21日、2か月に1度の、定期的な検診に出かけました。
夫が亡くなったことで、お電話いただいたお友達が、久しぶりなので、会いたいといわれました。私の病院に行く日に時間があれば、会いに行きます、といわれたので、2時に血液検査を受けて、3時から診察と伝えると、じゃあ2時から3時の間に行きましょうといわれました。
それが、去年の11月の電話でのことでした。診察の日までにメールが来れば、来られるだろうと思っていたのですが、連絡がないので、来られないだろうと思っていました。
血液検査の後、妹とおしゃべりしていたら、ニコニコと笑顔が見え、ああジュンコさん、本当に久しぶりにお会いしたお友達でした。
彼女とは、母が囲碁の教室に行っていた時に知り合った方で、私より5歳年上の、私のお友達になりました。病気になる前は、時々お会いしていたのですが、病気になって、病院へお見舞いに来られた時にお会いしたのが最後に、7年の年月が経っていました。
7年間、時々メールやお葉書で、連絡は取りあっていましたが、実際に会うのは、7年ぶりのことでした。
78才になられた彼女は、英語でおしゃべりもできる方で、好奇心の強いチャーミングな方です。いろいろなおしゃべりに、いつも楽しい思いをしてきたのですが、私が病気になってからは、会うこともできなくて、いつも会いたいねといってきたのです。
7年会わなければ、とまどうかもしれないと思っていたのですが、ああ彼女だ、と思い、そして、昨日会った友達のように、おしゃべりが弾みました。
1時間足らずの時間でしたが、それは、本当に楽しく嬉しい時間でした。人は、何年会わなくても、一人の人として知っている人とは、その存在そのものに出会えるのだと思います。
私は、この頃、出かけることといえば、2か月に一度の自分の病院、1か月に一度の母の病院、それから、3か月に一度の美容院、お買い物に月一度くらいのことです。
会うのは、母とチャーリー、妹夫婦、年に一度か二度の甥や姪の家族、何年かに一度の沖縄のお友達、美容院の仲良しの美容師さん、チャーリーが美容に行くペットショップの方、そんな限られた人としか出会いません。
そして、それ以外は、事務的な出会いなので、お友達とおしゃべするということが、とても幸せなことだと強く感じました。
人が、人に、出会うことができれば、それは、豊かで満ち足りた時間になるのだと思います。そんな時間が、時にはありますように、と思ったお友達との時間でした。