てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

カフェで勉強

2024-10-14 | 日記
学校を休んで勉強する時、
息子は塾(自習)か図書館かカフェに行くのが
定番です。

家だと、ちょっと気を抜くと
スマホとか見てだらけてしまうから、
適度に人の目があり、
適度にノイズのある場所の方が良いんですって。

カフェで勉強をすることに関しては、
お店に迷惑をかけてない?
と心配になるので、
息子には、その辺、重ね重ね確認しているのですが、
息子は、「大丈夫だから!」と言うばかり。

今のところ、彼が良く行く
「大丈夫なカフェ」は数店舗あります。



彼のカフェ開拓は、
次のような段階を踏んで
行っているそうです。

(1)ここは、と思ったカフェに、
偵察がてら短期滞在のお客さんとして行ってみる。
その店の雰囲気、混み具合、
他のお客さんの動向を観察する。

(2)いけそうだったら、
徐々に滞在時間を伸ばし、
その間に長時間滞在のお客さんの様子を
重点的に観察する。

(3)そうこうしているうちに
顔馴染みになり、
お店のスタッフと仲良くなる

(4)お店のスタッフやオーナーの
お墨付きをもらう形で
心置きなく長時間勉強する場として活用する。


「お店の人たちと仲良くなって
ちょくちょく
お喋りしたりもするんだよ。」

「お店の人達も
僕がどこの大学受けるか知ってる
(え?!)
(あ、赤本から話が広がるのか)
頑張ってくださいね!
応援してますよ!
とか、
何時間居ても大丈夫だから
気にしないで勉強してね!
とか言ってくれるよ。」



関西出身の私としては、
それって
「どうぞどうぞ時間気にせんと
ゆっくりしていってください~、
ぶぶづけでもどうどす?」
訳:今すぐ帰れ
みたいな嫌味皮肉が隠れてないか?
とか穿った見方を
一瞬してしまうのだけど、
まあ、ここは
裏表のある高等コミュニケーション
が必要な土地柄ではないから
大丈夫なんでしょう。


ちなみに息子が
カフェでの勉強を「使える一手」と認識したのは、
数年前に
本郷のスタバを見た時からなんだそうです。

混みあった狭いスタバでしたが、
PC広げて勉強(研究?)している人達、
オンラインで会議している人達で
いっぱいでした。

(しかも見るからに多国籍)
(そしてみんな賢そう)

我々のように
普通に飲み物飲んでいるだけの方が
場違いな感じで。


たしかにあれを見るとね、そう思うよね。
でも、スタバと言っても
店舗によってカラー違うし、
そうでもない店もあるから気を付けてね、
とは言っています。


まあ、息子は、
どこでもOKと思っている訳ではなく、
ちゃんと周り見て
お店ともコミュニケーションとっているようなので
大丈夫でしょう。



・・・コミュ強って、すごい。

私には到底出来ない芸当だわ。
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タイトル変更します

2024-10-06 | 日記
「わたしと家族の日々」としながらも
夫はほぼ登場せず
自分のこともあまり書かず
ひたすら息子関係のことを書いており、
ずっとこのタイトルに居心地の悪さを感じていました。

子育てもそろそろ卒業となりますが、
この先も夫のことはまず書かないだろう(笑)
という気がしますし、
自分のことも、ねぇ…

きっと、書くなら、
子育ての振り返りや
目に付いた教育的なあれこれについて
思うことを記録していくだろうな
という予感がします。

結局、自分の子育てが始まる前からずっと、
私の興味関心の中心には
子の発達や心理や教育があるんですよね。
あとは文化的なあれこれですかね。

ということで、
タイトル変更します。
書く内容は変わらないと思います。
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パリオリンピック開会式

2024-08-01 | 日記
テレビ無しネットのみの生活を
20年弱続けておりますが、
全く不便を感じることなく
オリンピックを楽しめるようになり、
ありがたいことです。
時代の変化を感じます。

さて、オリンピック開会式。
その国らしさが見えて、面白いですよね。

パリオリンピック開会式は、
振り切った攻めの感じが
爽快でした。

好き嫌いは分かれそうですけど、
たとえ嫌いと言われても、
ふん、あらそう、じゃあ見なければいい
と鼻であしらわれそう。
芸術家はそれくらい強気でなくては、という感じ?(笑)

ある意味、不親切でしたよね。
意味がありそうだけど
こっちの知識不足で分からない部分の解説が
あまり無かった。
かゆいところは放置、みたいな。

あれはNHKアナウンサーが悪いのではなく、
たぶん、フランスが発信した
各国プレス向けの説明が
簡潔最小限だったんだろうな、
と想像しています。


でも、「??」や「?!」のあれこれは
随所に散りばめられた一級の芸術に圧倒されて、
ちょっとした不満など雲散霧消、
さすがフランス、と感動するしかありませんでした。

歌とダンス。

あれはもう、ひれ伏すしかありませんね。
素晴らしかった。


私よりももっと芸術方面に疎い夫は、
「え?そこ、分からなかったの?」
「ええっ?!それ、知らないんだ」
と改めて驚くような感想を漏らしていて、
それが分からないんじゃ面白さ半減かもね、
と思ったのですが、
そんなことを思っている私とて
より多くを知る人から見れば
どんぐりの背比べでありましょう。

それでも、夫も私も、
歌やダンスには感動していましたから、
それこそが芸術の力ですよね。

(ちなみに夫は、各国パレードの方に
興味があるようでした。
楽しみ方はそれぞれですね。)


回収されなかった「??」は、
後々、分かる人が発信してくれる情報を読み
ああ、なるほどそうだったのか!と振り返り、
結局、2度3度楽しめていたりします。


受験生だからオリンピック見ない、
ということにしている息子には、
長い開会式の見どころをピックアップして
紹介しました。


それにしても。

パリオペのエトワール、
実際にはもっと長く踊っていたでしょうに、
あれ、もっとしっかり見たかったなーーー!!
チラ見せで終わるなんて、もったいない。

あと、全身青塗り裸のディオニソス(衝撃的だった)
(それ以外も、ランウェイのシーンは
攻めが強かったですね)の歌う「nu」、
あの歌の歌詞の翻訳を知りたい。
そうすればもっと意図が理解できたかもしれないのに、
と己の語学力の無さを残念に思いました。


こうして振り返っていると、
つくづく残念に思うんですよね・・・
東京オリンピックの開会式を。

日本も、やろうと思えば
こういう演出が出来る文化的コンテンツを
豊富に持っているはず。
世界的に認知度の高いゲームキャラ、アニメキャラを
案内役にし、そのキャラの冒険という形で
伝統芸能を含めた
日本の芸術の魅力を見せつけるとか…。

そうそう、入場行進の国名プラカード持ちは
力士にお願いするのはどうでしょう!
あ、浴衣姿で良いので。
浴衣の柄は、各国にふさわしい
特徴のある柄にすれば、話題性もばっちり。

今までは細身で見目麗しい若い女性の役割と
暗黙の了解のように決められていた部分を、
真逆の方向で振り切る先進性。
しかも外国人受け間違いなし!の文化的コンテンツ。
スポーツつながりでもある。
最高じゃない?!

妄想が膨らみます。


競技の方は、ぼちぼちと
行き当たりばったりに見ています。
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戦わなかった女

2024-05-02 | 日記
最近目にした
「進学に関する男女差」に関する記事に、

「女の子には、大学も就職先も
家から通えるところ、
という条件を付ける親は多い。」

ということが書かれていました。


これ、まさに私のことだ、と、
忘れかけていた昔のことを思い出しました。
受験校を決める時、
「浪人や下宿はダメだからね」
と言われたのです。

親からそう言われた時、
高校(私立)、けっこうお金かかったらしいし、
仕方ないな、と思い、
すんなり受け入れました。

うちからは関西圏の主要大学には
(頑張れば)だいたい通えることもあり、
不自由は感じませんでしたし、
特に行きたい大学があった訳でもなかったし。


ところが、です。


3歳年下の弟は、
中学受験も高校受験も連敗、
最終手段であった全寮制の私立学校に
なんとか進学ました。

当然、私にかかった学費より、高い。

なのに、大学受験になると
またもや失敗を重ね、
浪人し、
たっくさんの大学を受けまくり、
結局、遠方の大学に入学しました。

後から聞いた感じでは、
行きたくて行く大学ではなく、
後ろ向きな理由で流れ着いた大学のようでした。


え、そんなんで浪人も下宿もOK?
いい加減な弟のやりたい放題を、なぜ許す?
と思いましたよ。


もっとも
その時、私は既に大学4年生でしたし、
弟の状況を哀れには思えど
羨むことは無かったので、
「なんで弟だけ?」と
文句を言うことは無かったのですが、
今思うと
問題はそこでは無いんですよね。



私には閉ざしていた選択肢を、
弟には与えた。
理由は、私が女で、弟が男だから。
それだけ。
それが問題なんです。



当時、親は、
「女だから」「男だから」とは言わず、
その場その場で
もっともらしい理由をつけていたけれど、
それは後付けに過ぎなくて。

私の能力や目標がどうであろうと、
女である以上、
「浪人NG、自宅通学」の条件は
付されていたでしょう。


対して、男である弟のことは
能力が及ばず失敗続きだったから
「仕方なく」
浪人も下宿も許したのだと親は言っていましたが、
もし、彼の能力が高ければ
「だからこそ」許した
と言ったことでしょう。

なんとでも言える。
合理的な理由なんて、無い。
差別なんて、そんなもんです。

ああ、悔しい。
なんで気付かなかったんだ!


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思い返せば、当時、
進学に関して、
公立高校に行った友達から聞く話は
ひどいもんでした。

「女子はどうせ学歴を活かす仕事にはつけない。
お前がK大に受かったら、
定員枠を一つ無駄に奪うことになる。
K大は男子に譲るべきだ。
とか
「女子なら医学科ではなく看護に行け
とかね。
親が味方になってくれたら良いけど、
そうとも限らない。

私の時代は、まだ、
そういうあからさまな差別を
平気でふりかざす大人が
ゴロゴロいました。


第二次ベビーブーマーの受験は
ただでさえ過酷だったのに、
加えて、女だけ
(人によってはかなりハードな)
男女差別という障害物を乗り越えねばならず、
そうしてようやく
受験という男女混合競争の
スタートラインに立てる、みたいな。


ついでに言うと、
そこまでして戦わなかった女(←私)は、

「自分で選んだ道でしょ?
文句言うな」

「努力すれば道は開けたのに、
それだけの能力や根性が
お前には無かったんだから仕方ない」

などと言われることになるのです。


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朝ドラ「虎に翼」、
毎回、いろいろ刺さりながら見ています。


毒饅頭事件検証のシーンで、
よねさんが
「戦わない女」への怒りを吐露しました。

ぐさっ。うっ…
それ、まさに私だわ。

と胸に手を当てたその時、
寅ちゃんが
「戦わない女、戦えない女を愚かだと言うな」
と続けました。

はっとして胸が熱くなりました。
ありがとう。
なんて良い脚本だ!

ありがちなのは
そこで差異のある女同士の対立に
持ちこむパターンだけど、
そんな論点ずらし
乗っかってはいけない。
差別的構造を温存したい既得権益側(男)に
都合が良いだけ。
ちゃんと修正してくれて、スッとした!


進学の時も、結婚に伴う改姓の時も、
その他いろいろ、
結局、私は
不満を持ちつつも戦わなかった女
なのだけれど、
でもね、
その時飲み込んだ負の感情、
負の感情を
飲み込まざるを得なかった悔しさ
は消えない。

だからこそ、
そうした様々な事柄にに対して
歴史上戦ってきた人、
今、戦っている人、
これから戦おうとしている人のことは
心から尊敬するし、
全力で応援したい。

私の、せめてものプロテストです。
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うちの苺

2022-08-25 | 日記
4月。
息子が苺の苗を買ってきて、植えました。
たくさん実がなって、大喜び。



実家では、苺がなると
すぐにナメクジが寄ってきて
人間の口に入る前にダメになっていた
記憶があるのですが、
うちではスクスクと育ってくれて
気持ちが良い。

息子は、
「そんなに甘くはないけれど、苺の味はする」と
大事に食べていました。




7月初め。
気がつけば、まだまだ元気な苺。
ずっと、コンスタントに実がなるんです。



苺って、こんなに長く収穫できるものだっけ??

毎日めちゃくちゃ蒸し暑いんだけど、
苺って、こんな暑さに耐える植物だっけ???

わけがわからない。

息子は、
自分がマメにお世話しているおかげだと
胸を張っていました。

いやそうなんだけど、それにしても・・・。



8月末(本日撮影)。


・・・なんとまあ、まだ元気なんですよ。
この酷暑に・・・。

葉っぱも、ますます
緑濃くたくましくなっちゃって。
暑さへの耐性、ゴーヤ並み。


この苺、どこまで生きるでしょうねぇ??
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