【2020.08.05】
アンテナ鉄塔撤去の前夜は熟睡できなかった。
アクシデントに見舞われるのではないか・・と不安になる。
何事も無く、あっという間に終わってほしいと思いつつ夜が明けた。
<撤去当日の朝>
天候は晴れ、風は無い。
8月3日午前8時過ぎ、業者が2人到着した。
簡単な打ち合わせをしている内に次第に人数が増え、総勢7名になった。
午前8時50分に撤去作業が開始された。
「無事に終わります様に!」と強く念じた。
<撤去作業開始>
8時50分 アンテナに向かうクレーン車のバスケット
アンテナの大きさは長い方が約14m×2本で、2本の間隔は約5m
9時20分 エレメントを上空で分解する。
9時50分 長い2本のエレメントは取り外された
「ブーム」と言われるこのパイプは3本繋ぎで5m長である。
このブームはどうしても分解できず、地上に下して切断された。
10時2分 鉄塔とマストだけになった。
10時41分 鉄塔の撤去が始まった クレーン車は2台になった。
10時54分 鉄塔の上部2段が取り外された。
幸いボルトは固着しておらず、この後最下段までボルトを緩めての解体作業となった。
10時57分 地上に下された鉄塔の上部 長年の使用でマストの先端は、すっかり錆びてしまった。
14時36分 上部2段撤去の後は、1段ずつ撤去された。
こうして、無事に撤去作業が完了したのは15時だった。
アクシデントも無く、ホッとしている。
<撤去を終えて>
最近の異常気象による強風や豪雨が発生する様になってから、鉄塔が倒れる夢を見る様になった。
それは、鉄塔が実家の屋根を突き破る恐ろしい夢だった。
一人でアンテナを下ろしている夢も見た。
いつの間にか、ストレス(心への負荷)が大きくなっていた。
先日、母から聞いたのだが近所でも心配する声があがっていたと言う。
無線に興味が無い人から見れば、バカでかい鉄塔は脅威でしかないと思う。
息子の道楽無線の為に、両親も耐えていた部分が有ったに違いない。
結構大掛かりな撤去工事だったが、無事に終わり安堵感で一杯である。