京都出町座
12月13日(金)公開
【舞台挨拶】
12/13(金)11:50の回
登壇:伊勢朋矢監督
アートドキュメンタリー映画
「かいじゅう」
(概要)
画家・西村一成
1978年生まれ、愛知県在住。
甥っ子や姪っ子から「かいじゅう」 と呼ばれている。
※それが映画の題名に※
20歳のころ独学で絵を描き始めて26年間
自宅で絵を描くことに没頭しているので
時に唸り声 をあげながら、
キャンバスに絵の具を塗りたくり、
独白記のごとく日々絵を描く。
誰もその創作現場を目撃したことはなかったが
伊勢朋矢監督に
初めて家族以外に創作の現場を見せた。
あれから 1 年、監督は西村家に通い続けた。
午前中 1 時間だけの撮影は、
2 時間 3 時間...と伸びていき、
2泊3日で撮影したこともあった。
カメラはただただ回り続け、
西村一成の日常は 1本の映画
になった。
西村一成の作品たちは
シェル美術賞、
FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞ほか
多数入賞・入選。
<高橋裕之のシネマ感>
画家・西村一成の描く絵も
もちろんアート
その作品、その彼を
映し出している映画もアートである。
声が低いので
唸り声が「かいじゅう」に聞こえてしまう。
映画「まる」を思い出したりもした。
※まさか?モデルか?※
えっ?と思う行動もあるのでが・・・
絵になると芸術という作品になるのが凄い!
完成品は
見ているだけでずっしりくる。
西村一成は自分の事を理解している。
”心の影”は文字や絵で
吐き出しているんだと思う。
自分を超越しないと
これほどまでの絵は描けないね。
「かいじゅう」の唸り声にも
感情があると感じた。
大晦日のシーンも良い。
力強い作品の裏には
”生と死”が含まれてる様だ。
個展のシーンもよくて
行ってみたくなる
直接作品を感じたら
映像とは別な印象だろうかと。
あくまで”個性”を
強調した作品。
身近に感じる
画家・西村一成を
知ることになるだろう。
最後、終わってしまうのが
何故か寂しく感じる。
西村一成が
作詞作曲した主題歌が
全てを語っていたりもする。
ドキュメンタリー作家の伊勢真一の
息子・伊勢朋矢映画監督第2弾。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます