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Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

Mammals

2006-11-20 17:09:08 | Weblog
 写真は全然関係ないけど、昼頃、校庭に置いた洗剤のボトルです。気がつきましたか?影に注目です。影ができないのです。太陽が真上から照りつけていることがわかりますね。
 さて、1ヶ月間更新できなかったラスト第10弾は動物の話題です。校庭にいるヤギはまだかわいいのですが、最近になって、ウシが校庭をうろついています。気がつくと巨大なウシがそばにいてビックリします。しかも集団でいたりするので、「うぉ~っ」って感じです。よく見ると、雑草をおいしそうに食べています。草取りの代わりになっているみたい…。それにしても、どこの家のウシだろう?私の学校はまわりが2重の柵で囲まれていて、警備員も24時間体制で常駐しているので、寮の生徒ですら簡単には学校に出入りできないのに…。もしかして、学校の家畜?ヤギはそうだと聞いたけど、ウシも?先日なんて20頭くらいいましたけど。
 話を関連させて…。この国はビーフが安いよ~。部位にもよるけど、挽肉で1kgでN$17(約270円)。それを300g買っても約80円だもんね。しかもうまい。私が好きなのは「Boerewors」という種類。これは1kgでN$29(約470円)。黒胡椒で味付けしてある挽肉を腸詰めにして、ウィンナーみたいに加工してあります。ただ焼くだけで、ものすごくおいしいです。ウシを見ながらいつかは肉になのかと思うと、なんだか悲しくなってきます。
 そして、我が家ですが…、天井の隙間からコウモリの糞が落ちてくるのを見かねて、天井をモップでドンドン叩いていたら、コウモリが逃げる方向を間違えて、その隙間から落ちてきました。1ヶ月1匹くらいの割合で部屋の中に飛び込んでくるコウモリですが、この日だけ(24時間以内)で、4匹も血迷って入ってきました。ちょっと刺激を与え過ぎました。あいつら哺乳類だから、狂犬病とか持ってたらイヤなんだよね。かなり警戒しています。幸いコウモリは人から逃げていくようにしか飛びません。滑空するタイプなので、室内では狭さのあまりすぐにボテッと落ちてきます。モゾモゾ這っている姿がかわいいです。掃除用の柄のついたブラシで押さえつけると、「キー」というものすごい高い耳障りな音を出し、翼を広げて怒ります。あんまりいじめない方が無難ですね。それにしても、天井の隙間を何とかして埋めないとなぁ。

Indoor temperature

2006-11-20 17:04:35 | Weblog
 第9弾は最近の暑さについてです。写真の表示は午後3時11分、室温32℃です。外は猛烈に暑いです。外気温は知りたくないです。日向にいると暑いではなく痛いです。体が焦げそうです。日焼け対策はしていますが、長期の場合、無駄な抵抗みたいです。髪の毛は茶色に変色してきました。なんだかサーファーか遊び人みたいになっています。まじめにボランティア活動しているのに…。
 想像できますか?この環境下でクーラー、扇風機なしの生活。昼間はひたすら寝るか、だらだらしているしかないです。外に出かける気力も奪われる暑さです。寝ていても暑いけど…。そうそう、先週、17日ぶりに水が戻ってきてからは、昼間に水浴びをしていました。10/27以来のトイレとシャワーの断水はきつかったです。この暑さでは1日に何度も浴びたいのに…。いま、また昨日から止まっているけど。
 ここの気圧が890mb(hPa)ということから、標高を計算すると、(1013-890)×10=1230となり、ここの標高が約1230mとわかります。日本で考えれば高地だから、涼しい感じがするのにね。標高の高さを感じるのは朝方だけかな。よく考えれば、ナミビアは中緯度ではなく、赤道に近い熱帯性気候でした。アフリカの夏をなめていました…。
 普段、あまり水を飲まない私が、ここに来てかなり飲んでいます。毎日1.5リットルのお茶(ストレート紅茶)を作っていますが、完売です。冷たいものを飲み過ぎてしまうため、胃液が薄まって、消化がうまくいかなく、お腹をこわしてしまうこともときどき…。水分摂取とのバランスが難しいです。

クリスマスムード満天

2006-11-20 16:58:07 | Weblog
 第8弾は最近の町のようすです。スーパーに買い物に行くと、女の店員さんがトナカイのかちゅうしゃをしていました。けっこうかわいい感じで、男の店員さんはサンタの帽子をかぶっていました。さすがにコスチュームはサンタではありませんでした。夏ですから暑苦しいですね。クリスマスデコレーションも、「さすが本場!」って感じで、日本とは比べものにならないほど、たくさんの種類があり、ツリーも電飾も、日本のよりかなり安いです。これなら、日本で思いっきり家じゅうを電飾できます。
 ルター派が多いナミビアでは、クリスマスは1年で最大のイベント。子どもたちに聞いても、先生に聞いても、タクシーのドライバーに聞いても、とても楽しみにしている行事だということがわかってきました。かなりのご馳走が食べられるみたいです。ここ北部の田舎では、イヴの日は夜通し歩くそうです。いろいろな家をまわって、料理やお菓子ももらったり、騒いだり…、なんだかすごく楽しそうです(ハロウィンみたい…)。
 クリスマスは日本のような恋人とのイベントではありません。家族と地域、近所づきあいのイベントです。近くの教会に行ってお祈りをしてから、家に戻り、家族や近所でも祝うのが常識だそうです。日本のクリスマスは変だね。宗教が絡んでないからね。誰が恋人のイベントにしたのか、仕掛け人を突きとめたくなってきました。あの流行歌もいけないよね~。
 クリスマスカード、ギフト用のラッピングも豊富に売られていて、このコーナーだけ見ていると、なんだか先進国にいるみたいです。あ~あ、クリスマスかぁ。

Developed Country

2006-11-20 16:51:54 | Weblog
 第7弾はJICAの話題です。先週のこと、校長先生がJICAの開所式に参加したときにもらった機関誌を職員のみなさんに披露しました。「にっぽにあ」という機関誌は、すべて英語の記事で書かれているのですが、ほとんど写真集のような仕上がりになっていて、私たち日本人でも「うわぁすごい」と思えるような見事な写真がたくさん使われています。私はその内容のことで質問攻めにあいました。
 東京の都心の写真を見て、ある先生は、これはコンピュータのCGだと言い張るのです。「いやこれほんとだって」と言っても信じてくれません。ナミビアの首都ヴィンドックにある最も高い建物は、その写真の中の最も低いビルと同じくらいだからです。また、田園風景の写真を見て、「この四角いのは何?」…田んぼでした。周りには農家が点在している田舎の航空写真です。たくさんの米農家があることを説明しておきました。小さな港町の写真は、海岸ぎりぎりまで家が建っていて、すぐそばには船が艇泊していました。それを見て、「交通手段は船なの?」「この家、海の上に建っているの?」-「違うって。よく見ると海岸沿いに道路があるでしょ?日本は平らなところが少ないから、海岸沿いに町や道路をつくるんだよ。あとは全部山なんだ」。こちらが想像していないことを聞いてくるので、常識や価値観の違いを感じました。
 それから、紅葉のこと、お城のこと、金閣寺のこと、中央アルプスの雪化粧のこと、火山のことなど、いろいろ説明しました。桜島の写真では、活火山のふもとに町があるのは信じられないようでした。すぐには説明できないこともあり、なかなかたいへんでした。
 どの写真を見ても、緑がたくさんあって、山や森が広がっていました。「これだけ山や森があると、ヘビとか怖いね」と言うので、「私がヘビなんてめったにいないし、日本は毒蛇がほとんどいないんだ、それに肉食の野生動物も少ないし安全な国だよ」と言うと、不思議そうな顔をしていました。
 こちらの人は、こちらの常識で測りながら、推測するので、けっこうおもしろいなぁと思えてきましたが、説明はかなり疲れました。先進国のことをDeveloped countryといい、途上国のことをDeveloping countryといいます。先生たちはみんな口々に「これが日本かぁ、先進国かぁ、ナミビアも近い将来こうなりたいなぁ」と言っていました。

Final Exams

2006-11-20 16:36:01 | Weblog
 写真は最近の空のようすです。以前のような雲一つない濃い青空と違い、いまの空は水蒸気を含んだ青白い空に積雲が漂っています。
 さて、第6弾は、テストの話題です。ファイナルテスト(学年末)は11/9~11/24までのロングランです。残すところやっと1週間になりました。初日のことです。英語とオシワンボ語(現地語)のテストがありました。基本的には1日2教科ずつあります。私は、英語のテスト監督をしました。テスト開始直後、生徒からたくさんの苦情が…。問題のページが飛んでいたり、ダブっていたり、綴じ方がめちゃくちゃでした。もっと慎重に組んでください、お願いしますよ。テストの数も足りなかったり、もう悲惨なスタートでした。
 少し問題を見てみると、かなり難しいと思える問題ばかりでしたが、生徒はけっこうスラスラ解いていきました。さすがGrade1から習っているだけのことはあります。約1時間半のテスト時間が過ぎ、終了の合図を出しましたが、約半数の生徒が一向に止める気配がありません。一生懸命なのは嬉しいのですが、潔が悪いというか、感覚が違うというか、どう判断していいかわかりませんでした。2学期末のテストでは、そんなこと感じなかったのですが、最後のテストは進級がかかっているだけに、みんな真剣なのかな?何度も何度も催促して、ようやく残り3人になりました。他のクラスのすでに終わった生徒が、窓から「時間だよ」と声をかけてきました。でも別に、ずるい、卑怯だという感じではなく、からかっているような雰囲気でした。
 日本的な感覚では時間通りスパッと終わらせたいのですが、なかなかうまくいきませんでした。だらだら始まって、だらだら終わるみたいな感じです。これはもう生活習慣の深いところに根付いているもので、改善していくには荷が重すぎます。