これは、1才の時写真屋さんで写してもらった写真を見て描きました。母が編んでくれたニットのワンピースを着ています。
母は「このころはかわいかったよー」といいます。おんぶしていると、後ろから来た人に、よく「可愛い赤ちゃん」といわれたそうです。
髪の毛はなかなか伸びなかったそうです。高校生くらいになると、髪が邪魔という風に思っていたのですから、不思議なものです。
母の母がその頃は一緒に住んでいたので、私の世話は、祖母がずっとしてくれたようです。私も祖母が大好きでした。
いろいろな人にかわいがられて、人生で一番幸せだったころかもしれません。
何も覚えてはいないのですが、きっと一番幸せな時間を過ごしたのでしょう。それから、記憶が残っている頃になると、いろいろな悩みや辛さがありましたから。
母がこの絵を見ると、とても喜んでくれました。似ているそうです。
誰もにかわいがられた日々があることを、あまり周りに人がいなくなった今の私は、良かったねと思います。