歴代新幹線の中で最も豪華な内装をもっていたのは、100系新幹線でしょうね。
昭和60年3月27日に公式試運転が東京~三島間で行われたとされています。
外観の特徴としては、より白くなった塗装と、つり目になったヘッドライトが大きな特徴で、ずんぐりむっくりした、愛嬌のある顔立ちと異なり、かなり精悍な顔つきとなりました。
画像 Wikipedeia
元々新幹線博多開業の頃に100系シリーズを予定していたそうなのですが、諸般の事情でデビューが遅れたため、東北・上越新幹線が200系としてデビューした後に100系が昭和60年にデビューするという逆転現象が生じました。
100系の特徴は、なんといっても個室を設けたグリーン車と同じく2階建て方式を採用した食堂車でしょう。
画像 Wikipedia
大きな車両限界を活かしてレール面から最大4490mmの高さを誇り、かつほとんど天井部分も絞らずにそのまま使えるので、2階建て車としては十分な高さを確保できたと思います。
これは在来線では出来ない芸当ですね。
逆に、新幹線にやる気があれば、2階建てのエコ寝台車も夢ではないかもしれません。
JR東海はそういった寝台を作るのは嫌がるかもしれませんが、JR西で東海道新幹線の最終を受ける形で、山陽新幹線区感を夜間に走って翌朝の8:00ころまでに到着する新幹線が誕生すれば結構需要はあるかもしれませんね。
夜行列車の選択肢ということで在来線で残すべきだという意見も多いですが、個人的には貨物輸送が現在継続されている区間以外では、そうした夜行列車を走らせるのはあまり得策とはいえないと思います。
少なくともそうした列車を定期的に走らせるとすればそれを支える要員が要るわけですから・・・。
在来線で何でもかんでも残すというのではなく、新たな発想で、新幹線に夜行列車の使命を持たせるのも大事なことだと思いますね。
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