【Day 1】
昨日、高校入試の関係で、
学校は12時(給食無し)下校でした。
しかし息子はそのことを親に言わず
(下校時間を聞いた時は「分からない」と言った)
6時半に帰ってきました。
私は、息子からの情報はなかったものの
12時頃に他の生徒達が
下校しているのを見かけたので、
ああ、給食無しってことね、
そろそろ帰ってくるだろうな…
と思っていました。
そして6時間半が経ちました。
しかもその日は
7時から習い事の予定がありました。
食事通学の時間を考えると、
5時半には家に戻っていなければ
間に合わない。
・・・完全アウトです。
あの、バカ。
こっそり遊びに行ったな。
最初から、お小遣い持っていって
友達と昼ご飯食べるつもりだったな。
そして、時間を忘れて遊んでるな。
いやね、
遊びに行くのも、
友達と食べるのも
いいんですよ。
「もうすぐ卒業だし、
卒業したら会えなくなる友達もいる。
だから遊びに行きたいんだよ」って
予め、ちゃんと親に伝えて了解を取っていれば。
習い事は振り替えができるから
この日だけは休みたい、とかね。
おそらく息子は
私にちゃんと話せば
了承が得られると
分かっていたはず。
ただ面倒くさかっただけで。
ほら、ほぼ手つかずで残っている高校の宿題とか、
そんなものを持ち出されたら面倒臭い、
いいや、どうせバレないよ!
黙って行っちゃえー
と思ったのでしょう。
手に取るように思考が分かるわ。
アホだ。
いい加減な理由で
テキトーに誤魔化そうとする
その根性がアウト。
ていうか、これ、
本当に親には何もバレないと思っていたの…?
アホだ。
見通しが甘いにも程がある。
息子が帰ってきて、
一応、一通り話を聞き、
全く私が予想した通りの経緯
であることを確認した上で
言いました。
・・・こういうことをすると、
当然、信頼を失うよね。
今後、「基本、信頼できないヤツ」扱いを
することになる。
そして自由の幅がどんどん狭くなるんだよ。
自業自得。分かってるね。
最初、一瞬、
強気で誤魔化そうとした息子ですが、
私の様子を見て、
「あ。これは全部バレてる。
言い逃れの余地…(グルグル考える)…無い。」
と観念したらしく、
無駄な抵抗をサッと諦め、
方針を転換してきました。
手のひらを返したように
下手に出てすり寄り、
できるだけ甘い言葉を
立て板に水にまくしたて
機嫌をとってくる。
イタリア映画で
浮気や使い込み等々
不誠実な嘘が妻にバレた時の
イタリア男の態度そのままです。
(偏見?すみません!
映画を見ての印象でございます…)
羽よりも軽い「ごめんね」を繰り返し、
「もうしないよ」
「僕はこんなにお母さんを愛しているんだよ!」
「それなのにお母さんを
心配させるようなことをして
僕ってなんてバカなんでしょう!」
「もうバカな僕はいないよ!
こっちが本当の僕だよ!」
「信頼を取り戻すために頑張るよ。
ほら!見て!勉強してるんだよ!」
そして、
「ということで、
じゃあ、明日は遊びに行ってもいい?」
みたいなことを言ってくる。
こいつ・・・
軽い。軽すぎる。
そんな中身の無い甘言で
言いくるめることが可能な相手だとでも思ってんのか!
バカタレめがっ!!
ここで私がいい加減に許せば
「こうすれば何とかなる」と間違った学習をし、
将来のパートナーに対して
同じような態度を取るかもしれない。
(例:映画の中のイタリア男)
・・・ああ、目に浮かぶようだ。
きっとそうに違いない。
ダメだ。
そんな男を世に放してはいけない。
製造責任、取らなければ。
そう思った私は、息子に、
なぜいけないか、どうすべきだったかを
できるだけ冷静に論理的に伝えて、
そして息子が守るべき約束事を通達しました。
息子は、「当然だよね。分かったよ♪」と
(軽さがとっても気になるものの)
約束を守ると宣言しました。
【Day 2】
12時過ぎに大急ぎで帰ってきた息子。
遊びに行くために、必死です。
残量、〆切、残された日にちを計算し、
一日のノルマを決めた課題を
「こんなの簡単だよっ」と
ミミズがのたうちまわったような字で書き殴り、
数学や和声聴音を
「ぜんっぜん分からん」キレ気味にやり、
大騒ぎしながらも
なんとかノルマをこなしました。
そして「5時半に帰ってくる!」言い残し、
飛び出す。
で、帰って来たのは6時過ぎ。
(習い事は7時から)
(懲りないヤツだな…)
まあ、今日の習い事は近場なので
昨日よりはマシです。
行く前に、満面の笑みで、
「ぼく、今日もちょっと悪かったけど、
明日から良い子になるよ!
お母さん、考えてごらん。
悪いことの後には
良いことが起きるって決まってるんだよ。
不景気の後には好景気、
恐慌の後にはバブルが来るんだよ!」
とウィンクしてスキップして行きました。
・・・この子、どうしたらいいんでしょう。
先に謝っときたい。
将来の息子のパートナーさん、
ごめんなさい。
後数年、私もできるだけの努力はします。
でも、力及ばずだったら、ごめんなさい。
後は任せた…(任せたい…)