【2017.06.03】
毎年2回、お彼岸の頃の早朝に冒頭の写真の赤丸の部分から、目が痛くなるような強い光が我が家に差し込む。
お彼岸の時期以外では見る事のできない「天体ショー」である。
これは朝日が建物に反射している為だが、その光は我が家の台所にまで達する。
逆を言えば、我が家の台所から上掲の写真の景色が見えるという事だ。
写真の赤丸の部分が、「蓼科仙境都市」と呼ばれるリゾート地であることは知っていたが、この場所の光を反射させる建物の正体を突き止めたいと常々考えていた。
そして本日の午後、カミさんと調査に向かう運びとなった。
まずはグーグルマップで場所を確認し、自宅までの直線距離を計測すると約15Kmであることが分かった。
更に、エクセルを使って光の差し込む様子をシミュレーションしてみた。
標高約1800mで反射された光が、標高約700mの我が家に到達する様子である。
今年3月のお彼岸は、悪天候で見る事ができなかった。次のチャンスは9月である。
さあ いよいよ午後1:30過ぎ、カミさんと「蓼科仙境都市」に向けて出発。
市街地を抜け、山道に入ると新緑の木漏れ日がフロントガラスに反射するが、運転に危険を感じる事は無く快適なドライブだ。
高度が上がると、途中の美しい眺望に思わず車を止めてしまう。
そして、午後2:30前に現地に到着。
この場所は以前にも来た事が有り、その時の記憶でカミさんは心当たりが有ると言う。
しばらくして、カミさんが見当を付けていた場所に辿り着いた。
そこは、会員制のリゾート施設らしいが殆ど稼働していないように感じた。
植木は伸び放題で、あちこちに動物の糞が有り人影は無く閑散としている。
6月だと言うのに、外気温は9℃で息が白い。
廃墟の様な建物の裏側の見える場所に回り、その光景を見た瞬間に「間違いない」と確信した。
カミさんの見当は的中した。
建物の最下段は、大きな鏡が貼られていて景色が映り込んでいる。上段は全面にガラス窓が貼られている。
これが、光を反射させている建物だったのだ。
光を反射する方向は、浅間山と佐久平が一望できる。
光の源を探り当てたのは良かったが、かつてのリゾート地の変わり果てた光景に寂しさを感じた。
約20年近く前の話になるが、この近くにはスキー場も有りナイター営業も行っていて、夜になると我が家から、その美しい光を見る事ができた。
今となっては、経済情勢の移り変わりを実感させる追憶のリゾート地である。
そして、この後気晴らしのために、近くの大河原峠へと車で足を延ばして帰宅した。
標高2093mからの眺望
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