1月16日に家庭裁判所に行きました。夫の遺言書の開封のためです。
申し込んだのは、10月か11月か覚えていませんが、やっと開封できたのです。
私たちには子供がいませんから、権利を持っている人が、妻、夫の親、兄弟姉妹、ということになります。
そのため、夫の親や兄弟姉妹の戸籍謄本がいるといわれ、本当にびっくりしました。
親は亡くなっていますが、それでも、生まれてから死ぬまでの、戸籍謄本が必要ということでした。親の本籍地も知らない私は、どうすればいいかと戸惑うばかりでした。
夫の兄弟姉妹も付き合いがなくて、今の本籍など全然知りませんでしたから、いったいどうすればいいのかと思い、裁判所の書記官に聞くと、市役所に行って相談すれば、教えてくれますといわれ、誰も戸籍謄本を持ってくるから大丈夫といわれました。
確かに、市役所で教えてもらいましたが、それでも、いろいろな手続きに2か月以上の時間がかかりました。そして、それは、遺言書の開封ということだけで、執行するわけではありません。
私は、夫の成年後見人でしたから、その時も、書記官によって、いろいろなことを言われ、夫のお金を私が使い込むなどということがあるわけないのに、と思い、私たちのお金なんだから、文句言われるのがおかしいと思っていました。
法律は、人が公平に生きるために必要なことだとは思いますが、細かい手続きには、不必要なこともあるのではないかと思います。大変な労力を払って、遺言書を開封して、思ったことです。
夫の遺言書の開封で、夫が亡くなったためにすることは、ほとんど終わりましたが、あともう少しだけ残っています。
この頃は、何も大儀で、何もしたくないというのが私の心のありようですから、しなければならないことをするのにも時間がかかり、出かけると、その次の日は、寝て過ごし、本当にやる気がない状態です。
夫のための仕事ばかりではなく、もう少しすると、つる薔薇の誘因をしなくてはなりません、どうすればいいかなあと思っています。
生きていくというのは、日々の仕事をしなくてはならず、とても煩わしいことが多いですが、何もしないというのは、毎日やり残したことに心をひかれ、自分の生き方の形が壊れていくようで、落ち着かなくなります。
今も心は伸びきっていますが、生きているうちに、心は動き、少しずつ膨らんでいくことを望んでいます。