「正欲」
朝井リョウ著、新潮文庫、2023年6月
多様性(ダイバーシティ)がテーマの小説。
朝井リョウの小説を読むのは初めてです。
「新垣結衣出演で今秋映画化」と帯に書いてあるのを見て手に取りました。
巻末に解説を寄せた方ですら「この物語は手に余る」と書いています。
素人の自分が感じたことを、誤解を招かないよう適切に表現するのはより難しいです。
それでも敢えて書くと、
マイノリティー(少数派)の中にもさらにマジョリティー(多数派)とマイノリティーがあって、
マイノリティーの中のマジョリティーの声だけ拾い上げると、
マイノリティーの中のマイノリティーがより肩身の狭い思いをしかねないこと。
マイノリティーの中のマイノリティーの声まで拾い上げていると世の中が混沌としてしまいかねないこと。
ある程度集合体にならないと権利を主張しづらいこと。
一人の人間が全ての面においてマジョリティであることは難しいこと。
そして、この小説のメッセージを映画で伝えるのは難しそうなこと。
などを感じました。
タイミングが合えば映画も見て、自分の感想の答え合わせをしたいと思います。
朝井リョウ著、新潮文庫、2023年6月
多様性(ダイバーシティ)がテーマの小説。
朝井リョウの小説を読むのは初めてです。
「新垣結衣出演で今秋映画化」と帯に書いてあるのを見て手に取りました。
巻末に解説を寄せた方ですら「この物語は手に余る」と書いています。
素人の自分が感じたことを、誤解を招かないよう適切に表現するのはより難しいです。
それでも敢えて書くと、
マイノリティー(少数派)の中にもさらにマジョリティー(多数派)とマイノリティーがあって、
マイノリティーの中のマジョリティーの声だけ拾い上げると、
マイノリティーの中のマイノリティーがより肩身の狭い思いをしかねないこと。
マイノリティーの中のマイノリティーの声まで拾い上げていると世の中が混沌としてしまいかねないこと。
ある程度集合体にならないと権利を主張しづらいこと。
一人の人間が全ての面においてマジョリティであることは難しいこと。
そして、この小説のメッセージを映画で伝えるのは難しそうなこと。
などを感じました。
タイミングが合えば映画も見て、自分の感想の答え合わせをしたいと思います。
いじっていいのか、受け入れなければならないのか、小説の中の架空の話と捉えていいのか、取り扱いに悩みます。