てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

こんなところで過去が蒸し返されるとは!

2022-06-30 | 高1
息子の留学計画、迷っています。
私が。
(息子は、特に深く考えずに
「行きたい行きたい」と前のめり)


向こうで楽器のレンタルは出来るのか、
練習の環境はどうなのか、
帰国後は元の学年に戻るのが良いか
一学年下に入った方が良いのか、
元の学年に戻るとなると
大学受験、間に合わないのでは?とか、
保険は?予防接種は?等々、
掴み切れていないことが多過ぎて…。
(なんせ、突然降って湧いた話だから)

高校時代はスケジュールがタイトだから、
もしかして大学に入ってから
留学した方がいいんじゃない?
という考えがよぎったり。

(息子は、高校でも大学でも
行けばいいんじゃない?
と呑気なことを言っている。
まあ、どっかから全面的資金援助を
勝ち取ってくるなら
文句は言わないけどさー)


なんとなく気乗りしないままに
留学費用の援助があるプランの
応募要綱を眺めていて、
ハッとしました。


<応募資格>
中学1年から現在までの成績に
1および2が無いこと。

中学1年から現在まで
1学年の欠席が10日以内、
遅刻早退が10回以内であること。



え?!中学の成績と出席日数?!
中学のことなんて、
高校受かってしまえば
もう何も関係無いと思ってた!

成績、欠席・遅刻早退
どうだったっけ?!
気にしてなかったから、覚えてない!


そういえば…

美術の先生が大嫌いだから散々だとか、
技術がヤバイとか、
音楽も体育も
実技テストと筆記テストの差が!とか…
もしかして「2」かもよー?
って言ってたこと、あったあった。よくあった。


中1の時はよく休んでた。
担任(美術担当でもある)が大ハズレでね。
学校は大好きだった息子も、
あの担任と関わりたくない…と
休みたがる日がポロポロあって。
私は、嫌なら行かなくていいよ
というスタンスだったし。


留学、迷うまでもなく、
そもそも応募資格が無いかもしれない!


・・・慌てて中学の資料を探しました。


結局、応募資格は満たしていたのですが、
焦った~。

あの担任が「精神疾患」で休職するのが
もう少し遅かったら、
10日以上休んでいたかもしれない。
美術、「2」だったかもしれない。
セーフ!!

(…本当はもっと早く
休職して欲しかったけど。
いや、「退職」の方が世のためだけど。
ていうか、そもそも教師に向かない人間は
教師になるなという話なんだけど)

(ちなみにその教師は
1年半後、しれっと戻ってきて
特別支援学級に配属されていました。
特別支援学級に問題教師を押し込むのは
それこそ問題だと思う)


それにしても、中学での所業が
まさかこんなところまで
亡霊のように追いかけてくるとは…。


---


そういえば、こんな話が。

某大手商社に就職した知人の子が、
入社後、
部署の希望や
留学等々の希望が通るかどうかは、
希望者の大学時代の成績順で決められる
と言っていました。

その子は、能力の高い子なのですが、
好奇心旺盛で、
得意なこと、既知の分野は
「もう知ってるからいいや」と脇に置き、
大学の授業は未知の分野に
広く浅く手を出していたらしく、
しがたって、取得単位数は多いけど
評価は軒並みBだったらしいのです。

まさか就職後のあれこれに
大学での成績が影響するとは!
得意な科目に絞って
Aばっかり取っとけば
今頃海外行けてたかもー!

と悔しがっていたそうです(お母様、談)


まあ、そういう子は、
いつか何らかの形で
希望を叶えるような気がしますが。

もともとの能力は高いし、
寄り道、脇見したからこそ得たことも
沢山ありそうですし。


だから、「未来への準備」に
がんじがらめになる必要は
ないのだけれど、
とりあえず、後輩達は、
先輩の焦りと後悔を
ちょっとした教訓にして、
「そういうこともあり得る」
と頭の隅に置いといたら良いかも。
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高校生の短期留学

2022-06-10 | 高1

250円で得られる贅沢感(^▽^)


息子の高校で、短期留学の案内が
ぼちぼち始まっているようです。
今募集しているのは、
だいたい、
来年の9月くらいに行くプランだそうです。

まだ詳しいことは
知らされていないのですが、
息子から伝え聞く話によると、
期間としては
3ヶ月から1年まで、
行き先は主に北米かヨーロッパで、
やはりアメリカが多いらしいです。
非英語圏の場合は
40時間程度の語学研修がついていたりもする。
内容的には普通高校在籍に加え
音楽留学的な特徴のあるものもある。
提供元によって
親の費用負担割合もさまざま。

親としては
気になることがいろいろありますが、
息子はもう夢だけが膨らんで膨らんで…
羽が生えちゃってます。

分かるけどね。
だって、私も行きたいもの!
隣町くらいでいいから、
親も滞在させてくれるプランは
無いのかな?とか思っちゃう。(無いです)


それにしても、1年か・・・

え。ちょっと待って。

息子は、来年夏から、
ぽっかり1年間も
居なくなるってこと?

ちょっと待って!

親離れは卒業後だと思ってた。
想定より1年半から2年半(浪人する場合)早い!
早すぎる!


試しに、具体的に
息子の居ない日々を想像すると、
ちょっと愕然としてしまうのです。

何しろ、今まで15年間ずっと、
そして今も、
毎日、息子中心に
私は動いてきましたから
(今は主に送迎の関係で)、
それがすっぽり無くなってしまうと、
私の日々を構成するものが
ごっそりと無くなってしまうような…
スケジュール的にも、そして精神的にも。


・・・わたし、その喪失感に
耐えられるかな?
ああ、これが空の巣症候群ってヤツね(泣)


と、一瞬、
感傷に浸りかけたのですが、
でも、逆に
息子の向こうでの生活に思いが及ぶと
今度は、にわかに焦りを覚えて…

だって、ほら、
息子を他国の他所様のご家庭に
預けるということはですよ、
あと1年ちょっとで、
息子の自立度
せめてあと少しでも
上げなければならない
ってことなんですよね。
主に生活習慣的意味で!


言語的に不自由な、慣れない異国では、
他に気をつけなければならないこと、
ストレスを感じることが
山ほどあるはずですから、
せめて家庭内の人間関係を
円滑にするため、
年齢相応の日常的なスキルは
最低限、難なくこなせるように
なっておいてほしい。


例えば、

自分が食べた食器は、
すぐに自分で下げる。そして洗う。
お菓子の袋とかも、
食べ散らかして放っておく
なんて無作法はしない!

弁当箱や水筒をカバンの中に放置しない。
ていうか、
弁当箱や水筒くらい自分で洗って!

自分の荷物の管理は、きちんと自分で行う。
学校の用意などは
前日のうちに自分でする。

出かける直前になって、
あるいは学校に着いてから、
あれがないとかこれがないとか
挙げ句の果てに、逆ギレ気味に
お母さんのせいだとか、
お母さんが探せとか、
今すぐ持ってきてとか
そういう甘えたことは言わない!

出した物を出しっぱなしにしない。
公共のスペースを
自分の物置にしない!

脱いだ物を床に放置しない。
注意されたらすぐに謝り
すぐに行動する!
「後でやる」=すぐ忘れる=永遠にやらない
ってことに、いい加減気付いて!


今までも毎日言ってきたけれど、
今も身についていない
基本的生活習慣です。
とほほ。

でも!
もしかしたら
「短期留学」というニンジンを
鼻先にぶら下げたら、
やる気スイッチが押されるかもしれない。

まだ具体的なことが
何も決まっていない状態で
気が早いかもしれませんが、
いやいや、
これはどちらにしろ
身につけるべきスキルですから。

そして、
子は行く気満々なのですから、
ニンジンは、手に入れたも同然(笑)

これは、きっとチャンスです。

必要なのは、
「今のうちに出来るだけのお世話を
やってあげよう」という
甘やかしの母心ではなく、
「今のうちに出来るだけのスキルを
仕込んでおこう」という
教育的母心!

タイムリミットが近くなったことで
(私の)ヤル気が出てきました。
ちょっと頑張ってみよう。
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なぜか、大体うまくいっている

2022-06-03 | 高1
高校入学早々に受けた
スタディサポートなるもの(模試+進路アドバイス)
の結果が返ってきました。

性格や興味の分析も面白かったのですが、
この学習アドバイスが…


いや、ほんとその通りです!って感じ(笑)


けっこうイケてると思ってるでしょ?
まあね。
でもこれで満足しないでよね。
だって、実際、そんなに努力してないし。
もっとできるよね?
工夫して、やりなよ。

ってことです。

(※「成績は良い」といっても、
まあ、そこそこです)


音楽でも同じことを言われます。

「練習時間は短そうだし、
集中力も・・・
一体なにがどう作用して
このレベルに引き上げているのか
不思議ですね」
って。


ほんとにね。

しかも、実態は、
たぶん先生が想像しているよりもヒドい。
母は知っている。
知っているけど、
さすがに先生に言うのは
憚られるほどのヒドさです。


当の本人も
自分がなぜ上達しているのか
よく分からないから、
センスとか、
本番になったら出てくる
アドレナリンとか(笑)
そういうもののおかげ
ってことにしています。


不思議です。


こういう子には、言いたくなるんですよ。

・・・あの程度の気楽な練習(勉強)で、
これだけ出来るなら、
あともう少し…せめて
周りの子がやってるくらいの
平均値の練習(勉強)でもすれば、
もっと上を目指せるのにねぇ。
なんでやらないの?

って。



私も実は息子と似たタイプで
こんなに振り切ってないけど・笑)
「本番一発、結果オーライ」で
試験等々切り抜けてきましたが、
一方で
・・・どうせなら、もうちょっと
ちゃんと取り組めば良かった!
という後悔があったり、
地道に精一杯、コツコツ頑張る人への
尊敬と憧れもあったりするので、
つい、息子には求めちゃうんですよね。
自分の事を棚に上げて。

息子が想像以上の結果を出したら
「よかったね」と喜びつつも、
「でも十分な努力はしていないよね」
という思いが拭いきれないんです。


(対して、息子は
「良いんだよ!結果が全てでしょ!
ダメならダメで、また次があるし!」
と言い切っちゃってます)


・・・けど、
一方でこうも思うのです。

息子は、
こんなお気楽な性格と態度だからこそ、
これだけいろいろなことを
長く続けられたんだろうな、と。

真面目に取り組む子なら、
(余程の才能がある子でなければ)
こんなにいろいろ出来なかったかもしれない。
そうなったら、どれかを削って
何かに集中するしかなくなるものね。
(むしろそれが一般的だと思う)

では、もし
息子があれこれやりたがったとしても、
親の判断で一つに絞って
集中させようとしたら?
どうなっていただろう??

やったことが無いから想像の範囲だけど、
おそらく、
コントロールしようとしても、
こちらの思い通りには
ならないんじゃないかな。

息子は、
勝手に興味の対象を増やして、
勝手にやること増やして、
今と同じように気を散らしながら
生きて行くと思う。

心配にはなるけれど、
まあ、そういう人の人生もまた
楽しそうで良いかな
と思ったり。

とりあえず、うつ病や不眠症には
まずならないだろう
という安心感はあります(笑)
何らかの依存症にも縁遠い感じ。


今のお気楽なお花畑を維持しつつ、
グリットもある程度身につければ
いいんですけどねー。


ま、もう高校生だし、
あとは本人次第ですね。
(あ、投げちゃった)
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