最終日はほとんどがゲーム
練習したことをどれだけ出せるか、選手に対して口ではそんなことを言うが、それは挑む者としてのメンタリティ。
1番の狙いは、練習して必ずしも結果が出るとは限らないと知ることである。
この3日で私が教える女子部員が打ったスリーポイントは合計で1000本近く。
1日目と3日目で確率が上がったが、ゲームでそれを発揮することができなかったのは必然だ。
これだけの量を集中した状態で打つ経験は今回が初めてであり、
「これだけ練習しても試合ではまだ入らない…」
練習が結果に結びつくにはこの合宿での取り組みを習慣化させていく必要があると、知ることができただろう。
だから今日から3月になるまで彼らのスリーポイントの確率があがったとなら、それは全て彼らが得た力となる。
彼らなら主体的に取り組むと、私は信じている。
チームではなく個人に目を向け続けることができたのは、それぞれに意志があり、自分の力で成長できる土台があると判断できたからだった。
だから、自分の力が試される練習メニューの組み方をした。
それはこの合宿で試される力ではなく、彼らがこれからバスケをする未来へ向けて。
来年度から私がいなくなることも要因としては大きい。
これからのことも常に考え続け、指導者を失う彼らが迷うことなく、バスケに熱中できるように。
シュートの確率が低い、その事実を彼らはどれだけ覆せるか、そんな自分の手で作り上げていく物語を残された時間、全力で支える。
最後の合宿、今こうして反省をしている私に寂しさがあることに間違いないが、
これからもっと彼らを上手くしていく。
限られた時間で最大限の取り組みを
この3日間は指導することだけでなく、彼らとたくさん会話し、遊び、そして笑った。
彼らにうざがられるほど絡んだだろうが、それもまた楽しく、私にとって忘れられない思い出。
熱く、楽しく、そんな時間を過ごさせてくれた部員、保護者の方には感謝しかない。
この感謝を指導力に還元することは私の使命である。
これからはもっと全てを出し切る、全てをつくす。
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