6月29日、氷ノ山へ初めての登山。梅雨明け頃に西日本で最高峰と云われる愛媛県の石鎚登山を計画していて、その錬成と自身の足腰の状態を確かめるため、近くの氷ノ山を選んだ。6月中に登っておきたいと、機会を待ちつつ、やっと実現する。登山コースはやぶ市観光協会のWEBから最も易しそうな大段平(オオダンガナル)コース総工程2.8㎞を選ぶ。
自宅から、国道9号線関宮を経由し、途中熊次(ツギ)派出所に入山届を提出して約3時間で登山口の駐車場につく。登山口では小学生の一行が登山に備え準備体操中のところだった。
この小学生一行を載せてきたバス2台が駐車しているのに驚かされる。なぜなら、自分が通ってきた林道は、これまで経験したことのない舗装のされていないガタゴト道がかなりあり、緊張の連続であったからである。バス運転手に尋ねてみると別経路、国道29号線からの道とのこと。
登山口からすぐ林の中にいる。先ず道がよく整備され、幅の広いのに気づかされる。静寂の中に遠くに郭公、近くに鶯の声が聞こえてくる。
登山道上に既に紅葉した葉が目につく。
30分で大屋町避難小屋を通過。画像は小屋の背面から展望。
大屋町避難小屋前で休憩中の小学生一行を追い越して行く。登山道上にブナの巨木があるなど林にはブナが目につく、また風のいたずらか大きな緑のほうの葉も落ちている。
神大ヒュッテを過ぎ、ゆっくり黙々と登る、汗かきの性分で汗が滴り落ちる。朝快晴も途中から蒸し暑さも感ずる。
林を抜けくまざさの群落に出ると、やがて展望が開け、前方に頂上の避難の小屋が見える。
11:20分登頂。登山口から1時間20分かかる。既に3人の登山者がある。
流石に1,510mの頂上は360度展望ができ素晴らしい。残念ながら、高温多湿で遠望は霞み、雲も急速に発達してきたようだ。
鉢伏山及び鉢伏高原の展望、まさにそこにある。
頂上の避難小屋脇に「須賀ノ山神宮跡」の碑がある。
国土地理院の五万分の一の地図には氷ノ山のまたの名称を「須賀ノ山」と表記している。これにはもちろん由来があるようだ。
蛇足ながら画像から碑は少し傾いているようにも見える。
秋の空気の澄んだ紅葉の頃に再度登ってみたいものである。
翌日には両の脹脛に痛みを覚える。
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