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剣持麗子のワンナイト推理

2024-09-11 21:00:00 | 読書
「剣持麗子のワンナイト推理」
新川帆立著、宝島社文庫、2024年5月





日中は大手法律事務所で働く女性弁護士が、夜中に亡くなった弁護士から引き継ぐことになった民事相談の解決に動き回るミステリー小説。

女性弁護士・剣持麗子が登場するシリーズは本作で3作目。

過去2作は長編でしたが、本作は連作短編小説。
ユーモアとサスペンス両面感じられます。

第一話の容疑者であるホストを、助手として雇うことから、次々に事件が起こります。
第五話で終わっていますが、すべてが一件落着とは言えず、続編の可能性を残した終わり方。


各話のタイトルとあらすじはこんな感じです。

第一話 家守の理由
源氏名が武田信玄の若いホストが不動産屋の主人殺害の容疑をかけられる話。
武田信玄の実名は黒丑益也と判明。

第二話 手練手管を使う者は
ホストの明智光秀が同じくホストの織田信長の死体の第一発見者となる話。

第三話 何を思うか胸のうち
剣持麗子が所属する法律事務所の運動会終了後に、同僚の弁護士が急死する話。

第四話 お月様のいるところ
認知症の高齢女性を服についていた住所まで送ると死体があった話。

第五話 ピースのつなげかた
建築工事を行った家の近所3件で事件が発生した話。



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コメント (2)
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