Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

Home Economics

2006-11-13 17:32:44 | Weblog
 約1ヶ月ぶりの更新です。別にさぼっていたわけでも、忙しすぎたわけでもなく、物理的に電話線が壊れていただけです。そして、今もなお、直っていません。ご心配をかけておりますが、私はいたって元気です。でも、もう我慢の限界です。今回は電話線を借りての更新です。この間にいろいろなことがありました。水が2週間以上止まったり、携帯が壊れたり、何から載せてよいやら、整理がつきませんが…。
 第1弾は、この写真です。調理実習でピザを作っているところです。オーブンも新しいのでおいしく焼けます。この学校の設備は途上国とは思えないものがけっこうあります。授業が終わって、理科室で過去問をあさっていると、1本の電話がかかってきました。同僚からでした。「家庭科室で調理実習をしてるから、写真を撮りに来てくれる?」カメラマン役の先生が、ちょうど出張だったので、私が急きょ入ることになりました。家庭科室に行ってみると、生徒たちが忙しそうに最終工程に取りかかっていました。私は言われたとおりに、できあがった作品(料理)を次から次へと写真におさめていきました。
 生徒のようすを傍らで見ていると、かなり訓練さているのがわかりました。作業を終えると、何も言われなくてもテーブルと床を掃除しはじめました。食器や道具もきちんと片付けたり、洗ったりと…。「すごい、しつけが徹底している」私も、こういうのを見習いたいなあと思いました。こいつら、ちゃんとできるんだ…。
 さて、今回の料理は、班でテーマが決まっていて、お総菜の班もいれば、お菓子の班もいて、バラバラでした。撮影が終わると、早速、試食がはじまりました。ちょうど昼過ぎだったので、どこからともなく先生が集まってきて、みんなで大試食会。というより、ちょっとした昼食会になっていました。けっこうお腹がいっぱいになりました。家庭科担当の先生の指導がいいのか、どの料理もかなりおいしくできあがっていました。私がその先生(写真右側の女性)に「先生がいいから生徒もできがいいね」と言うと、とてもうれしそうに笑っていました。
 話を聞いてみると、こういう調理実習の食材はすべて学校が負担しているとのこと。生徒からの集金はないそうです。それはそれで、すごく恵まれていることなんですが、それにしてもかなりの金額になりそうです。かたや、紙がなくて印刷に苦労していたり、教科書の数が足りなくて、生徒が持っていなかったりしているのに、なんか配分がおかしいような気もします。