「FACTFULNESS」
ハンス・ロスリング他著、日経BP、2019年1月
昨年話題になり、いまでも売れ続けています。
データを見ると違うのに、思い込みや過去の常識に囚われていませんか?
を問うている本。
人が陥りがちな本能を挙げています。
例えば、貧困や災害のニュースが多いため、
貧困層や被災者が増加している印象を持ちがちですが、
実際は減少しているそうです。
また一口に貧困層といっても、水の調達・移動手段・調理方法様々な段階があるとのこと。
確かに日本国内で言われる貧困層と途上国の貧困層では、
その暮らしぶりはまったく異なります。
各章の終わりにまとめがあるので、
一度読んだ後はその部分を読み返すだけでもなんとなく思い出せます。
また、P.325に「ファクトフルネスの大まかなルール」が記載されており、
このページに目を通すだけでも冷静になれると思います。
「大半の人がどこにいるかを探そう」
「悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう」
「リスクを計算しよう」
「数字を比較しよう」
「分類を疑おう」
「ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう」
「ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう」
「誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう」
「小さな一歩を重ねよう」
など。
・・・いまの世の中に応用できることが多そうです。
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