ミニバス記録

バスケノート

この一瞬を

2025-02-16 01:18:00 | 日記
彼女らには、変化はあるのだと思う。
1試合目は、相手がフルコートプレスを仕掛けてきて、なすすべがなかった。
こればかりは仕方がない。
運ができる選手が今日という日、2人しかおらず、1.2ピリで1人ずつ出してしまえば、結果はやはりこうなる。

1人でプレスを突破することにも限界がある。
それでも、個の力で突破していくことの重要性もまた学べただろう。

2試合目は拮抗した末に勝利。
この勝利もまた、彼らにとってはただの1勝ではないと思う。
5年生がいない世界で、それでも勝つことができたのは、成長なのだ。
相手だって、しっかり練習しているチームなのだから。

そして今日は、選手の色々な面を見ることができた。
ここからは俺の主観。

7番は、5年生がいない世界にまだ適応しきれてないのかな。
上の空というか、身が入りきっていないというか…
もっと自分を出して、アグレッシブに戦っていいと思う。
彼女もまた、寂しがり屋なのだと思う。

4番は、一皮むけた。
「自分がやる」を前面に出していて、それでいて大活躍をした。
スリーを何本も決めて、ドライブシュートを以前より工夫して決め切れるようになったのは、正に5年生がいない世界だから出会えた自分なのだと思う。

5番は、「自分がやる」が空回りしてしまった。
トラベリングもたくさんとられたし、「止まる」という技術に難がある。
それもまた、自分がやるという世界で得られたものだ。

6.8番は、帰属意識が本当に高まったかな。
自分もチームの一員であり、リバウンドルーズを頑張らないと勝てない。
だから、そのチームで勝つためにやるんだ。
という意志の強さは感じ取れた。
彼女らもまた、5年生がいないことで主体性を手に入れた。

そして4年生たちも、よく戦っていると思う。
バスケへのパッションはまだ感じられないものの、「このチームで勝ちたい」という意志の強さがそこにあった。

別れの先に、このチームが得た結果がこれだ。
辛いこと、寂しいこと、それらが彼女自身が何者であるかを教えてくれる。
まだ一歩踏み出せないのだとしても、それを知れたことこそが財産。

何度でも言おう、マイナスをプラスに変えていくことこそが人生。
世界は自分中心で回らない、他人は自分の思うように生きていないのだから、いつだって、自分自身が変わることが大切なのだ。

自分にとって不都合な結末だとしても、悔いの残る選択だとしても、時間は流れ続ける。
だからこそ、マイナスという過去がプラスに変わるまで、未来に生きるのだ。

未来において、「あの時のマイナスが自分を強くした」彼女らが心よりそう思えるように、俺は今の彼女らと向き合う。
最後の最後まで。

そして、来週がいよいよラスト。
今この時こそ、全勝が必要である。
誰かがいない世界だとしても、俺たちは強くなれたと言い切るために、ここまで歩みを止めなかったのだから。


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