【2020.08.29】
8月22日の記事の続編。
これまでの経緯。
コイルのインダクタンス測定に於いて、
測定値の誤差が大きい。
測定値の変化の仕方(増減)が理屈と逆になる。
この不可解な出来事について、メーカーに確認してみた。
<メーカーの回答>
何も接続せずに測定端子をショート(短絡)してみて下さい。
測定値は、この時の値に大きく影響されます。
この値が誤差となりますので、実際の測定値からマイナスして下さい。
さて、メーカーは一体どの様な事を言っているのか、頭の中を整理する為に30cmの「竹製ものさし」に置き換えて考えて見た。
この竹製ものさし、久々に触れて見たが深い魅力を感じる。
目盛りは有るが、数字は書き込まれていない。
説明を進める都合上、ものさしの画像上に数字を書き込んでみた。
単位はミリメートル。
この場合、ものさしの端を「ゼロ」としている。
通常は、この様な感覚で使われることが殆どだと思う。
今度は、物差しの端を「-17」として数字を入れて見た。
このものさしで端からの距離を測定した場合、数値をまともに読んだだけでは正確な値では無くなる。
読み取り値から「-17」を引く、つまり17を足す必要が有る。
少々 ややこしい話である。
では上述の測定誤差を考慮して、再検証を行った結果はどうだったのか?
果たして「手品の種明かし」になったのか?
この続きは次回以降。