムに特徴がありすぎるからなのか、どこかユーモラスだからなのか、あるいは二番煎じみたいに捉えられてしまったのだろうか、理由は私には分からない。

 

聴いてもらえばわかるが、ドドンパのリズムは、そのユーモラスさゆえ、バラードには合いそうもない・・というか、バラードに限らず、シリアスな内容の歌詞の曲には、ちょっと場違いな感じがする。

 

だが、見合う曲が使われると、かなり目立つリズムではあると思う。

 

このリズム、どこで生まれたのだろう・・と思って少し調べてみたところ、どうやら日本生まれのようだ。

しかも、歌謡曲の作曲者たちが創作したリズムのようだ。

決して、外国から入ってきたリズムではないようだ。

そういえば・・少なくても私は、ドドンパのリズムの洋楽曲は、聴いたことがない。

 

日本独自のリズム・・ということで、しかもかつてはそれを取り入れたヒットもあったことを思えば、埋もれているのはもったいない気はする。

とはいえ、使い所が難しいリズムでもあると思うので、例えばJ-ポップではほとんど私は耳にしたことがない。

あくまでも「歌謡曲」と呼ばれたジャンルの中でしか、耳にしたことがない。

 

せっかくの日本独自のリズムなのだから、自分も自作曲で使ってみようと思ったことがあった。

だが、あのリズムを弾いてみて、そこにメロディを乗っけようとしたら、どうしてもあのリズムのインパクトに負けてしまい、非才な私には納得いくメロディを紡ぎ出せなかった。

 

こうなると、一度あのリズムを離れて、まっさらな気持ちで何か曲を作り、そこにあのリズムをあてはめてみるしかない。

そう思い、まずは作りためてあったいくつかの自作曲にあのリズムを当てはめてもみた。

あてはめるとしたら、なにやら暗い歌詞の曲には合わない気がしたし、あのリズムをあてはめると、曲がコミカルな感じになる。

やはりあのリズムは、明るく、コミカルな曲に合うのだろう。

 

まあ、そういう考え方は、あくまでも「当たり前」の考え方でもあるので、そのイメージを覆すようなドドンパリズムの曲が現れたら、それは面白いことだとは思う。

 

歌謡曲・・ではなく、昨今流行りのJ-ポップでうまくドドンパを取り入れた曲や、あるいはドドンパリズムのバラードとかが出てきて、なおかつ大ヒットする曲・・・そんな曲が現れたら、ドドンパリズムの新たな可能性を引き出すことになり、そのリズムがあらためて定着することになるかもしれない。

 

この場合、あくまでも「大ヒット」する・・ということが大事なのだろう。

アルバムの中の1曲とか、作ってシングルカットしたがあまりヒットしなかった・・というのでは、やはり難しい。

単に「取り入れる」だけなら、やろうと思えば、それこそ遊びみたいな感覚や、企画モノみたいな形でなら、やろうと思えば誰でもできるわけだし。

 

調べてみたところ、ドドンパを取り入れた曲を発表したJ-ポップのシンガーやバンドもあったようではある。

だが、「ドドンパ娘」に匹敵するヒットにまでは至っていないみたいだ。

 

案外・・このリズムを聴きつけた海外のアーティストが、このリズムで大ヒットを飛ばしたら、面白い。

 

 

出でよ、ドドンパの新たな大ヒット曲・・・なんて思ったりする。

 

そう、カバーではなく、新曲で。

 

 

 

 

 

 


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