【バーニアダイヤルの修理】
【2017.01.12】
機械は、いつかは必ず壊れる。
この受信機のバーニアダイヤル (Vernier dial) も遂にその日が訪れたか?
ダイヤル目盛り板の40~50目盛りの間でツマミだけが空回りして目盛り板とシャフトが回転しない状況が発生した。
これからSSBフィルターの実験に入ろうとした矢先のことで、このダイヤルの修理が先決問題となった。
修理と言っても、今までダイヤルを分解した経験も無いから新品と交換するか、ぶっ壊す覚悟で分解してみるかの2つに1つだ。
ところで、この様な懐古的なダイヤルが新品で入手できるのか?
ネットで検索すると、今でも容易に入手が可能であることを確認できた。
そうと分かれば、分解作業開始。
まずは、ツマミの取り外し。
次に目盛り板を固定している3本のネジを取り外す。
これがバーニアダイヤルの中身か。
初めてお目にかかるが、ギア (歯車) らしきものが見当たらない不思議な光景だった。
中心部の真鍮のシャフトを回すと、3つの円盤状のバネ板が遊星歯車の様にグルグルと回転する。
このダイヤルは購入してから、27年以上は経過している。
真夏の暑さと、真冬の寒さで金属が伸縮を繰り返し機械的な狂いが発生しているのだろう。
まずは、綿棒にアルコールを浸して清掃を行った。
部品の輝きは取り戻したものの、動作は相変わらず良くならない。
仕方なく上の写真の、黒い輪の部分の3か所のネジを緩めてみるとスムーズに回転した。
ところがネジをしっかり締めると、再び動きが悪くなる。
黒い輪の位置を、僅かに動かしてみたりして見たがネジをしっかり締めるとやはり駄目。
ネジの締め付けによって、黒い輪の部分が押し付けられると3個の円盤状のバネ板も同時に押し付けられて円滑に回転しなくなる。
邪道ではあるが、今回はネジを緩めに締めて急場をしのぐこととした。
本稿続く・・
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