時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

序盤の、大河「真田丸」を観ていて

2016年02月11日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

久々にNHK大河ドラマが面白い。

毎回「真田丸」が楽しみでしょうがない。

 

元々真田幸村が私は好きだから・・というのもあるが、ドラマ内のセリフまわしや仕草など、細かい点が面白い。

 

国衆の会議(?)で、真田信幸が何かしゃべると、決まって西村雅彦さん演じる室賀正武が怒鳴るセリフ「黙れ!小童(こわっぱ)!」が個人的にツボにハマっている。

このセリフを2度目に聞いた時、「お、この展開!あのセリフ、出るかな出るかな・・?」と思って見てたら、期待通り。

「黙れ!小童!」の一喝。

その瞬間、私は思わず「出た~!」と思ってしまった(笑)。

これを言う時の西村さんのクシャクシャな顔つきがおかしくて。

もうこの展開、室賀が消えるまで毎週1回は続けてほしいぐらいだ(笑)。

流行語になってほしいぐらいかも。

この言葉を、今風にくだけた口調で言うと、「うるせえ!このガキ!」って感じかな。いやあ、いいわ~。

 

あと、徳川家康と本多忠勝が、互いの顔についたご飯粒を指で取って食べ合うシーンなども、その細かい演出が妙にオカシイ。思わず噴き出してしまった。

これって家康を演じる内野さんと、忠勝を演じる藤岡さんのお二人のアドリブだったのかな?などとも思ったが、なんてったって三谷脚本の作品であることを考えると、しっかりシナリオにあるのかな?

そのへんはよくわからないけど、一見アドリブにも見える細かい芝居が楽しい。

 

 

草刈さんの昌幸の演じ方も実に良い。あのグチるような、ボソボソっとしたしゃべり方、キャラクターが実によくたっている。

あらためて草刈正雄さんが良い役者であることを再認識。

 

ドラマはまだ序盤なので、幸村も信幸もまだ若い設定。

やがてドラマが進んでいけば、幸村も信幸も頭角を現してくるのだろう。

幸村の切れ者の片りんや、信幸の堅実ぶりはすでに出てきているし。

その辺も楽しみ。

 

信長といい、明智といい、他の歴史ドラマでは主役級のキャラを、贅沢な配役で1~2回程度の出番で出す、序盤ならではの贅沢さを今は楽しんでいる。

 

また、キャラ的に「その場に居づらいであろう」役である小山田茂誠を演じる高木渉さんをキャスティングしてくれたのも、個人的に嬉しかった。茂誠はなんといっても裏切り者小山田信茂の配下だった人物。このドラマのテーマの一つが「生き残る」ということなら、高木さん演じる小山田も、これまで生き残っていることになる。

高木さんは元々声優だが、役者として演劇舞台もやっている人。なので、安心して見ていられるし、この「真田丸」が今後のきっかけになると思うし、そうなってほしい。

大河出演ということで、相当な大チャンス。たぶん力が入っていることだろう。あまり気負わずに、頑張ってほしい。

 

あと、真田家といえば忍者も欠かせない。謀略や、情報戦という意味でしっかり忍者も出しているのも個人的には嬉しい。

 

佐助は明らかに猿飛佐助を意識した存在であろう。

この佐助が現れたり去っていったりする時に必ず入る「風の音」。これも見ていてニヤリとしてしまう。

以前「信長のシェフ」で、及川光博さん演じる織田信長がマントを翻す時に必ず入っていた「バサッ」という風の音を彷彿させる「遊び心」ぶりではある。

 

全体的な流れもさることながら、些細な所に見られるこだわりや遊び心、そして大河ならではの贅沢キャスティング、どれも楽しい。

 

てなわけで、これからも「真田丸」を楽しみにしています。

毎週、次回が待ち遠しい。

 

 

なお・・しつこいかもしれないけど・・・霧隠才蔵に相当する人物も・・出してもらえませんか~?三谷さん。

役名は「才蔵」でもいいですから。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 教育ボイン   ~死語の世界~ | トップ | お札にしたい有名人 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)」カテゴリの最新記事