アマチュア無線を始めてから今年で57年になるが、これまで垂直系アンテナを使ったのは最初のころ竹竿で作った21MHzGPのみで、他は全て水平系アンテナを上げていた。これはノイズが多いとか、アース(ラジアル)の問題が懸念されていたからかもしれない。
このアンテナは144/430バーチカル+50短縮コイルの頂点に、HFの7バンドの短縮コイルを展開してマルチバンドに使えるというモノ。昔ならその短縮率の大きさからとても使ってみようと思わなかったが、受信専用でバンドモニターに便利かな、と思い購入してみた。とりあえず3階相当の手すりに沿わせて建ててあるポールの先端に設置し、5m程度のラジアルを7本周囲にバラまいてみた。
調整はコイルの先にねじ止めするエレメントの長さを変えるのだが、最初は取説の値で測定をしてみたところ、
14MHz f0 = 13.84MHz SWR = 1.05
18MHz f0 = 17.2MHz SWR = 1.1
21MHz f0 = 20.76MHz SWR = 1.15
28MHz f0 = 26.9MHz SWR = 1.7
全体に共振周波数が低いのは、3.5/7を使っていないことによると思われるが、3.5はあまりにも短縮率が大きいので使うつもりがなく、7はVダイポールが別にあるので使わない。また50は同調がとれず(50の垂直系は相手がいない)、144/430はそのままで十分使えそう。
またラジアルは昔の定説通り四方八方に展開した方がSWRが下がるようだ(ネットでそのままトグロを巻かせた方が良いとの記事があるが?)。
第一発でこれなら十分使えるのではと思われる結果が出たので、これから実用域に持っていくのが面白そう。
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