時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

8時だヨ!全員集合  ・・は、やはり面白かった。

2009年09月25日 | 懐かしい系、あれこれ

先日、墓参りから帰宅してテレビをつけたら「8時だヨ!全員集合」の特番をやっていた。

懐かしいなあ・・・などと思って見始めたら、見入ってしまい、最後まで見てしまった。
引き込まれた。
ドリフの全盛時代は、やはりすごい。パワーとオーラにあふれている。


いやあ、面白かった。
今見ても十分面白い。
その面白さは色あせていない。



今、こういうバラエティ番組って、なかなかないものね。

アドリブトークではなく、大がかりな舞台セットを用意して、練り上げられ、計算されたギャグで毎回見せる番組。
ともかくグレードが高い。

大掛かりな舞台セットを活かしたギャグは、贅沢なギャグでもあった。
1回の放送分に、相当費用がかかっていたのではないだろうか。
圧倒的な人気があったから、高額な制作費も出してもらえていたのかもしれない。

よくもまあ、こういう内容を毎週放送できていたものだ。
笑いながらも、感心してしまった。

また、当時この番組に出たゲストも実に生き生きとしていた。
ゲストは、本当に楽しそうだった。
この番組に出たくてしかたなかった芸能人は、当時多かったはずだ。
だからこそ、この番組に出れたゲストは、普段はやらないようなことまで、この番組でできてしまったのだろう。
この番組に出て、大衆に親近感をよりアップさせて、更なる魅力や人気を獲得していった芸能人は多かったと思う。


「8時だヨ!全員集合」は当時「国民的人気番組」だった。
クラスで、この番組を見たことがない子はいなかった・・と思う。

長い間、人気番組であり続けたのだが、晩年は「俺たち ひょうきん族」という裏番組に負けてしまうようになった。
「ひょうきん族」は、当時のお笑い界のニューウェイブだったと思う。

お笑い番組が、裏番組としてよりによって「全員集合」に挑戦するなんて・・という声もあったかとは思うが、「タケちゃんマン」「ブラックデビル」「あみだばば」などの人気キャラも誕生し、後にお笑い界の大御所になる芸人がたくさん出演して、勢いはうなぎのぼりだったし、パワーが炸裂していった。
打倒「全員集合」に燃えていたのかもしれない。

やがて、ニューウェイブ的だった「ひょうきん族」の勢いが増してゆくにつれ、「全員集合」は古いとみなされるようになった。


で・・・そのニューウェイブにバトンタッチするかのように、「全員集合」は終焉をむかえたのだった。
「ひょうきん族」では、例えば、ビートたけしさんやさんまさんが出ていた。
今の「お笑いブーム」に繋がるお笑い芸人が多数でていた番組だった。


で、お笑い界が、新しい時代に向かっていったのだった。

当時「無敵」を誇った怪物番組だった「全員集合」が「ひょうきん族」に抜かれた時、かなり話題になったのを覚えている。
それほど、「全員集合」は難攻不落の番組であり続けていたのだ。
だからこそ、「ひょうきん族」に抜かれた時、衝撃だったのだ。



でも、今こうして見返してみると、「全員集合」の面白さやパワーは、時代を超越している感じだ。
一過性のギャグではなかったからこそ、今見ても古さは感じないし、面白い。
まさにプロのギャグであり、サービス精神満点でもある。

長年にわたって「怪物番組」「国民的番組」として君臨できたのはダテではないのだ。
大掛かりな舞台セットを駆使してのスケール感のあるコント、ゲストをまじえてのコーナー、そしてオープニングの「オイッス」、そしてエンディングの「歯、磨けよ」などなど、オーラが出まくっている。
これにくわえ、流行語も多数生まれたし、中には社会問題化するほど話題をさらったギャグもある。

流行語では「ちょっとだけよ」「カトちゃん、ピ」他多数。
社会問題化したギャグでは「カラスの勝手でしょ」など。
ほんと、てんこ盛りだった。


それと・・個人的には、番組がもう3分の2くらい終わっているにもかかわらず、「さて、後半です」といかりやさんが言ってくれてたことが好きだった。
時間が3分の2くらい終わって、番組はもうすぐ終わりなのに、「さて、後半です」と言ってくれることで、まだまだ楽しめるような・・・たっぷりあるような、気にさせてもらえた。嬉しかった。

子供心に「今回の放送は、もうすぐ終わり」と時間的に分かってはいても、「さて、後半です」と言ってくれることで、番組がまだ半分残ってるような気にさせてもらえた。

このことを指摘する人はあまりいなかったと思うが、個人的に、いかりやさんのこの「さて、後半です」という言葉で何度寂しさを紛らわすことができたか。
このへんも、サービス精神の表れではなかっただろうか。


ともかく、改めて「全員集合」を見てみると、本当に面白い。

やはり「全員集合」は、すごい番組だったんだな・・ということを、この日の特番で再認識させられた。




ところで、この日の「全員集合」特番。
過去のVTRを編集して放送しただけなので、製作費は安くすんだのだろうなあ(笑)。
でも、へたな「今のバラエティ」よりも面白かったので、これも「あり」かもね。
当時の出演者のインタビューをもう少し出してほしかった気もするけど、そうするとドリフのコントを流す時間が減ってしまうか・・う~む。


個人的には「NASA音頭」がまた見たかったし、聴きたかったなあ。

♪NASAはよいとこ  一度はおいで
 なさけぶかいよ NASAの基地~
 あ ナサ ナサ  ナサナサ ナッサナサ~

こちら ↓

http://www.youtube.com/watch?v=w68_4NpVtWc


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