2日目の練習が終わり、明日は最終日。
私にとってこの合宿は忘れられない記憶になるだろう。
成長を見ることができて、彼らと呆れるほど笑い合い、面談を通じて真面目に語り合い…
今日もまた、30分間のシューティングを2セット、合計60分間スリーをペアになって打ち続けた。
50本を越えた選手は3人、結果としては申し分ない。
2年前の合宿では誰1人として届かなかったスリーポイントが、今こうしてシューティングの練習が成立するほど彼らは成長したのである。
個人の成長であり、チームの発展、彼らはこの合宿で自身の成長を確かめられたのだ。
試合に勝つこと、相手より上手くなることで得られる自信ではなかった…
届かなかったスリーが入るようになった、ただそれだけ。
ユースやスクールでバスケをする選手が偉いのか、実力差で優劣がつくのか…
大事なのは他者との差よりも自分との戦い
自分の力でこの成長を掴み取った彼らには尊敬しかない。
2年前誰1人届かなかったスリーの動画を最近入った4年生に見せたのだが、彼らが届かないことに驚いていたことがその答えなのだ。
「特別な人などいない」
「自分も練習すれば届くかも」
こんなメンタリティを少しでも彼らが感じたなら、この上なく素晴らしい。
私が求めていたのはこの姿だった。
人のために、他者に尊敬されるために生きるか、
自分の生き方が他者に良い影響を及ぼすことの差である。
女子の5.6年は後者に近づいている。
その勇気を低学年が受け継ぐ日がくることも待ち望む。
まだ最終日ではないが、こうして海で波の音を聴きながら彼らのことについて書いているとどこか寂しく、悲しい気持ちになったりもする。
彼らにはまだまだバスケを教えていたい、成長する姿が楽しくてしょうがない、その気持ちだけでこんなにも多くの感情が入り乱れるとは、3年前は到底思わなかった。
その気持ちはしまっておき、明日も最後まで駆け抜ける。
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