Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

Hectic to get water

2006-11-14 22:31:34 | Weblog
 第4弾です。水、水、みず…実は水のない不便な生活が長く続きました。写真は水くみのようすです。昨年の場合3週間続いたそうです。今回は結局18日間でした。水をもとめて、この井戸水まで何往復したことか…。水が止まっていたある日、片っ端から先生方やキッチンスタッフ、寮主任の職員に、事情を説明し、現状がどうなっているのか調査しました。別に水不足というわけではないのですが、NamWater(水道会社)が水圧制限をしていることがわかりました。理由は十分な電力が保持できないので、水を汲み上げるポンプがフル稼働していないということでした。これも相次ぐ落雷が原因なのかな…。このため、いまOndangwa全域で水圧が下がっているとのこと。それで、学校では部分的にバルブを止めて、主要なところのみ(キッチン、管理棟、主な生徒棟、教員住宅など)の水圧を確保しているのだそうです。私たちの住居は主要じゃないのかな?
 とにかく、いくらかけあっても、「でっかいコンテナ(水タンク)をあげるから、これでしのいで」という返答のみ…。仕方なく、同僚の先生に25リットルのコンテナを2つ借りて、1つはトイレ用、1つはシャワー用、そして5リットルペットボトルはキッチン用にと、万全の断水体制を整えました。
 どのくらいの水を使うのか、工夫してシャワーを浴びてみました。極力節約しながら、頭も体も洗ってみると、約12リットルの水が必要だということがわかりました。キッチンの洗い物、シャワーとトイレ、洗濯など、水はかなり必要なものだと改めての発見でした。1週間後に、幸い隣の女子寮で水が出るようになったので、水くみ場が近くなりました。協力隊らしい生活になっていました。

授業参観?

2006-11-14 22:18:29 | Weblog
 第3弾です。先々週のこと、Grade11の2時間続きのコマが5、6時間目にありました。気合いを入れて、実験の準備を3、4時間目にしていたら、物理化学主任の先生(26)が「今日は何の実験かな?」と理科室をのぞきに来ました。今日から本格的に学年最後の単元「酸・アルカリ」に入るので、酸・アルカリの性質を実体験として確かめさせたいと思い、各班ごとに実験器具を整えたり、薬品を準備していたのです。なかなか嗅覚が鋭い先生です。
 「う~ん、これはおもしろそうな実験だなぁ、いろいろ勉強したいから僕も参加していい?」こちらの先生のいいところはとてもオープンで、お互いの授業を見たりすることに抵抗をもっていません。これはとてもすばらしいことです。途上国ではなかなか日本方式の授業研究が進まないという話を聞きますが、この学校では支障なくできそうです。
 実際の授業は、最初にプリントを配布して、酸の性質を復習しました。そして次に、「今日はこれらの性質を実際に確かめてみるんだよ」と実験のやり方を説明しました。みんな、このあと自分たちでも実際にできるんだとわかると、真剣な表情で見てくれました。途中、生徒からの質問がよくわからなかったとき、彼は私を助けてくれたり、代わりに説明してくれたり、TTのように振る舞ってくれました。たいへん助かりました。
 さあ、いよいよ生徒の実験に入りました。器具や薬品の関係で5班に分かれての実験でした。ひと班8人もいるけど、仕方ありません。5種類の実験をするのですが、私が想像した以上に一つ一つていねいにこなしていました。すごく一生懸命に取り組んでいる姿を見て、これまで私も余裕がなく、演示実験が中心になりがちでしたが、こうして生徒が実際に動くのは、やはりとても大切なことだと再認識しました。最後は、器具を洗ったり、片付けまでしっかりやってくれました。
 主任の先生は「すばらしい!こんな授業見たことがない。生徒に実験をやらせるためのヒントがたくさん入っていた」と絶賛していました。私も、彼が一緒にいてくれたおかげですごく助かったので、感謝の気持ちを伝えました。まだまだ、これははじまりです。こういうことが、きっかけとなって、次から次へと波及していくように仕掛けていかなくてはなりません。実験の準備はたいへんだけど、生徒に体験させる重要性を伝えていきたいです。でも、今年はもはやこれまで。ただいま、テスト期間中です。来年度の課題ですね。

初泳ぎ

2006-11-14 17:41:07 | Weblog
 この際借りまくってやる。借り電話線第2弾は、砂漠の国に来て「初泳ぎ」の話題です。生徒に趣味とか聞くと「Swimming」と答えることがあります。ここ北部は海から500km以上離れているし、泳げそうな川はないし(ワニがいます)、なぜだろうと以前から思っていました。最北の町オシカンゴ(アンゴラとの国境の町)に、プール付きのレストランがあるという情報を聞きつけました。そこで、北部の隊員みんなで行ってみました。「PISCAS ENTERTAINMENT RESTAURANT」という名前で、ホテル(★でした)も併設されていました。バーのような雰囲気の店を通り抜けると、まるで別世界のようなリゾートプールが見えてきました。食事のメニューもそんなに高くありませんでした。私が頼んだのは「Sreak dog with chips」と「TAB」です。ビーフステーキを挟んだホットドッグと、ノンシュガーのコカコーラです。合わせてN$35(約600円)なので、これなら、月に1度くらいは足を運んでもいいかなという感じでした。もちろん、プール利用料は食事代に含まれています。
 プールサイドで食事を終えると、水着に着替えて、プールで泳いでみました。ナミビアに来て「初泳ぎ」でした。水着はもちろん日本から持参していました。飛び込んだり、シンクロのジャンプのまねをしたり、潜水したり、競争したり、みんな大はしゃぎでした。プールサイドで横になって、ふと空をながめると、青い空にヤシの木が映えていて、リゾート気分満天でした。ナミビアではないみたいな感覚にとらわれ、普段の学校活動で忙しく過ごしている毎日がすぅーっと頭の中から消えていくようでした。「ほんとにリフレッシュできるなぁ。ナミビアの北部にこんないいところがあるんだぁ」生活していると、いろいろな発見があるものです。もっと、隠れた穴場があるはずです。
 ところで、なんでこのプールは薄い塩水なんだろう