てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

子どもの成長を見返してみる

2024-01-17 | 習い事
子どもの各種発表会の動画、
数年前のものを
見ようと思っても
なかなか見つけられなかったりします。

一応ちゃんと保存はしているのですが、
数多くの写真動画に紛れてしまって…。

そこで、発表会など舞台の動画だけを
YouTubeに限定公開でアップし、
管理することにしました。

自分とURLを知る人しか
見ることができない設定なので安心だし、
外出先でもサッと見つけられる。

身内に見てもらう時は
URLを教えれば良いし。
曲が長くなると
おばあちゃんの携帯の動作が遅かったり、
5分以上の動画はLINEで送れなかったり…
いろいろ面倒だったので、
YouTube、助かっています。

ということで、過去に遡って
ぼちぼちとアップし、
だいぶたまってきました。

久々に見る
息子が小学生の頃の発表会の様子…
幼くて可愛い~♡

糸の切れた凧のような息子に
楽器の練習をさせるのは
ほんっと大変だったはずだけど、
こうしてみると、ただただ可愛い。
じじばばの気分とは
こういうものなんだろうな(笑)

小2、小3、小4・・・と
順を追って見返して、
小3と小4、
つまり8歳から9歳で、
「えっ?ほんとに1年違い?!」
と思うほどの飛躍があることに驚きました。
ピヨピヨ幼児だったのが、
一気に音楽的になったというか。

そして小4(9歳)と小5(10歳)では
またもう一つ壁を乗り越えた感じで。
いわゆるブレイクスルーと言いたくなるような。

たしか小5からコンクールに出始めたはず。
生徒皆にコンクールを勧める先生ではなかったのだけど、
技術的にも性格的にも(性格の向き不向き、大事・笑)
これなら出ても良いと
と判断なさったのでしょう。


一貫して
最低限の練習しかしない子でしたが、
そんな子でも、続けていたら
こんなに成長するんだなーと
改めて感心してしまいましたよ。

その当時は、本人も親も、
日々の練習、毎週のレッスンを
なんとか乗り切るだけで
精一杯。
とてもとても大局的になど
捉えることはできなかったのだけど。。


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先日、飛行機に乗った時、
機内放送でTEDのこの動画をみました。


10歳、11歳の違いは大きいですねー。 

それはともかく、こちら、良い講義でした。
ベンジャミン・サンダーさん、とても話が上手!
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メンタルを強く保つ秘訣

2023-12-17 | 習い事
なんと半年も放置してしまいました。
PCを新しくして、パスワードを失念してしまい、
なんとなくそのまま…
(パスワード、思い出せて良かった)

その間も、息子は
さまざまなコンクールや発表会、その他の舞台に
間断なく立っていました。
だいたい、1ヶ月に2つくらいですかね。

全国コンクールだったら
長いものだと1週間くらいありますし、
前後いれると10日くらいはホテル住まいとなります。
夏休みのコンクールは
台風の関係で必要以上に前入りすることになったり、
今年は本当に大変だった…。

私としては、息切れしながら
自転車操業的に
なんとか目の前の日程をこなし続ける日々。
そして、ハッと気が付けば年末(怖)


サポートするだけの私でも大変なのに、
舞台に立つ本人はさぞや…
と思うのですが、
泳いでないと死んでしまう回遊魚のごとく
生き生きと動き続けています。


まあ、いつも時間が足りない感じではありますが。

もうちょっと予定を減らせば
もうちょっと楽になるし、
一つ一つにきちんと取り組めるのでは?と
思うんだけど、
そうやって抑えて調整するのは
嫌なんだそうです。

こっちが気を遣って
余裕のある日程を組んであげれば、
時間がある!ラッキー!とばかりに
その隙間に新たな予定を押し込む。


「なんでそんな無理なことするの!」
と怒ったり呆れたりしていましたが、馬耳東風。

もう、諦めました。

すごいな、と思います。
若いからかな。

息子曰く、準備がどんなに大変でも、
舞台に立つことで
それ以上にプラスのエネルギーが
湧いて出て、
プラマイ、断然プラスになるんだそうです。

「お母さんは知らないでしょ。
皆の注目を浴びて舞台に立つ時の
あの高揚感!!
最高なんだよ!
あれはやめられない。」

アドレナリン中毒?(笑)


でもね、当然ですが、
良いことばかりではなく、
思い通りのパフォーマンスが
出来ないこともあれば、
望んでいた結果が
得られないこともあります。

息子もその瞬間は凹むのですが、
あっという間に立ち直り、
「よっしゃ、次!」になるんです。

息子を見ていて心底感心するのは、
そこです。


先日、一緒に頑張ってきた仲間が、
思う結果が得られないことが続き、
「しばらく休む」
という結論に至りました。

その子、とても上手なんです。
息子も尊敬している。
でも、コンペティションでは
評価されないこともある。

息子は、友達が休むことに
ショックを受け、
しばらく考えていました。

僕だって、評価されないことも多い。
でも、やめようと思ったことはないし、
落ち込むことも、あまりない。
僕とその子の違いは何だろう?と。

そして言いました。

「分かった。
〇〇(友達)は真面目なんだよ。
だから、悪い評価を出されたら、
気にして、
深く考えるんだよね。
それで落ち込むんだよ。
僕は、気にしないもん!


・・・言い切りよった。

えーーー。いいんだけど、
でもちょっとは気にした方が…
でないと、成長につながらないんじゃ?

だって。
「誰よりも自分に厳しく」って、
トップアスリートのインタビューで
よく聞くし。
そういうストイックさが
かっこいい、さすが!
とか思っちゃうんだけど。


「あのね、僕は
自分が順位に入らなかった時も、
絶対、自分が悪かった
とは思わないんだよ。
周りが特別良かった、すごかった
って思うんだよ。
そうしたら、他の出場者のこと尊敬できるし、
自分ももっと頑張ろうって
力が湧いてくるんだよ。
良い考えでしょ?」


・・・まあ、そう言われたら・・・。


それでも一応、
演技演奏の反省はするらしいです。
自分を追い込まないように
上手に逃げ道作りながら。

まずは「良いポイント」を沢山見つけて
盛大に自分を褒めてから、
傷つかない程度
改善点にちょっとずつ目を向ける感じ(笑)


失笑ものの甘ちゃんですが、
この甘さが
彼なりの
メンタルを強く保つための「技」
なんでしょうね。

そして、
こんな性格だからこそ、
小さい頃からの習い事、全部やめず、
マルチタスク的にこなし、
楽しんでここまで続けて来られた
とも言える。

面白いのは、
これだけ「傷つき回避」が上手な甘ちゃんなのに、
競争は大好きなんですよ。
コンクールやレースや模試が大好き(笑)
傷つくのが嫌だから
コンクールには出ない、
とは絶対にならない。

なんなんでしょうね。
不思議。
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コンクール 結果が出た後の人間関係

2023-03-12 | 習い事
ピアノコンクールが問題、と書いたのですが、
そのコンクールも終わり、
結果、想定外に良い賞をいただきました。

一通り喜んだ後、
息子は次なる問題に気付き
ハッと止まって考え始めました。


このコンクールには
同じ学校から
あと2人出場していたのです。
息子は、その2人よりも
良い賞をもらったことになります。


「えー。どうしよう。
どんな顔でどんな言葉を
かけたらいいんだろう。
ねえ、お母さん、こういう時、
性格の良い人はどんな風に言うと思う?」


性格の良い人は(笑)

まあ、わかる。
自分の受賞は嬉しいけど、
他の人を傷つけたくはないよね。


幸い、息子の周りには
良いお手本となる
素敵な子が何人かいます。

上位入賞常連だけど
いつだって嫌みの無い
性格の良い子。

例えばK君とかS君とかだったら
どうすると思う?と言うと、

「そうか!そうだね!!
・・・あんまり何も言わなさそう。
普通の態度だよね。
そうか、そうしよう」


音楽は基本的に個人レッスンだし、
それぞれが自分に向き合えばいい
問題だったのですが、
学校で顔を合わせる仲間となると
ちょっと気の遣い方が違うんだろうな。


(みんなで練習するバレエでは
ままあることだけど、
常に先生の適切なフォローが入るし、
小学生の頃から
そうした経験を重ねてきた仲間同士
しっかりした関係性が出来ているので、
大丈夫なんだと思う)


それも含めて、学びですね。


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王子様の振るまい方

2022-09-05 | 習い事
このたび、息子はバレエ演目の王子様役という
身に余る大役を仰せつかり、
日々練習に励んでおります。
お姫様は、「異次元に上手な(息子談)」先輩。
足を引っ張らないように
頑張らなくちゃ!!
という使命感でいっぱいのようです。

初期の練習動画を見ると、
姫と王子というより
姫と従者でした(笑)
美しく舞う姫に
必死について行って奉公する
新人従者って感じ。

いや、すごく頑張ってるんですけどね!
笑っちゃいけない。

それにしても
なぜ「お付きの者」に見えちゃうんだろう?
「お付きの者」と「王子」の違いは何だろう?

と考えながら何度か見返し、
一つ気づいたポイントは「視線」でした。

息子は、
失敗してはいけない!
というところで必死だったので、
王子の役割である
「姫の腰を支える」を全うするため
ずっと腰のあたりに集中している。
姫のお腹を追いかけて動いている感じ(笑)

それを指摘すると、息子は、
「ああ!確かに!
僕は、○○姉ちゃんのお腹と踊ってたんだね」
と笑っていました。


支えるポイントである腰を見るのは
必要最低限にしよう。
そして、
「美しい姫にうっとりしていますよ」
を表現するために
要所要所で姫の顔を見て微笑み、
あとは
堂々とした態度で客席上方を見て
踊るべし。

・・・というところを確認し、
数日後、
心がけてみたんだけど、どう?
と、息子が新たな練習動画を持ってきました。
見ると、
グッと王子感が増しています。

おお。こんなに変わるもんなんだねぇ。


「でもさ、
僕は○○姉ちゃんと視線を合わせようと思うのに、
○○姉ちゃんは
あんまり僕のこと見てくれないんだよ。
それは良いのかな?」

(息子と○○姉ちゃんは、
普段はよくお喋りもする仲良しです。
教室の仲間は、基本的に仲が良い。
だいたい幼稚園や小学校低学年頃から
毎週2,3回は会い、
発表会やコンクールなど
苦楽を共にしてきた仲間ですからねー)


そうなんだ(笑)

うん、いいんじゃない?
うっとりと相手に夢中になるのは
姫じゃなくて王子であるべきだから!

女の子はありのまま、自由に振る舞い、
男の子はそんな女の子に恋をするっていうのが
少女マンガの定番でしょ?
そんな感じ。


「えーー、逆じゃない?
わがままで偉そうにドヤッてるイケメン男子に
普通の女の子が夢中になるのが少女マンガでしょ?」


チッチッ。
違うんだよ。設定のポイントはそこじゃない。

オレ様系男子が相手の場合もあるでしょうけど、
どういうタイプであっても
イケメンかつハイスペであることが多いはず。
そういう男が、
普通の女の子である私に
なぜかベタ惚れなんですけど!
ってところがポイントなの。

ま、姫の場合、
もともと美しくモテモテなんだから、
クラスとしては王子と対等。
「なぜか惚れられた」じゃなくて
「当然惚れられた」なんだけどね。

ともかく、
姫は、「ありのまま、私らしく」振舞っていればいいの。

姫があさっての方向見て踊っていても、
王子様は、絶対、姫の方を向いて
うっとりしないとダメ!

それで成り立つから。


「ふーん、そうなんだ。
じゃあ、僕だけうっとりすればいいわけね!」


そう。
でもね、
こういうのは「ただしイケメンに限る」だから、
王子には、
姫や観客を納得させる格好良さ
がないとダメなんだよ。

それがないと、
ただのキモいストーカーみたいに
なっちゃうからね!

だってそうでしょ?

そもそも
眠っている姫に勝手にキスするとか、
強制わいせつだよ。最低。

目覚めた姫が一瞬で恋に落ちて
「ああ、これが真実の愛だわ♡」って
錯覚しちゃったから良いようなものの、
もしこれが
王子の肩書きがあるだけの
微妙なキモ男だったら、
おい、おまえ誰だ!何をした!捕まえろ!!
ってなるんじゃない?!

物語が成り立たない。

だから、
格好良く堂々と振舞って、
圧倒的王子感を演出することも
忘れちゃいけないと思うのよね。

でも「僕、イケてるでしょ?!」みたいな
ナルシストは興醒めだし…。


清潔感のあるイケメンで
登場するだけで好感度マックス!
みたいなところを目指してね(無茶言う・笑)


大丈夫、
そもそもの人物設定がそうなってるんだから、
設定をぶち壊す振る舞いをしなければ、きっと。



・・・・踊りの技術的なことは
何も分からない親なので、
こういう雑談しかできませんが、
これでも一応、
息子の王子を応援しています(笑)
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高校生になっても続く、コンクール前の攻防

2022-05-06 | 習い事
我が家は、息子が
GWに開催されるコンクールに
毎年出場するもんだから、
GWは動けない、と相場が決まっています。
(コロナで延期になったときは
コロナで外出できなかったし・笑)

今年もまた。
来年もきっと。

子どもが満足しているなら
いいんですけどね。親は。


さて、
私にとって、子どものコンクールとは、
変なテンションで態度が悪くなる息子との
戦いの歴史でもありました。

しかし、現在、息子は高1。
さすがにもう親の手を
煩わせるようなことはなかろう。
やっと「本番の一瞬だけ観て、気楽に応援する人」
になれるかな?(←夫は常にこのポジション)

・・・と思っていたのですが、
思いたかったのですが、
現実には、そうすんなりと
問屋が卸すわけがなかったのです。


「ぜんぶ自分で用意するから」
と言いながら、
直前まで放置する息子。

しびれを切らして
用意しなくていいの?
と言うと、
「ちゃんと全て把握してるから
いいんだよ。大丈夫だからっっ」
と言い返してくる。

そして出かける直前に荷物を用意し、
「あれ?××が無い…
教室に忘れてきたかも」
「お母さん、もう一回作ってよ。
いいから早くっ」

・・・・(怒)

だ・か・らっっ!

用意ってのは
せめて前日にやるべきなんだよ、
分かったか!!!!

と説教しながら
仕方なく新しく制作する羽目に。


私の小言をふてぶてしく聞き流し、
新しく作った物をピッと取る息子。
(もうちょっと感謝しろ)

「はい、もう忘れ物ない。ちゃんと確かめた。
と荷物をまとめ、
玄関に向かおうとする息子。
見ると、床の上に
参加票ハガキと印鑑が放置されている。
(これが無くては参加出来ない)


・・・はぁぁぁ~~。

疲れる。すごく疲れる。

そして、コンクールなんて
ものすごくどうでもよくなる。

こんな子、もう知らん。
どうでもいいから早く終われって感じ。


心からそう思うんですけど、
しかし始まってみると、
そして終わってみると
満足感でいっぱいになってしまうのです。

自分の子がどうこう
ってだけじゃないんです。

コンクールってのは
毎年出続ける子も多いから、
なんとなく馴染みができて
他の子の成長も楽しみになっちゃうのです。
子ども達の頑張る姿そのものに
感動するのです。
そして、感動で心が浄化されちゃうのですよ。

知り合いになったお母様方との
ちょっとした会話も
リフレッシュになるし。

開始前の我が子とのバカバカしい攻防など
どうでもよくなってしまうのです。


ああ、良かった良かった。
終わった終わった。
それだけです。



・・・ところが。

次は、数ヶ月後、
遠方での全国大会があるんです。
うちは、そういうものに参加するのは
初めてです。

参加するだけでも
良い思い出になるだろうな。
よかったね。

・・・とは思うのですが、
同時に、
参加にかかる経費…
参加費等基本的なものに加え、
ハイシーズンの旅費、すなわち
二人分の飛行機代、ホテル代(6泊!)
などを含めると、
私の給与など軽く数ヶ月分が飛ぶ金額に。

更に、事前準備、当日含め
私が考え、サポートすべき事柄が
いろいろあると予測され、
頭の中、軽くパニック。


甲子園やら何やら
TV中継される大きな大会を見ながら、
本人の遠征費に加え
家族の旅費もかかるよね、
大変だろうなー
と思ってはいたけれど。

身近にいる
全国大会に出場する子のお母さん方が
「本人はいいけど、親は大変…」
と苦笑するのを聞いてはいたけれど。

いざ我が身に降りかかると
その金額の大きさに戦慄が走る。


芸術、スポーツなどの分野で
コンクールだの遠征試合だの
全国大会だの
なんなら国際コンクールだの
頑張る子どもを持つ親御さん達の多くは、
きっとみんな
けっこうな無理をしながら
子をサポートしているんだろうな。


・・・おつかれさまです(涙)
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