2015夏の石鎚山登山を無事に終える。
7月28日から頂上山荘泊で登る。今回で石鎚登山は連続四度目になるが、回を重ねても土小屋から登りに3時間を要し、我が身には厳しい山である。
その日頂上は強く吹き抜けるガスの中にあって、山上から景色は全く閉ざされた状態が続く。ただ夜になって時折上空のガスの流れが薄まり、晴れた空に瞬間的に十三夜の月影を見ることができる。
29日午前4時過ぎに山上に出るが、期待空しく依然として強風とガスの厳しい気象にある。
それでも撮影準備を整え、三脚を低くたて岩に腰を据えて瞬時の景色の展開を期待し、強風とガスの中にひたすら待機する。特にカメラボディ、レンズへの結露に悩まされる。
日の出の頃になって東の空が明るく瞬間的に開け、ガスの中、目の前に天狗岳が出現し、期待がたかまる。そのうちにカメラを操作するチャンスが出来て、朝日及び天狗岳の撮影に夢中になる。
日の出時刻は5時08分だが、遅い朝日を見る。近くに位置する笹ヶ峰、瓶ケ森など山々は雲の中にある(5時27分01)
この頃の景色が結果的に最も明るく広く展開したものとなる(5時27分25)
その後も気象は好転することなく頂上からの展望は再び閉ざされた状態になり、天狗岳への登頂を自重する。
登山道では今高山の花々が見かけられるが、ミソガワソウの群生が印象に残る。
ミソガワソウ(8時53分35)
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