©「福田村事件」プロジェクト 2023
関東大震災100年
映画「福田村事件」
〈序説〉
実話に基づいたフィクション
1923 年 9 月 1 日 11時 58 分、
関東大地震が発生した。
帝都東京では、流言飛語が飛び交い、
不安と恐怖が錯綜する中、
いつしかその矛先は社会主義者や
朝鮮人に向けられて行くことになる。
地震発生から 5 日後の 9 月 6 日、
千葉県東葛飾郡福田村に住む
自警団を含む 100 人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた
薬売りの行商団 15 人の内、
幼児や妊婦を含む 9 人が殺された。
行商団は、讃岐弁で話していたことで
朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。
逮捕されたのは自警団員 8 人。
逮捕者は実刑になったものの、
大正天皇死去の恩赦で 2 年後に釈放された。
〈高橋裕之のシネマ感〉
最終的には序説に書いてあるような
事件なんだが
映画では何故?そんな事が起こったか?
現場に居合わせた人達の
それまでのドラマ(経緯)
行商人たちの福田村に来てからの
行動が描かれている。
大震災で助かった命が
“誤ち““過ち“で絶たれるのは
非常に酷いと思う。
終盤、目を覆いたく
なるシーンがあるが
それが“福田村事件“の酷さ
人間の惨さだと感じた。
集団心理など
今の時代にもSNSでも残っている。
「正しい判断をする」を
個人的には考えさせられた。
歴史の中で日本人が受けた
虐殺も多々あるが
日本人も他の国に
虐殺した事実もある。
これは、そういう考えから起こった
事件かも知れない。
関東大震災100年を
追悼すると共に
知っておかないといけない
事実を認識する100年かも。
全てがずっしりくる137分
2023年9月に感じろ!
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