お願いだからこれ以上うるさくしないで。
あの子と手をつなぎたい。
あの子の娘さんと手をつなぎたい。
私が選んだお洋服を着て
私とあの子が遊んだ神社で遊びたい。
もう君は、ぼくのことなんか微塵も思い出さないのかな。
ぼくは君の子供を産みたいってずっと思ってたけど
君のこどもの中にぼくの成分が一個も入っていないことが愛しい。
私たちはおんなのこ同士だから
いつかこうなることをわかっていたね。
なんて美しいんだろう。
ごめんなさい。
こんなこと考えてこんなところに書いててごめんなさい。
私は頭がおかしい。
でも、だからってなんでも許されるわけない。
爪を朱く塗ると気分が高揚する。
自分はやっぱり女なんだなと思う。
同時に嫌悪も覚える。
初めて女性器に指をいれた時のことを思い出す。
あの頃と今を比較して死にたくなる。
ぜーんぶ、もう取り返しがつかないんだよ。
ぼくはもう処女でも少女でもない。
何も知らない振る舞いが許される頃合いではない。
うるさいな。
勝つとか負けるとか連帯責任とか、くだらないなぁって思うよね。結局は大人に褒められる方が勝ち。なんの意味があるんだろう。
でも非日常は楽しかったなぁ。日常が嫌いだったわけじゃないのにね。