３月末で閉店する高松天満屋（香川県高松市常磐町１丁目）の後継問題で、天満屋が入居するコトデン瓦町ビルを所有する高松琴平電気鉄道（高松市）は３日、後継店選定に向け、総合商社「双日」グループの商業施設運営会社とビル運営に関する契約を締結した。物販をメーンに、専門店を集めた複合ビルにリニューアルすることを目指し、今後は同社が後継テナント選びを主導する。
契約を結んだのは、全国でショッピングセンター運営などを手掛ける双日商業開発（東京）。
同社は、首都圏や佐賀県で映画館などを備えた大型ショッピングセンター「モラージュ」を運営。秋田、山形両県では商業施設とオフィスなどを組み合わせた駅ビルの企画運営も行う。琴電は、同社が持つ商業施設運営のノウハウやネットワークを活用できると判断した。
琴電は、天満屋閉店後は、百貨店のような大型店を誘致するのではなく、物販を中心に学びや健康・医療などのテーマを決めて専門店を集め、フロアごとに特色を持たせた複合ビルへの転換を目指す。
物販ゾーンには、今後、目玉となるキーテナントを誘致。幅広い業種から新たな入居店舗を探すほか、現在、天満屋に入っている店舗との間でも営業継続について交渉し、店舗構成を再構築する。
天満屋閉店後、琴電と直接契約する１０階のレストランなどは営業を継続。新たに入居する店舗と、移転して営業を続ける既存店舗は準備が整い次第、順次オープン。来春までには入居店舗を固め、グランドオープンとする。ビルの名称も新たに付ける。
ビルは、地上１０階地下１階で、高松天満屋が地下１～８階に入居。このほか、１０階には飲食店、９階には高松市の市民サービスセンターなどが入っている。
琴電は「地方で商業施設開発の実績がある双日グループと組み、普段遣いできる駅ビルとして生まれ変わらせたい」としている。【四国新聞より】
以前から噂のあった“双日”が運営会社として複合ビルにリニューアルするようです。
“双日”って!?と思う人も多いと思います。
“双日”は2004年、ニチメンが日商岩井と合併した総合商社です(大手ですよ)。
リニューアルが楽しみです。
モラージュ菖蒲
