外回りの仕事での、飯屋・トイレの確保

若手の頃、毎日のように車で外まわりをしていた。

 

時には、一度会社を出るとずっと車で各地を移動するために、半日以上帰社できないことも、ままあった。

 

その間、外の会社を訪問してる時以外は、基本的にずっと車の中にいることになる。

 

そうなると、腹も減ってくるし、トイレにも行きたくなってきたりする。

 

それは、例えばタクシーの運転手なども同じだろう。

 

 

 

よく、タクシーの運転手は、各地においしい飲食店を知っている・・・などと言われるが、車での外まわりが多い人は、おそらく多かれ少なかれ、あちこちにお気に入りの飲食店を知っているのではないか。

 

私自身もそうだったから、そう思う。

 

行く先々で、ある時は目的地への途中であったり、ある時は目的地であったり、お気に入りの店があった。

 

なので、その日、どこに行く用事があるかで、昼飯や夕飯が変わった。

 

今日は〇〇に行くから、その途中にあるラーメン屋にしよう・・とか、今日は△△方面に行くから、現地の洋食屋で盛り合わせ定食にしよう・・といった具合だ。

 

昼飯や夕飯で店に入る時はトイレには困らない。店のトイレを使えばいいからだ。

 

 

 

困るのは、食事をとる予定のない時にも、トイレに行きたくなることがあること。

 

特に、行き先が遠い場所にあって、しかも渋滞しやすい道路を通る場合などは、トイレの確保は切実な問題になることもあった。

 

 

 

なので、飲食店だけでなく、トイレ単体で使える場所を把握しておくことも大事だったりした。

 

そんな時に役に立つのは公園だった。そう、公園のトイレを使うのだ。

 

 

 

 

 

仕事では、あちこちの方面に出向くことが多かったが、移動にあまり時間のかからない短いコースなら問題は無いが、移動に時間がかかるコースの「行き先」に行く場合の、「いざという時に使えるトイレの位置」を頭に入れておくことは、何気に大事だった。

 

もちろん、使わずに済む場合も多いが、その日の体調によっては使わざるをえない場合もあったから。

 

 

 

私の今いる会社のフロアには、色々な人が訪問してくることが多く、その中には宅配便関係の人もいる。

 

宅配便のドライバーにとっても、トイレの確保は切実な問題なはず。

 

いつしか、我が社のトイレは、宅配便のドライバーにとっての「トイレリスト」の一つになっているらしく、配達にきたついでのトイレを借りてゆくドライバーは多い。

 

その気持ち、よく分かるので、皆快諾している（笑）。

 

時には、我が社のスタッフの方から「今日はトイレ、大丈夫なんですか？」と水をむけることもあるぐらいだ。

 

余計なお世話かな・・？（笑）

 

 

 

タクシーの運転手などは、お客さんによって、行く目的地はあっても、現地にある建物に入ることは少ないであろう。

 

だとしたら、トイレの確保はある意味死活問題だろうな・・。乗せたお客さんが長距離移動だったりすると、特に。

 

お客さんを乗せている最中に、メーターが上がり続ける中で、ドライバーだけトイレに行く・・というのも気まずいだろうしね。

 

まあ、高速道路だったりすると、パーキングがあるからいいけれど。