今のアニメでは各キャラの髪の毛の色や目の色などは、まさに自由な色彩設定がなされている。
その傾向は何も今に始まったわけではなく、けっこう以前の日本アニメからそうなってきている。
最近では分かりやすいのは、なんといっても「鬼滅の刃」のキャラ。
社会現象的な超人気を獲得した作品なので、ご存知の方は多い筈。
鬼滅では多数のキャラの髪の毛や目の色などは自由な色彩設定がなされ、見ててカラフル。
今風のアニメだなあという感じ。
その中でも特に目立つのは、やはり煉獄杏寿郎の髪の毛の色と、我妻善逸.の髪の毛の色。
いやあ、実に派手。
今の世の中で実際に髪の毛の色がああなるためには、染めないと無理であろう。
日本人がナチュラルに生まれながらにああいう色だったとは思えない。
物語中では、煉獄のあの髪の毛の色の理由について、ネット上で調べてみたら・・
「煉獄家には古くから代々伝わる「観篝(かんかがり)」というしきたりがあり、それは子供を授かった妻は、お腹に赤ちゃんがいる間は、7日おきに2時間ほど大篝火を見るという内容である。 この儀式により、煉獄家の男子の髪の色は焔色になる」
という設定があるようだ。
我妻善逸.のあの髪の毛の色に関しては、物語中でちゃんと描かれており、修行中に雷にうたれて、ああいう色になった・・・ということになっている。
なので、2人とも決して染めたわけではない。
ここでふと私は思う。
鬼滅の刃の舞台となった時代は、現代でもなければ未来でもないし、架空の時代でもない。
一応、物語の時代設定としては、日本の大正時代ということになっている。
大正時代といえば、今の日本のような美容室などなかったのでは。まあ、その辺は私は詳しくないのだが。
今なら美容室などで、好きな色に染めることも可能であろう。
実際、ビジュアル系のロックバンドのメンバーなどが分かりやすい例。
だが、大正時代には、髪の色をああいう色に染める場所などなかったのでは。
ならば・・・もしもリアルに大正時代に、煉獄や善逸がいて、ああいう髪の毛の色で町などを歩いてたら、相当目立ったことだろう。
大正時代だと、病人だとか、外国人だとか、化け物みたいに思われたのではないか。
というか、根本的に人前は歩き辛かったかもしれない。人前に出たら、道行く人に指差されたり、避けられたり、忌み嫌われた可能性も・・・あるかもしれない。
ただ、煉獄も善逸もああいう色に誰かに染めてもらったわけではなく、家庭の事情(煉獄)や、修行中のアクシデント(善逸)で、ああいう色になってしまったわけだ。
なので、もしもそれで一般人になんやかんや言われたら、今なら差別扱いされてることになる。
煉獄や善逸が校則のきびしい学校に通っていたら、絶対に「校則違反」扱いされたであろう。というか、それは今の学校でもそうではないか。
今は美容室があるので、美容師に注文すれば、誰でも煉獄や善逸のような髪の毛の色にすることはできる。少なくても近い感じにはできるであろう。
さらに今ではハロウィンみたいな仮装イベントもあるし、芸能人などはキャラ作りのためにああいう色に染めることもある。
煉獄も善逸も現代を生きるキャラだったなら、町を歩きやすかっただろうね。
ただ・・少し話は戻るが、日本の大正時代において、ああいう髪の毛の色の人が実際に町を歩いてたら・・・どうなっただろうね。
新聞などで取り上げられたかもね。
そうなると・・鬼殺隊は目立ってしかたないだろうね。
鬼に顔を覚えられやすいだろうし。
もっとも、こんなことを言いだしたら、鬼滅の刃の多くのキャラがそれにあてはまってしまいそうではあるけど(笑)。
煉獄や善逸以外でも、甘露寺蜜璃あたりは特に。甘露寺はほとんど西洋人形のようだしなあ(笑)。
というか、単に髪の毛の色や目の色にこだわっていたら、鬼滅だけでなく、多数のアニメキャラがそうではある。
だが、鬼滅はなまじ舞台が大正時代という設定なので、ついこんなしょ~もないことを考えてしまった。
おっと、誤解のないように書いておくと、「鬼滅の刃」は私は凄く面白いと思っているし、煉獄も善逸も好きなキャラではあるので、念のため。
よもや、よもや…にならないように、その辺は一応書いておくことにするのだ(笑)。
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