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私は旅行が好きだし、そんな人は多いのではないかとも思ってもいる。
だが、人はそれぞれ。
なので、旅行があまり好きではないという人もいるだろう。
実際、私の周りでも、旅行に行くのがあまり好きではない人はいる。
では、旅行があまり好きではない人にとっては、どんな理由があって、あまり好きではないのだろう。
それを私なりに推測してみる。
これはある程度「旅行のデメリット」を考えてみるといいかもしれない。
1. 毎回見てる「見たいテレビ番組」が見れない可能性がある。
2. 夕飯の時間が早い。
3. 行くのが面倒くさかったり、大変だったりする。
4. 毎日の生活パターン(サイクル)が全体的に崩れる。
5. 金がかかる。
6. 宿にある備品が気に食わない。自分に合わない。
7. ハマっている家庭用据え置き機でのゲームの続きができない。
8. 自分が好きじゃない食べ物がメインになる場合がある。
9. 仕事は休みなのに、朝、ゆっくり寝てられない。
10. 体力的に疲れる。
11. 仕事が忙しくて、行く暇がない。
12. 一緒に行く人がいないか、あるいは1人旅は寂しい。
13. どこに行くか、中々決められない。
14. 携帯が圏外になったら困る。
15. 旅先で天気に恵まれなかったら台無しになる。
1の「テレビ番組」の問題に関しては、どうしても見逃したくない番組は予約録画しておけばいいし、番組によっては旅先でも見れるものもある。特にNHKの番組などは。もしくは、最近では再放送も多くなってきているし、場合によっては誰かがネットにあげてくれる場合もある。まあ、その場合、タイムラグはあるが・・。
2に「夕飯の時間」の問題に関しては、宿の夕飯は早ければ17時半頃の場合もあるし、18時くらいは普通だ。
普段の夕飯が夜20時以後の人にとっては、17時半とか18時の夕飯サイクルは確かに早いだろう。でも、宿によっては、少し夕飯時間を延ばしてくれる宿もある。宿によっては、夕飯の希望時間を聞いてくる場合もある。
まあ、伸ばせてもせいぜい20時くらいであろうが、それでも18時の夕飯よりも、普段の自身のサイクルに近いであろう。
ただ、夕飯の時間を延ばせない宿もあるので要注意ではある。
3の「行くのが面倒」というのは、確かにこればかりはどうしようもない。せいぜい近場を選ぶか、あるいは誰かの運転する車で行くとか・・ぐらいかなあ。
4の「生活サイクルが崩れる」は、旅行は非日常である以上、その非日常を楽しめないと仕方ないかもね。
でも、普段の生活サイクルから離れることで出来ることもあるわけだし。普段忙しく働いてるけど、宿ではグタッとして何もしないとか。
5の「金がかかる」問題もまた、どうしようもないね。これは。
せいぜい、懸賞や福引で当てるぐらいしか・・・。
6の「宿にある備品が気に食わない。自分に合わない」。この場合は、自分でお気に入りの備品を持っていくことで解決はするが、荷物はモノによってはかさばってしまうね。それがたとえばドライヤーなら、少しぐらい我慢できないかな??また、よほどこだわりがある化粧品なら、やはり多少かさばっても持っていくしかない。
7の「ハマっている家庭用据え置き機でのゲームの続きができない。」。これは私自身も経験がある。一度友人と旅行した時、互いにゲーム好きだったこともあり、友人はゲーム機ごと旅先に持ってきた。旅先で日常のようにゲームを楽しめたのは新鮮だったし、盛り上がりもしたっけ。でもやはり、家庭用据え置き型ゲーム機を持ってくるのはかさばりすぎるから、あまりお勧めはしない。少なくても電車や飛行機で行く場合は。
ならば、旅先では、旅で一時中断してるゲームの、帰宅後の戦略を練るとか(笑)。
まあ、最近では携帯でゲームもできるし、旅行では携帯ゲームに専念しては?
むしろ最近は家庭用据え置き型ゲーム機よりも、ハンディなゲーム機で遊ぶ人も多いし。
8の「自分が好きじゃない食べ物がメインになる場合がある。」に関しては、宿を予約する時に、自身の食べられない食べ物をあらかじめ伝えておけばいい。ちゃんと対応してくれる宿は多いはずだ。ちなみに私はいつも旅行に行く時は、自身の食べられない食べ物を宿に伝えておくことにしている。
もっとも、メイン級の料理だった場合、予約を断られることもあるので(実体験あり)、そうしたら別の宿を予約すればいい。
9の「仕事は休みなのに、朝、ゆっくり寝てられない。」。初日と最終日は、とかくそうなりがちだね。初日がそうなるのが嫌なら、近場の旅先を選べば、朝はそれなりにゆっくりできるかも。旅先での最終日、こればかりは仕方ない。
たいがい朝飯は7時頃からだし、チェックアウトは10時が多いし。
この場合、旅行から帰ってきた翌日も休暇をとっておけば、ある程度はカバーできると思う。
10の「体力的に疲れる」。確かにそれは言える。疲れない旅行なんて、ないと思う。
特に、車で出かける場合に、運転手をつとめなければいけない場合は、疲れはかなりのものになる。運転の交代要員がいればいいが、いない場合は・・。
しかも交代要員がいないうえに、道路が渋滞でもしてたら、最悪。
その場合、乗り換えが面倒でも、電車やバスで行くしかない。
でも、赤ん坊をかかえてる場合は・・・。
11の「仕事が忙しくて、行く暇がない。」。これはどうしようもないやね。
休みがとれないんじゃ、旅行になど行けない。
ただ、今は「働き方改革」も浸透してきてるし、あまりに休みがとれない仕事だと、それはそれで問題になりそうではある。
12の「一緒に行く人がいないか、あるいは1人旅は寂しい。」。寂しがり屋の人は1人旅は考えられないのかもしれない。
また、まれに温泉旅館などによっては、ひとり客は断られる場合もあるかもしれない。まあ、ビジネスホテルなら大丈夫だろうけど。その旅先がひとりでどうしても行きたい旅先なら、宿はビジネスホテルにして、夕飯は町の居酒屋ですませるのもまた楽しいものだ。その地方ならではの郷土料理などを頼んで。
その場合は、自分の食べたい料理だけ頼めるわけだし。
13の「どこに行くか、中々決められない。」。これはその気になれば、いくらでも決められると思うのだが。小説や漫画やドラマの舞台になった場所でもいいし、最近は「絶景ブーム」でテレビなどで絶景の場所がよく紹介されてるので、それを参考にしてもいい。
歴史に興味がある人なら、歴史上の人物のゆかりの場所や、歴史上の事件の場所に行けば、その人物や場所への知識がある程度あるぶん、楽しめると思う。
また、歌の舞台になった場所に行くという手もある。
「秘湯を守る会」のガイドブックから探すという手もあるが、近年はその会を脱会する宿も増えてきてる・・・という噂も聞いてるが、どうなんだろう。
14の「携帯が圏外になったら困る」。これは場所にもよる。山奥などは確かに圏外になることが多い。ただ、そんな山奥でも、人里に行けば圏内になるので、予約する時に宿に圏内か圏外かをあらかじめ聞いてから宿を決めてもいい。
15の「旅先で天気に恵まれなかったら台無しになる。」問題に関しては、これはどうしようもない。現地の天気までは、少なくても予約する時の段階では読めないものね。
これは運次第だ。
とりあえず、それを気にしていたら、どこにも行けなくなる。
強いてあげれば、その旅先の地域の場所を考え、自身が旅のプランを考える時に、その旅先の天気をある程度予測するしかない。
たとえば、雪国であれば冬は雪の可能性が高く、南方方面だと夏は台風の可能性が高い・・とかね。
もしくは、雨でも楽しめる室内施設が充実してる宿や地域を選ぶのもいい。
と、とりあえず思いついたことをあげてきた。
旅行は非日常であり、普段の生活サイクルやパターンからは外れることになるのは確かだ。
それによって不便な点や疲労はあるけど、普段とサイクルや環境を一時的に変えることでリフレッシュできることもある。
気分転換には確実になる。
なにより、旅先で見た風景や、旅先での体験というのは、後になってジワジワくることは多い。気がつくこともあるし、時には人生そのものに影響を与える場合もある。
ただ、単に宿に泊るだけの旅行になってしまうと、その宿がよほどインパクトのある宿でないと、印象度の薄い旅行になりがちだったりするので、旅先に関する多少の予備知識や思い入れを持って行くのがいいとは思う。
う〜ん、「旅の楽しさが分からない」でしょうか。
学生時代は別として、社会に出てからの旅についてはあまり楽しめた記憶がありません。
社員旅行なんてのにもずいぶん行きましたが、往復の交通機関の中、目的地に着いてからの観光、お定まりの宴会…楽しいって思った事、本当にないです。ただ会社行事ですから、基本強制参加ですし、よしんば参加しなかった場合でも旅行積立金が返金される訳ではありませんから、半ば仕事の延長みたいな感じで参加してました。
旅の目的が明確なだんぞうさんと違い、私の場合は目的そのものが見出せないんですよね。歴史的な事の舞台となった場所に身を置く、または、そこにしかない風景を自分の目で見る…そうした事への興味や関心が薄いのかも知れません。
いわゆる「旅」とはニュアンスが違うかも知れませんが、バイクでのツーリングにはよく行きました。
東京に住んでいた頃、よく行ったのは伊豆方面や相模湖方面ですが、目的地が決まってた訳ではありません。
そこにはバイクで走って「面白い」道が多くあったのです。
箱根ターンパイク、伊豆スカイライン、椿ライン、大垂水峠…。
どこも日帰りできる距離ではありましたが、その道を何度も往復したりしてると陽が暮れることも多く、その為にバイクのシートには寝袋やランタン、コッヘルなんかが入ったバッグを積んでました。火を使っても大丈夫そうな場所にバイクを停めての野宿ですね。
こんな私のツーリング野宿も「旅」だったんでしょうかね(笑)