ボディの内部が空洞になっているギターは、長く使っているとボディ内の空洞部分に埃がたまってくる。
私のギターも、その例にもれない。
私の持ってるギターの中では、特にマーチンHD-28カスタムや、ギブソンJ-200などは、買ってからもうだいぶたつうえに、ケースに入れていない。いつでも手をのばせば弾ける位置に置いておきたいからだ。
ケースに入れないで、ギタースタンドなどにたてかけておくと、いつでも弾けるというのはいいのだが、ボディ内にたまる埃が気になってくる。
そのギターを持つと、ついボディ内部を覗いてしまう。すると、ボディ下部の方や、力木、ブレーシングなどに埃がけっこうたまっているのが見える。弦を張り替えていないギターは特に。そういうのを見ると、ボディ内部にたまった埃をついつい取り除きたくなってくる。
とるとなると、弦を張り替える時などに、一反全部の弦をはずして、サウンドホールの中に手を入れられる状態にしないといけない。
だが、手を入れても、手が届かないところにたまっている埃は中々とれない。特に、エンドピン方向にあるボディの底のほうにたまっている埃。ボディの底にたまっている埃の量はかなりなものだ。
一番いいのは、指が掃除機になっていることなのだが(笑)、それは無理。
かといって、掃除機のホースをサウンドホールから突っ込むのは、ギターを傷つけてしまいそうでどうも憚られる。
どうしたらいいだろう・・・と思って、ネット検索してたら、面白い方法が書かれているのを見つけた。
その方法とは、古い新聞紙をクシャクシャに丸めて、少し水にぬらす。その際、ぬらし過ぎには要注意。
そしてそのクシャクシャに丸めた新聞紙を、サウンドホールからボディ内部に何個か入れる。
そしてボディをゆらし、ボディ内のその「丸めた新聞紙」が転がるようにする。
すると、少し湿っぽい新聞紙が、ボディ内の埃を吸収してくれる・・とあった。
丸めた新聞紙なら、柔らかいし、ボディ内部でボディに当たっても、傷つけることはないだろう。
そして、サウンドホールから出し入れもしやすい。
それは、ある程度の大きさがあるからだ。
で、ある程度ボディ内部を転がして、取り出す。
すると、少し湿った新聞紙には、ギターボディ内部の埃がある程度吸い取られている・・・ということだ。
とまあ、こんな方法が紹介されていた。
なるほど。
そう思い、実際にやってみた。最初、弦を張ったままでやってみた。弦を張ったまま、丸めた新聞紙をボディに入れる場合、サウンドホールが大きめのギターなら入れることもできるし、取りだすこともできるから。
で、少し湿らせて丸めた新聞紙の玉をボディ内に入れて、ボディを色々動かしたり傾かせたりを繰り返し、中の新聞紙玉をボディ内で転がしてみた。
で、実際にやってみた感想は・・・
うん、確かにある程度はとれる。
だが、こびりついて、それなりの量になって固まっている埃は、中々吸収されてはくれなかった。
そこで、次は、弦を張り替えることにして、弦をすべて取り外してサウンドホールを遮る弦がない状態で、再びトライ。何個もいれてみた。
もちろん、丸めた新聞紙は、弦が張られていないサウンドホールからは容易に入れられるし、取りだすことも容易。
だが、とれた埃は・・・やはり底のほうに固まってへばりついている埃は、丸めた新聞紙では吸い取りきれるものではなかった。かといって、新聞紙をあまりに濡らしすぎている状態にするのは、ギターの内部に入れることを考えると、避けたい。
結論としては、この方法である程度はとれるが、こびりついてやや厚みのある埃は中々とれない・・と思った。
ここで、この方法の限界を感じた。
一度やり出したからには、せっかくなので、ボディの底の方にたまっている大量の埃もとりたい。
そこで・・・試してみたのが、ハンディモップである。というより、ハンディモップの先端の毛の部分だけ、取り外しができるやつである。
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ハンディモップの先端の部分だけなら、毛だけなので、柔らかいから、ボディ内部に入れて転がしてもボディ内を傷つける心配はない。ちなみに、濡らさないでやる。
で、これをやってみたところ・・・
簡単にバッチリとれた!あれよあれよ・・という感じで面白いようにとれた。
底のほうにこびりついて固まっている感のあった埃の山もバッチリとれた。
うん、これはいい。
今度からこの方法にしよう。
これなら、ボディ内の目立つ埃はほとんど簡単にとれることが判明。
おかげで、サウンドホールから見え隠れしていたボディ内の埃はとれ、きれいさっぱりになった。
この方法、お勧め。
おそらく、私にとっては、ギターボディ内の埃をとる方法としては、一番効率的で、良い方法だと思う。
ギターを弾く皆さんは、ボディ内部の埃、どうしているだろうか。
ほっておくと、けっこうたまっているはず・・・。
家の中で普段何気に使っているものが、ある時、意外な「別の使い道」があることに気付いたりすることって、ないだろうか?そんな時、少し得したような気になったりしないだろうか?
あ、でも、この方法は、Fホールのセミアコやアーチトップギターには難しいね。
↓
あと、オベーションのエポーレットタイプのサウンドホールのギターにも。
↓
両者とも穴が小さ過ぎて、いくらハンディモップの先端でも、出し入れが難しいのでは・・・。
すると・・・Fホールのギターや、エポーレットタイプのサウンドホールのギターのボディ内部の埃は、どうすればいいかなあ。
まあ、オベーションは、ボディ裏側のフタを開ければ、できるだろう。
だが、Fホールのアーチトップ系ギターは・・・・。
Fホールのアーチトップギターを愛用してる人は、ボディ内の埃というものを、一体どうしているのだろう・・。
よくギター雑誌などで紹介されてきている、高価なギターのコレクターの中では、超高価なアーチトップギターを集めてる方もいるが、そういう人はどうしてるんだろう。
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