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Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

先生の関心事

2006-11-29 15:06:35 | Weblog
 成績交換が終わった先生はとても暇そうにしています。どうしてかというと、今回Grade12と10の担任の先生は成績一覧表や通知票をつくる必要がないからです。この2つの学年は、それぞれJuniorとSeniorの卒業学年なので、試験が国内統一(International Examinations)だったので、成績が郵送されてくるからです。で、なにして過ごしているかというと、職員室で、携帯のカメラで遊んだり、携帯で音楽を聴いていたり(FMラジオかMP3です)、着信音を変えてみたり、待ち受け画面を自慢したり、やっていることが高校生か、携帯がまだ珍しいころの日本なんだよね。見ていて、かわいいです。
 ときどき、ナミビアン(現地の新聞)に入ってくる「Hi-Fi」の折り込みチラシを見ては、盛り上がっています。「Hi-Fi」は首都にしかない家電店です。Maerua Mall内にあります。今回のチラシにはN$5000(約8万円)をきるノートPCが載っていたり、42インチの薄型テレビがDVDプレーヤーとセットでN$12000(約20万円)だったり、デジカメやi-Pod、さらに最新の携帯など、目を引く商品が魅力的な価格で紹介されています。北部でこれだけの人の関心を集めているんだから、OshakatiあたりにHi-Fiの支店を作ればいいのにと思ってしまいますが…。休みの前には「今度首都に行くんだ」と嬉しそうに話しているのをよく聞きます。
 新聞の広告欄には所狭しと中古車の情報が載っています。日本では見ないですね。広告欄は4~5ページあるのですが、全部「車」でいっぱいです。そこだけ雑誌の「カーセンサー」みたいです。それだけ、国民の車への関心が高いということがわかります。
 先生という職業は、比較的給料がいいので、これらの情報にかなり関心が集まっているのを感じます。車の話題で盛り上がったり、デジカメや新機種の携帯で話に花が咲いたり、大型のテレビや衛星放送の導入を自慢し合ったり、最新情報の話が尽きません。
 ときどき、私に、「このPCは買いかな?」と相談してきます。みなさん、パソコンのことはあまり詳しくないので、私に相談するのがいちばんだと考えているようです。価格と性能のバランスを相談してくるのです。私も、何がしたいのかで、どのくらいの性能が必要なのか違ってくることを伝えています。でも、私から見れば、パソコンを持つのはまだ少し早い気がしています。利用価値が見えていないからです。車はすぐに、何に必要か、なぜ必要か、利用者が明白にわかっています。しかし、パソコンは何ができるのか、なぜ必要なのか、知らない部分が多すぎます。パソコンの可能性を見せたり、伝えたりすることも、私にできる範囲かなと思ったりしています。

パソコン隊員?

2006-11-29 15:02:12 | Weblog
 学校から生徒がいなくなり、成績処理がスタートしました。まだ成績を出している段階だけど、早い先生は成績交換が終わり、担任に成績が集まりはじめています。今回はパソコンを使用できるということで、みなさん何だかうれしそうです。もちろんノートパソコン(ラップトップと言います)なんて、誰一人持っていません。学校のパソコンを使っての作業になります。受付、教頭、寮務の先生のオフィス(個室)にパソコンがあるので、その3台を使って、成績の打ち込み作業の準備を整えました。Accounting(ビジネス会計)の先生が私の協力者です。彼は普段の授業でExcelを扱っているので、私の作ったプログラムに人一倍の興味を持っています。このチャンスに勉強したいらしく、いろいろ私に聞いてきます。私も、彼に伝えることが、今後の活動(私がいなくなってから)にも役立つと思い、できるだけ詳しく伝えようとしています。教えていく中で、いろいろ不具合も見つかり、微修正をくり返し、私のプログラムもVersion3.4までGrade upしてきました。
 パソコンにいろいろ詳しいということが、徐々にバレてきたので、校長先生から、来年度の時間割の作成を頼まれました。日本でも何度か担当したことがありますが、これはやっかいなものを請け負ってしまったと思いました。でも、この機会に、この国の教育課程にも詳しくなるし、先生の教科と名前がくっつくようになると思えば、利点もあります。しかし、時間割ソフトがないので、ちょっと苦労しそうです。イギリス製の時間割ソフトのサンプル版があるのですが、機能制限があって使えません。買えばN$7680(約12万円)もするそうです。いくらなんでも高過ぎだよね~。
 この作業を、今年中にもう一人の隊員と協力して行おうと思っています。こちらの時間割は少し変わっていて、月~金の5サイクルではなく、以前にも紹介したようにDAY1~DAY7までの7サイクルです。毎日8時間のコマがあるので、全56コマに、総員39人の教員を当てはめていくことになります。かなりたいへんな作業になりそうです…。
 写真は全然関係ないけど、もう一人の隊員が、先日の夕食に作ってくれたハンバーグプレートです。ボリュームがあって、ものすごくおいしかったです。ハンバーグもフライドポテトも手作りです。いい食生活してますねぇ~。

毎週末…

2006-11-29 14:57:23 | Weblog
 写真は停電時のダイニングです。懐中電灯(左の白い光)とロウソク(右の黄色い光)で明かりをとっています。ちなみにビールは演出です。
 このごろ、週末になると決まって水道、電気が止まります。先週末、実はまた12時間も電気が止まりました。朝9時から夜9時まで。翌朝になって、案の定、水道が止まっていました。電気が止まっている間、ポンプが働かないため、ウォータータンクに水が汲み上げられないからかな。先々週もこのパターンでした。停電のあとには断水があるものと覚悟しておく必要がありますね。週末に、たくさんの洗濯を予定していても、計画が狂ってしまいます。Yシャツにアイロンがけもできないし…。
 しかし、この日はどうしても髪の毛を切りたかったので、強行におしきってしまいました。朝から、短パン一枚で外に出て、鏡を見ながら、ザクザクと刻んでいると、通りかかった同僚の先生が不思議そうな顔で覗いていました。遠くから、おもしろそうに眺めては手をふってくる先生もいました。私は昔から(高校生のときくらいから)、自分で髪の毛を切っているので、お手の物です。こちらに来て、これで2度目ですが、今回は夏らしくかなり短くしました。後ろも、2枚の鏡を使って、裾髪を揃えました。上手にカットできたと思います。これで、年が越せます。ちょっと気が早い?
 すぐにでも、シャワーを浴びたいところですが、水が戻ってきていません。お昼を食べ終わっても、水は戻って来なかったので、しかたなく、汲みおきの水でシャワーを浴びることにしました。そのあとしばらくして、キッチンの水は戻ってきたのですが、夕方まで、トイレとシャワーの水は回復しませんでした。結局、洗濯もできず、のんびりもできず、何のための週末なのかよくわかりませんでした。もっとリラックスしたいです。ほんと、この不安定さは勘弁していただきたい…。
 でも、日本の生活から考えてしまうので、こんなにイライラしちゃうのかな?そう言えば、停電した日のこと、いつ電気が戻ってくるかわからないので、明るいうちに食事を済ませ、夜、外に出てみると、何やら話し声が…。隣の住宅に住んでいる先生たちが、イスを持ち出し、外で星を見ながら涼んでいるではありませんか。私もあのくらいの心のゆとりが必要なのかなぁ。