最近読んだ本の中で
特に心に残った本を記録しておきます。
★『「国境なき医師団」になろう!』 いとうせいこう
いとうせいこうと言えば、なんといっても「見仏記」。
みうらじゅんのイメージに引っ張られ、
「いとうせいこう」と「国境なき医師団」とのつながりが
とても意外に感じられ、手に取ったのですが
これは本当に読んで良かった!
「国境なき医師団(MSF)」の
医師や看護師にスポットを当てた記事は
何かと見る機会が多いのですが、
これの本はむしろノンメディカル、
つまり
ロジスティシャン(インフラ整備、安全管理など)、
アドミニストレーター(経理、人事)、
プロジェクト責任者、証言活動、
水・衛生管理、建築…等々の
役割を担う人々に焦点を当てています。
たしかに、紛争地や災害地に
医師と薬だけポンと送り込んでも
医療活動はできませんから、
絶対に必要な、重要な仕事です。
知らなかったことばかりです。
「知らない人代表」として取材をし、
現地に行き、それを文章にしてくださった
いとうさんに感謝したい。
それぞれのストーリーが
どれも実に生き生きとしていて
興味深かった。
人材として協力するのは無理としても、
せめて寄付をしたい、
と思いました。
毎年少しずつの寄付もいいけれど、
遺産の贈与も魅力的。
頭に入れておこう。
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