てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

中3息子との2日間攻防

2022-03-09 | 中3
【Day 1】

昨日、高校入試の関係で、
学校は12時(給食無し)下校でした。

しかし息子はそのことを親に言わず
(下校時間を聞いた時は「分からない」と言った)
6時半に帰ってきました。

私は、息子からの情報はなかったものの
12時頃に他の生徒達が
下校しているのを見かけたので、
ああ、給食無しってことね、
そろそろ帰ってくるだろうな…
と思っていました。


そして6時間半が経ちました。


しかもその日は
7時から習い事の予定がありました。
食事通学の時間を考えると、
5時半には家に戻っていなければ
間に合わない。


・・・完全アウトです。

あの、バカ

こっそり遊びに行ったな。
最初から、お小遣い持っていって
友達と昼ご飯食べるつもりだったな。
そして、時間を忘れて遊んでるな。


いやね、
遊びに行くのも、
友達と食べるのも
いいんですよ。

「もうすぐ卒業だし、
卒業したら会えなくなる友達もいる。
だから遊びに行きたいんだよ」って
予め、ちゃんと親に伝えて了解を取っていれば。
習い事は振り替えができるから
この日だけは休みたい、とかね。


おそらく息子は
私にちゃんと話せば
了承が得られると
分かっていたはず。

ただ面倒くさかっただけで。

そんなものを持ち出されたら面倒臭い、
いいや、どうせバレないよ!
黙って行っちゃえー
と思ったのでしょう。

手に取るように思考が分かるわ。

アホだ。

いい加減な理由で
テキトーに誤魔化そうとする
その根性がアウト。



ていうか、これ、
本当に親には何もバレないと思っていたの…?


アホだ。
見通しが甘いにも程がある。



息子が帰ってきて、
一応、一通り話を聞き、
全く私が予想した通りの経緯
であることを確認した上で
言いました。


・・・こういうことをすると、
当然、信頼を失うよね。
今後、「基本、信頼できないヤツ」扱いを
することになる。
そして自由の幅がどんどん狭くなるんだよ。
自業自得。分かってるね。


最初、一瞬、
強気で誤魔化そうとした息子ですが、
私の様子を見て、
「あ。これは全部バレてる。
言い逃れの余地…(グルグル考える)…無い。
と観念したらしく、
無駄な抵抗をサッと諦め、
方針を転換してきました。


手のひらを返したように
下手に出てすり寄り、
できるだけ甘い言葉を
立て板に水にまくしたて
機嫌をとってくる。


イタリア映画で
浮気や使い込み等々
不誠実な嘘が妻にバレた時の
イタリア男の態度そのままです。

(偏見?すみません!
映画を見ての印象でございます…)


羽よりも軽い「ごめんね」を繰り返し、
「もうしないよ」
「僕はこんなにお母さんを愛しているんだよ!」
「それなのにお母さんを
心配させるようなことをして
僕ってなんてバカなんでしょう!」
「もうバカな僕はいないよ!
こっちが本当の僕だよ!」
「信頼を取り戻すために頑張るよ。
ほら!見て!勉強してるんだよ!」


そして、
「ということで、
じゃあ、明日は遊びに行ってもいい?」
みたいなことを言ってくる。



こいつ・・・
軽い。軽すぎる。

そんな中身の無い甘言で
言いくるめることが可能な相手だとでも思ってんのか!
バカタレめがっ!!



ここで私がいい加減に許せば
「こうすれば何とかなる」と間違った学習をし、
将来のパートナーに対して
同じような態度を取るかもしれない。

・・・ああ、目に浮かぶようだ。
きっとそうに違いない。

ダメだ。
そんな男を世に放してはいけない。
製造責任、取らなければ。


そう思った私は、息子に、
なぜいけないか、どうすべきだったかを
できるだけ冷静に論理的に伝えて、
そして息子が守るべき約束事を通達しました。

息子は、「当然だよね。分かったよ♪」と
(軽さがとっても気になるものの)
約束を守ると宣言しました。



【Day 2】

12時過ぎに大急ぎで帰ってきた息子。
遊びに行くために、必死です。

残量、〆切、残された日にちを計算し、
一日のノルマを決めた課題を
「こんなの簡単だよっ」と
ミミズがのたうちまわったような字で書き殴り、
数学や和声聴音を
「ぜんっぜん分からん」キレ気味にやり、
大騒ぎしながらも
なんとかノルマをこなしました。

そして「5時半に帰ってくる!」言い残し、
飛び出す。

で、帰って来たのは6時過ぎ。
(習い事は7時から)
(懲りないヤツだな…)


まあ、今日の習い事は近場なので
昨日よりはマシです。


行く前に、満面の笑みで、

「ぼく、今日もちょっと悪かったけど、
明日から良い子になるよ!
お母さん、考えてごらん。
悪いことの後には
良いことが起きるって決まってるんだよ。
不景気の後には好景気、
恐慌の後にはバブルが来るんだよ!」

とウィンクしてスキップして行きました。



・・・この子、どうしたらいいんでしょう。

先に謝っときたい。

将来の息子のパートナーさん、
ごめんなさい。

後数年、私もできるだけの努力はします。
でも、力及ばずだったら、ごめんなさい。
後は任せた…(任せたい…)
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最近のコネタを新鮮なうちに(誕生日とか体育とか鹿とか)

2022-02-25 | 中3
とりとめのないコネタですが・・・

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某月某日。

私の誕生日は、学校と仕事のある普通の平日でした。

私も一日忙しかったので
すっかり忘れて過ごしていたのですが、
いつもより遅めに帰ってきた息子が
玄関開けてすぐ、
「お母さん、お誕生日おめでとう!」と
満面の笑みで花束を差し出しました。

これまでのように
道で摘んできた花ではなく、
花屋さんで買ってきた花です。

朝、こっそりお小遣い持っていって、
学校帰りに花屋さんに寄ったそうです。


(手前のタンポポは摘んできたもの・笑)


全く期待していなかった(というか忘れてた)だけに
すごく新鮮に驚いたし、
意外なほど嬉しかったです。

これまでくれた摘んできた花も
可愛くて嬉しかったけど、
なんというか、
大人になったね~(笑)


…誕生日自体は
全然嬉しくないんですけどね。
諦観して粛々と受入れるしかない事実
って感じです。


(夫からは「誕生日何が欲しい?」
と訊かれたのですが、
「欲しいものは随時自分で買ってるから、別にいいよ」
「そうだよね」
で終わりました。
一応訊くだけマシってことで・笑)


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某月某日。

息子がカレンダーを見ながら、
「中学行くの、あと○日しかないんだよ」
と呟いていました。

ああ、寂しいんだな、
そうだよね、中学、楽しかったもんね…
と思ったのですが、
息子の言葉には続きがあって。

「そのうち月曜と水曜と木曜と…
あと○回体育がある!
ということは、あと○回試合が出来るから、
トーナメント最後まで出来る!
ああ、体育のある日は
雨、降りませんように!!」


・・・なんか、思ってたんと違う。

体育が好きな子って
こんなこと考えるんだねー。


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子どももこの歳になると、
身もだえするような
可愛い言い間違いなどは
無くなるのですが、
この間、久々に笑ってしまいました。


「(風景写真をみながら)
ねえ、このカコンって鳴るヤツ、良いよね!
しかおとし?」

「・・・ししおどし!」

 

惜しい!(笑)

「しし」は獅子や猪ではなく
実は「鹿威し」だから、
「鹿落とし」と「鹿威し」
漢字で書くと、案外近い。

「そうだよ!
鹿はあの音に驚くけど、
獅子や猪は
カコンくらいじゃ驚かないんだよ!」
と、後付け知識でドヤる(笑)

中3になっても、
毎日、「へー」がいっぱいでいいね(^▽^)


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とかいって、実は
半世紀を生きた私だって
いまだに「へー」だらけ。


先日は、ロワジールホテルの「ロワジール」が
フランス語の loisir 、
「趣味、余暇、レクリエーション」の意味だと
初めて知りました。
(男性名詞なのでle loisir)

「なんとなく良い感じの響き」として
何も思わず受け入れていた言葉が、
実は「ホテル・趣味」だと知ってしまうと、
なんかムズムズしちゃう(笑)


あと、
英語で、高校大学の1年~4年を
freshman, sophomore, junior, senior
と呼ぶことも、初めて知ったなー。
(あれ?もしかして「みんな普通知ってる」ようなこと?!)

a junior in high school
って言われて、???でした。
え?飛び級で高校入った子??
とかグルグル考えてしまった(笑)


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こういう小さな「へー」を
新鮮なうちに
食卓のとりとめのない会話を通して
家族で共有できるのは
平和で幸せなことだな、と
しみじみ思います。

胸が痛むニュースの向こう側に、
こういう家族の平和が
ある日突然暴力的に奪われ
翻弄される人達が見えるようで
なんともつらいですね…。
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高校受験が終わり、入学準備が進む

2022-02-13 | 中3
気がつけば前回投稿から一ヶ月が経っていました。
ものすごく忙しかった訳でもないのですが
なんとなく慌ただしくて。

この1ヶ月の間に、息子の高校合格が決まり、
高校の説明会があり、
新学期までに終わらせるべき課題などが配られ、
制服やら体操服やら必要なものを購入し…
ああ、高校生になるんだなぁ、と
徐々に実感が湧いてきています。

ということは
あと3年で親元を離れることになるかも…
などと感慨に耽りたくなるのですが、
いやいやちょっと待て。

この子、まだそこまで自立してはいないのです。

学校の課題だって、
見もせずに放置しているということは、
中学での学習態度そのままに
いよいよヤバくなるまで
やらないつもりだな。こいつ。

母の勘が働き、

「まさか、この課題、
ギリギリまで放置するつもりじゃ
ないでしょうね?」

と釘を刺してみると、

「あ、春休みにやるから、今はやらない!
だって、うんたらかんたら~
ぼく、ちゃんと計画してるんだから
大丈夫だよ!」

やっぱりね。

出たよ、
自分に甘く、見通しも甘い
先延ばし野郎。

春休みっつったってね、
この子、春休みにはコロナも
落ち着いているはずだという
希望的観測を基に、
遊ぶ気満々で
既に数々の計画をたてているんです。

危険だ。

「ふーーーん。
これだけ時間のあるときにやらないで、
遊ぶ予定がいろいろある
春休みになってからやるんだ?
へ~。
その日のノルマが終わるまで
遊びに行けないってことになって、
ギャーギャー言い始めるのが
目に浮かぶようだわ…。
今やった方が楽だと思うけどなぁ。」


「大丈夫だよ!
そんなことにはならないからっ!

・・・・・・・・・。

・・・・・・・わかったよ。やるよ。」


と言いつつも、息子は
お父さんに探りを入れたりもしていました。
(息子の進学先は、お父さんの出身校)


「お父さんの時も、
入学までにやる課題、渡された?」

「あったよ」

「みんな、真面目にやってた?
やってこない人もいたんじゃない?」

「え。そりゃみんなやるよ!
やらないとか、あり得ないでしょ!」

「ふーん・・・みんな真面目なんだね。」


・・・うわ。
この子、あわよくば
やらずに済ませようと思ってたんだ。

初っ端から、このふざけた心構え。
大丈夫かいな。


ともかく、
そんなこんなで高校に目が向くようになると、
中学は終わったも同然になってしまい、
中学生活をエンジョイしている息子としては
寂しいだろうな、と思うのです。
仲の良い子達、みんな離れてしまうから。

男同士で、学校でわちゃわちゃ遊べるのも
今のうちかもしれないよね。


息子の行く高校は、
女子の割合が非常に高いのです。

息子は、男女分け隔て無く
仲良くできるタイプなんですが、
中学では
普段は男同士で遊んでいるし(野球とか)、
息子の話に登場する仲良しは
主に元気な男の子たち
(と元気な女の子たち)なので、
大人しい女の子が多いクラス(想像)では
物足りないんじゃないかなぁと
少し気にしてみたり。

ま、当の本人は全然気にしていないので
いいんですけどね。

「高校も、絶対楽しいはず!
楽しい予感しかしない!

と張り切っています。

そのプラスのエネルギーを
予習に…いやせめて出された課題にぶつけて、
一気に終わらせればいいのに…。
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15歳の誕生日★年末年始プレゼント祭り

2022-01-06 | 中3
我が家の年末年始は
息子誕生日&キリスト誕生日&お正月のため、
毎年、楽しくも悩ましいプレゼント祭りになります。


これは、我が家のプレゼント祭りとは
全然関係なく頂いたお花。
お花の素養がない私の手に余る立派さで
どうしようかと…(ご近所さんにお裾分けしました)


毎年、私が一人であれこれ考えていたのですが、
今年は趣向を変え、
「全面的に息子の希望を聞くから
欲しいものを考えておいてね」
ということにしました。

ところが息子は「特に思いつかないなー」
と言うばかりで、
もうどうなることかと。

なんとか希望を絞り出してもらい、
結局、
(1)マラソン用のちょっと高級なスニーカー
(2)ワイヤレス・イヤホン
(3)箱根駅伝特集の雑誌
(4)憧れのホテルに宿泊(ディナー、朝食付き)
となりました。

本人、大満足。

間に合って、親も安堵。

めでたし、めでたし。



加えて、たまたま時期的にマッチした
最高のプレゼントがこちら。



全曲、心をわしづかみにされっぱなしの、
桁外れにシビれる演奏でした。(日本語っ)


息子は
「人生最高のコンサートを、
中学生で聴いてしまったかも…」
とつぶやいていました。


反田さん、ありがとう。


感染再爆発前でよかった!(ほんとに!!)
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変な校則、無くなれ!

2021-12-21 | 中3
今日、この冬初めて
息子が学ランで登校しました。
冬服への移行、年は越さなかったね(笑)

先週くらいから、
半袖ではちょっと寒いかな…と
息子も感じたらしいのですが、
「寒かったら腿上げしながら歩くから大丈夫!」
と頑張っていました。

何を目指しているんだか・・・。


面倒臭いからって
学ランを敬遠していた息子も、
私服では
数日前から薄い長袖を
着るようになっていました。

先日のJ先生英語レッスンの時、
寒くなったね!今日は僕、長袖だよ!
と息子が言うと、
そうだねー、寒いよね、
とJ先生。
でも、そういう先生は半袖短パン素足


・・・うん、人種が違うと
体感温度も、服装の感覚も違うって言うよね。

なんかもう、
どの季節に
誰がどういう格好をしていようと
どうでもいいわ、
なんでも有り、
各自好きなようにすればいいよね!
って気になってきました(笑)


---


季節感とはちょっと違う話ですが、
好きなようにすればいいよね!つながりで
学校の服装規定に関して。


息子の学校では、靴下に関して、
「白靴下、ワンポイント無し」
という規定があったのですが、
数ヶ月前、
突然、その決まりがなくなり、
自由になりました。


降って湧いたような話で
改定の経緯は分からないのですが、
なんでも、以前から
白靴下は汚れが目立つから
その規定はやめてほしい
という保護者の要望があったそうです。
(生徒の要望ではない・笑)


突然、校則の縛りがなくなったら
生徒達はどういう反応をするだろう?
と興味津々だったのですが、
息子によると
「別に、なにも」だそうです。


みんなの靴下の色は
一気にカラフルになったけど
(家にあるものを
適当に履いてくるんでしょうね)、
だからといって
そのことについて
話題になることもないし、
誰が何色の靴下をはこうが
誰も気にしない、と。

長さに関しては、
一応、決まりとしては
「くるぶし以上の長さ」らしいけど、
スニーカーソックスを履いていても
何も言われないらしく、
長いのも短いのも
気にせず適当に履いて行っています。


「ていうか、なんで今まで
白って決められていたんだろね?
こんなどうでもいいことを
わざわざ一つに決めるとか、意味不明。」
と言っていました。


校則なんて、大方、
その程度のもんだろうと思います。

その決まりが無くたって
誰も困らないような
どうでもいいことに
わざわざキツい縛りをつけちゃってね。


息子が通うのは
普通の公立中学校なので、
ありがちな校則は一通りあります。

シャツを出すなとか、
下着は白とか、
前髪は眉にかかったらダメとか、
男子は耳に髪がかかったらダメとか、
ツーブロックはダメだとか、
染めたらダメとか、
眉毛を整えるなとか、
眉間を剃るなとか(笑)。


肌シャツの色が違っても、
男子の髪が長くても
注意されることは無いらしいのですが。


それなら、いっそ、
靴下規定を無くしたついでに
その他の校則も
無くしてしまったらどうだろう?

様子を見て、
これはちょっと…ということが出てきたら、
その部分だけ校則で決めてみたら?
と思っちゃう。

案外、決まりが無くたって
支障ないことが多いんじゃないかなー。
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