※NYダウとシカゴ日経平均先物が大幅下落だったから、
心の準備はできてたけどね。
東京株式市場・大引け=米株安受けて急反落、先物主導で下げ加速(ロイター) - goo ニュース
[東京 2日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は急反落。前日終値比で300円を超す大幅な下落で大引けた。
前日の米株急反落や為替が円高に振れたことを嫌気して、寄り付きから前日終値比で200円を超す大幅下落となった。午後は今晩の米雇用統計を控えて様子見ムードが強まり安値もみあいの展開となる中、徐々に下げ幅を拡大した。「先物にややまとまった売りが出て下げ幅が拡大した。週末要因で手控えムードが強く、現物・先物とも買い注文が薄いところを仕掛けられた」(大手証券エクイティ部)という。
今晩発表の10月米雇用統計については、ロイター調査によると、非農業部門雇用者数で8万人増との予想となっているが「予測を下振れるリスクの方が高いとみている」(大和住銀投信投資顧問 株式運用部 チーフストラテジスト 門司総一郎氏)との見方もある。
市場からは「利下げ期待が一服しているなかでは、雇用が弱いほうが利下げ期待が再燃しやすいという面はある。一方でサブプライム問題の圧迫もあり、一段の株価下落につながる可能性もある。米市場の雇用統計への反応でセンチメントを確認したい」(みずほインベスターズ証券調査部副部長、川崎恵次郎氏)との声が出た。
2日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙電子版は関係筋の話として、メリルリンチがリスクの高いモーゲージ担保証券のエクスポージャーを少なくするため、ヘッジファンドとの間で、損失の算出日を遅らせることを狙った取引を行ったと伝えた。
ただ、この報道の影響は限定的だったようだ。市場では「売りを仕掛ける材料にされた可能性はあるものの、GLOBEX(シカゴ24時間金融先物システム)なども大きく動いていない。午後の下げ幅拡大は、為替が円高に振れたことに反応した面が大きい」(準大手証券情報担当者)とみている。
一方、国内企業決算については概ね堅調との見方となっている。「一部の企業の業績下方修正が目立つが、全体で見れば堅調な決算だ。前年のように決算を確認した後の11月下旬に底を打ち、2月にかけて上昇したパターンを描く可能性もある」(準大手証券情報部)との期待も聞かれた。
東証1部の売買代金は3兆0444億円だった。東証1部騰落数は、値上がり239銘柄、値下がり1423銘柄、変わらずは57銘柄。