ファミコンが登場したのは1983年。それは昭和の終盤であり、昭和58年だった。
一大ブームを巻き起こし、マリオやドラクエのようなキラーソフトの存在もあって一気に全国に広まった。
私がファミコンを入手したのは何年だったかもう覚えてはいない。
さんざんハマった。ゲーム雑誌も買うようになったぐらいだった。
その後スーファミ、PCエンジン、プレステなどにも私は次々にハマることになった。
それはどれも家庭用据え置き型ゲーム機であった。
だがゲームには、別の流れも現れた。
家庭用据え置き型ゲーム機ではなく、持ち運びができるハンディゲーム機であった。
で、その先がけになったのが、なんといってもゲームボーイであった。
もちろん、厳密にはゲームボーイ以外のハンディゲーム機もあったが、ハンディゲーム機を一気に一般的に広げたのは、やはり初代ゲームボーイだったと思う。初代ゲームボーイではRPGもできたからね。
それまで家の中で楽しむものだったゲームが、ゲームボーイのおかげで、手軽に持ち運びができ、移動中にもゲームを楽しめるようになった。
それは・・最初にウォークマンが出た頃の衝撃にも似たものがあった。
ゲームボーイが発売されたのは1989年。そう、記念すべき(?)平成元年であった。
私はすぐには飛びつかなかったと思う。しばらく様子見していたはず。
だが、発売後の人気は上々で、やがては私も「どれどれ」とばかりに少し遅れて入手した。
当初は家庭用ゲーム機で遊んでたロープレなどを、移動中にも遊べたらいいな・・ぐらいの気持ちだった。
実際、最初はゲームボーイではRPGを遊んでたと思う。
で、遊び始めると、もともとRPGが好きだった私としては、すぐにハマった。
だが・・やがて決定盤ともいうべきソフトに出会う。
それはRPGではなく、パズルゲームであった。
それこそ・・あの「テトリス」であった。
これはもう・・・ヤバかった。鬼のようにハマった。単純なパズルゲームなのに、なんでこんなにハマるのか・・・と自分でも不思議に思うぐらい、中毒性があった。
当時のゲーム雑誌での「新作レビュー」でも、このテトリスは絶賛されていた。
ともかく「恐ろしくハマる、中毒性がある」がある・・・というのが、割と共通するレビューだったと思う。
本来パズルゲームはあまりやらなかった私ではあったが、世間での「テトリス」の評判があまりに高いので、試しに買ってみたのだった。
そうしたら・・私も完全にハマってしまった。
当時はゲームボーイを持ち歩いていたので、例えば移動の時とか休憩時間とかにはついついゲームボーイを取り出してテトリス三昧。
RPGのように何時間・・いや何日も続けていけるゲームではなく、やり方を間違えるとすぐに終わってしまう。
でも、またすぐに始められる。
当初は慣れてなかったから、ほどなくしてゲームオーバーになってしまったが、やがて慣れてくると延々と続けられるようになった。
クリアまでたどり着くと、スペースシャトルやロケットが飛び立つ映像が見れた。
そこで一応の達成感は得られたのだが、その後また時間があると、始めたりした。
その場合はもちろん「最初から」リプレイすることになった。
で、暇さえあれば遊ぶことができた。
RPGみたいに、冒険の続きが気になる・・・というわけではないので、ちょっとした時間に暇つぶしにするにはもってこいだった。
当時、同時に何作ものRPGも遊んでいたのだが、空いた時間にちょこっと遊べる要素もあったので、やがてはゲームボーイ本体にテトリスを装着しっぱなしになった。
そう、こうなるとゲームボーイを持ち運んでいるというより、テトリスを持ち運んでいる・・・と書いた方が正しい。
ゲームボーイが一気に普及したのには、ポケモンの功績も大きかったとは思うが、テトリスの功績はとてつもなく大きかったのではないだろうか。
ちなみに私はゲームボーイでは「ポケモン」も遊んだし、クリアもした。
それなりに楽しかったのは確かだ。
だが、周りにポケモンを遊んでる人がいなかったので、やがてはテトリスばかりになっていった。
結局ゲームボーイでのテトリスのブームはいつごろまで続いたのだろう。
かなり長く続いたようにも思うが。
その後、ゲームボーイの後継機種にも手を出したし、ゲームボーイ以外のハンディゲーム機も買ったりした。
だが・・・初代ゲームボーイとテトリスのカップリング以上に長く遊んだソフトやハンディゲーム機はなかった。
ハンディゲーム機としては、私はゲームボーイのバージョンアップ盤では前述の通りポケモンも遊んだし、PSPでは「ぼくなつ4」も遊んだし、ドラクエのナンバリングタイトル「ドラクエ11」を遊ぶために任天堂の3DSを買ったりもした。
どれも買った当時はよく遊んだが、それでも初代ゲームボーイとテトリスの組み合わせみたいに何年も遊び続けた覚えは・・・ない。
「ドラクエ」などには、一応「物語の終わり」というものもあったしね。要するにクリアということ(もっとも、ドラクエは本ストーリークリア後にも遊べるようになっていたけど)。
今では私の初代ゲームボーイはどこかにしまったままだ。だが捨てた覚えはないので、家探しすればどこかから出てくるはず。
出てきたら、そこには相変わらずテトリスのソフトが差し込まれたままになっているはずだ。
「久々だな・・」などと思って、うっかり電源を入れてしまったら・・・またハマってしまいそうでは・・・ある。
あの延々と続くBGMを聴きながら。
それにしても・・あんなシンプルなゲームなのに、なぜあそこまで多くの人がハマったのだろう。
ある意味、シンプルで分かりやすかったからよかったのかもね。
それでいて、何気に奥は深かったし。
今は何種類ものハンディゲーム機が出ているが、ハンディゲーム機の隆盛にテトリスの果たした役割は大きかったと思う。
初代ゲームボーイとテトリスの組み合わせ。まさに黄金の組み合わせだった。
熱中した人は多いはず。抜け出すのに苦労した人も多いはず。
もしや・・今でも遊んでる人もいるのでは?
ところで、我が家にあるはずのゲームボーイは、どこにしまったかなあ。
でもあるとき、旅行に行く機会があり、移動時のひまつぶしに携帯ゲーム機わ買ったら、見事にハマってしまいました。
私もアクションゲームやシューティングは苦手でした。
やられてしまうとまた最初からやりなおしというのがイヤでした。
テトリスもやられてしまうとまた最初からやりなおしなんですが、やり続けるうちにクリアてまきるようになりました。
まあ、クリアはたまにだしたけど。
それでも、 例外的にはまりました。
まさに中毒性がありましたよね。
「上海」は、あそんだことがありまけん。
すみません。
テトリスの音楽、いいですよね。わたしも大好きです。
その点、ロープレとかシミュレーションやアドベンチャーゲームは好きだした。
でもTVに繋ぐタイプのゲーム機で、テトリスやってました。
アクションやシューティング系は苦手だったので、もっぱら遊んでたのがテトリスに代表される落ちモノ系とドラクエや初期のファイナルファンタジーでした。
特にファミコン時代のテトリスは、もうこればっかりやってた記憶があります。なんと言うか・・・中毒性があると言うか。前のスマホにもアプリ入れてました。でも、やっぱり操作性が違うので昔ほどはハマりませんでした。
あ、そうだ!ファミコン時代から今のスマホまで、ずっと続いているのが「上海」ですね。シンプルで本当に飽きません。
テトリスのBGM、コロブチカというロシア民謡なんですが、小学校の6年間、なぜか運動会のフォークダンスで踊ってました(笑)