シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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イタリア・フランス・スイス 合作映画 「墓泥棒と失われた女神」京都出町座11月15日(金) 公開

2024-11-13 23:18:07 | 2024年関西公開作
© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Production s, Arte France Cinéma
 

2024/11/15(金)〜11/28(木)

11/15(金)〜11/21(木)11:50-(14:05終)
11/22(金)〜11/28(木)9:55-(12:10終)

 
 
イタリア・フランス・スイス
合作映画
「墓泥棒と失われた女神」
 
<あらすじ>
墓泥棒が探すのは、お宝か愛か―。
80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。
考古学愛好家のイギリス人・
アーサー(ジョシュ・オコナー)は、
紀元前に繁栄した古代エトルリア人の
墓をなぜか発見できる特殊能力を持っている。
墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を
売りさばいては日銭を稼ぐ日々。
そんなアーサーにはもうひとつ探しているものがある。
それは行方知れずの恋人・ベニアミーナだ。
ベニアミーナの母
フローラ(イザベラ・ロッセリーニ)も
アーサーが彼女を見つけてくれることを期待している。
しかし彼女の失踪には何やら事情があるようだ…。
ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、
闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
アリーチェ・ロルヴァケル監督の
故郷でもある
イタリア・トスカーナ地方の田舎町を
舞台にしている。
 
時代設定は80年代。
 
監督の想いと
懐かしさの幻想も感じる作品。
 
オフランスコメディ調に
始まるのだけど
意外と人間ドラマ展開にも。
 
複数の柱の話が進んでいく。
 
墓泥棒達の
墓掘り出し行動。
 
アーサーの
幻想的な恋人への想い。
 
仲間たちの日常など。
美しい映像と
胸躍る音楽も
作品を盛り上げている。
 
後半も面白可笑しく進んでいくが~
全編に墓や墓地が出るが
不気味さは全くない。
 
ヨーロピアンな映画でした。
 
 
 
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奥山大史監督作 映画「ぼくのお日さま」宝塚シネピピア11月15日(金)公開

2024-11-13 22:21:02 | 2024年関西公開作
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINEMAS
 
宝塚シネピピア
11/15(金)から11/28(木)上映決定!
 
11/15(金)13:35~15:10上映後、
奥山大史監督ティーチ・イン&サイン会開催決定!
(予告編なし、本編からの上映です)
※ 各種招待券・鑑賞券は使用不可、
 
サイン会は『ぼくお日さま』の
パンフレットのみとさせていただきます。
 
第49回 報知映画賞 3部門5ノミネート
■監督賞
奥山大史監督『ぼくのお日さま』
■助演男優賞
池松壮亮さん『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』
若葉竜也さん『市子』『ぼくのお日さま』
■新人賞
越山敬達さん『ぼくのお日さま』
中西希亜良さん『ぼくのお日さま』
 
 
奥山大史監督作
映画「ぼくのお日さま」
 
 
(あらすじ)
吃音をもつホッケーが苦手な少年。
選手の夢を諦めたスケートのコーチ。
コーチに憧れるスケート少女。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、
淡くて切ない小さな恋たちの物語。
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生の
タクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。
タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、
冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。
ある日、苦手なアイスホッケーで
ケガをしたタクヤは、
フィギュアスケートの練習をする
少女・さくら(中西希亜良)と出会う。
「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、
心を奪われてしまうタクヤ。
一方、コーチ荒川(池松壮亮)のもと、
熱心に練習をするさくらは、
指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。
コーチが元フュギュアスケート男子の
選手だったことを友達づてに知る。
荒川は、選手の夢を諦め東京から
恋人・五十嵐(若葉竜也)の住む街に越してきた。
さくらの練習をみていたある日、
リンクの端でアイスホッケー靴のまま
フィギュアのステップを真似て、
何度も転ぶタクヤを見つける。
タクヤのさくらへの想いに気づき、
恋の応援をしたくなった荒川は、
スケート靴を貸してあげ、
タクヤの練習につきあうことに。
しばらくして荒川の提案で、
タクヤとさくらはペアで
アイスダンスの練習をはじめることになり……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
先に言います「秀作」でした。
 
面白い映画は
他に話題になってるのがありますが
”良い”映画に巡り合うなら
この作品を鑑賞して欲しい。
 
特に劇映画製作に
携わってる方は観ておくべきだと
上目線で言ってしまいます(笑)
 
観客は
雪が降りはじめてから
雪がとけるまでの物語と言う
まずは”魔法”にかかります。
 
夏は野球で
冬はアイスホッケーをすると言う
二面性の設定も良いですね。
 
特に野球が上手いわけでもなく
アイスホッケーが上手いわけでもない。
 
監督は観客に余白を与えたとも
言っているのですが
深堀りする映画は多いですが
これは”浅堀り”の映画
監督に才能があるので
それが中途半端にならないのが
この映画を「秀作」と言う理由です。
 
コーチの過去も描かれますが
ちゃんとした答えがなく
コーチと恋人と言われている男性と
BLなのか?深い友情なのか?
そこも”浅く”表現されている。
タクヤと友人との友情の比喩か?
 
タクヤの吃音も特に重要でないが
その設定がないと物足りない。
※この辺も一瞬だけの協調※
 
タクヤ→さくら
さくら→コーチ
コーチ→タクヤ
このトライアングルも△のままや。
※〇でも✕でもないのが余白※
 
そしてスタンダードサイズで魅せる力
画面の中心に、いつも何かがある。
 
映像の部分部分を撮って
チェキで置いときたい。
※写真サイズではダメ※
 
奥山大史監督の
世界にハマると浸れる。
 
シャーが晴れた後の
”お日さま”で心も晴れる。
 
冬に公開せず
秋に公開したのも”余白”か?
 
 

 

 

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