特急気動車、キハ181等に使用された、仮想心皿台車DT36とその仲間たち3のお話し 国鉄時代編
今回は、新系列特急として計画されたキハ181に使用された台車DT36の話を中心にさせていただきました。
この台車の特徴は、仮想心皿を採用したもので、それまでの台車に見られた心皿がなく、荷重は全て側面で受ける形となっていました。
さらに、心皿がないことで台車の上半分に大きなスペースを生み出すことが出来て、このスペースにより推進軸を通して2軸駆動を実現することが出来ました。
それまでの気動車は1軸のみ動力車でしたが2軸を1エンジンでつなぐことが出来るようになったことは大きな進歩でした。
その構造は非常にシンプルではありますが理にかなったもので、キハ60での失敗を乗りこえる事が出来ました。
キハ181自体はエンジンも冷却系も中途半端な存在であったため、成功した気動車とは言えませんでしたが、台車に関してはかなりよく考えられた台車であったと個人的には思っています。
なお、181系では空気バネを使ったアンチローリング装置が装備されていましたが、キハ65ではコストダウンもあったのか、アンチローリング装置は省略されています。
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国鉄があった時代 JNR-era
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