(某通信機製造会社のWebサイト上 掲載の素敵な読み物集TOPロゴです)
IC-21と言うTRXです 自分が開局当時 ローカル局が144MHZのFMでアクティブにQRVしており 各局は24ch機(水晶発振子24個(送受信別なので48個も!)
拙者は「トリオ」のTR-2200Gの12ch(それでも当時12ch全部入れていた人はあまり居なかった!)
何せメインチャンネル(呼び出し周波数)が144.48MHZの頃!
隣県岩手県雫石上空で民間航空機と航空自衛隊の練習機が空中衝突した悲劇の際
無線通信(150MHZ帯周辺の警察・消防・その他各種移動業務)が飛び交い混信を起こしている中
医師として現場で奮闘努力されたOMが通信手段(非常通信を行ったと記憶していますが)として持ち込んだIC-21が混信を受けずに使用出来た
と言う記事がCQ誌に掲載された事を覚えています
そのIC-21の受信部に使われていたのが「ヘリカル同調回路」でした
50MHZ帯のIC-71とスタイリッシュで性能も良く欲しいTRXでしたが 流石に高校生に身では無理で その後はSSB化やVFO/PLLによるフルカバー機が主流となり
ついに手に入れる事はありませんでしたが
ヘリカル同調回路の性能の素晴らしさは判るのですがHF帯ではコイルが大きくなって.....
Y社ではμ同調回路を使ってコンパクトに収めていますね
コリンズのスラッグ同調回路と同様 メカニカルに摺動する機構を如何に精工に加工するかが鍵でしょうか?
FT-101等の通称『ギロチン』回路のジャンク品もオークション等で見かけます
あれを使用すれば最新鋭機のFT-DX101やFT-5000等のオプション設定になっている同調回路を自作出来るのでは?と
やはりコイルの性能が重要かな? トロイダルコアの性能の良い物を使えば良いか?
中島みゆきさんの曲でもお馴染みの言葉ですが「時代は廻る」で良い物(考え方や手法)は
改良・工夫・マテリアルの変更を加えて残って行くんだろうな~