スクールでやるシューティングゲームが、ここ最近すごく面白くなっている。
3分という時間で打ち合い、コーンを奪い合うこのゲームが面白くなる理由は1つしかない。
互いにシュートがよく入ることだ。
シュートが入るから逆転があり、そしてまた更なる逆転がある。
上手くなることが楽しいに繋がって、盛り上がりに繋がる、これもまた1つの答え。
ミニバスでは行き着けないであろう世界だ。
「チームという世界で生きる自分」を学ぶことがミニバス、「自分にしかない世界と向き合う」のがスクール。
これが俺の掲げてきた理念。
そしてそれも、あと4回。
あと僅かなこの時間も、当たり前のように過ぎ、また忙しない日々を生きるのだ。
あらためて、この場所でバスケットをしたこの時間が、子供達にとって成長するキッカケになっていればと思う。
事実として、ここに来てくれた多くの子供達は、視座が高くなったと思う。
見る先がより大きくなったことは間違いないし、よりレベルの高い自分を目指す子は多くなった。
それが、この場所でやるという選択になった子もいるし、別の更にレベルの高い仲間のいる環境へと進む子もいれば、辞めるという選択をとった子もいた。
1つ共通しているのは、どんな子であれ、俺と関わった子供達は皆、「今の自分をよりよくする」という共通認識がある。
ここで続けた子は、ここで続けなかった自分よりも今をよりよくしようと。
別の環境へ進んだ子は、その環境へ進んだ先の自分をよりよくするために。
そして、辞めた子もまた、続けたであろう自分よりも今をよりよくするために。
この考え方だけが、いつでも自分自身の未来を切り開いていくと信じてやまない。
多くの負けを経験して、新型コロナウイルスを経験した俺だから言えること。
コロナがなければ得られたであろう経験を数えるか、コロナがあったから得られた成長と向き合うかの違いなんだ。
今の俺は間違いなく、過去の負けた自分と、コロナを経験した自分によって作られていて、それらが原動力だった。
勝ったであろう世界よりも今を生きる。
コロナがなかった世界よりも今をよりよくする。
これから先も、世界がどうなるかをコントロールすることはできない。
だからこそ、いつでもマイナスをプラスに捉える生き方をしたい。
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