本当に新鮮で感動的な演奏だった。
ピアニストは平田真希子さん。米国から1年に何度か帰国して演奏活動をしている人。
今日の場所はJAZZ SPOT CANDY。
ジャズライブスポットでのクラシックピアノの演奏だった。
かぶりつきで聴けるこんな贅沢なクラシックライブは初めて。
JAZZ SPOT CANDY↓
http://members.at.infoseek.co.jp/jazz_candy/
キャンディのお店の入り口→

今日のコンサートは「歴史を反映する不協和音」というタイトル。
「ウィーン楽派の作曲家ベートーベン、モーツァルト、ベルグなどが
きれいな和音を使う古典派バッハに対してどのように不協和音を使ったり
曲の中に変調をもぐりこませてきたか、って言うところに焦点を合わせて
今日のコンサートの曲選びをしました。」と、演奏の前に平田真希子さんが話され、
そうか、大作曲家も、昔から演奏されていた古典派の曲の殻を破って新しい音楽を作ることに腐心していたのか・・・ふーん、なんて解説に納得しながら聴いたので、結構、新鮮な気持ちで聴けた。
彼女のコンサートのチラシ→

モーツァルトのアイネ・クライネ・ジークとか、シューベルトのソナタ19番など、こんな凄みのある曲なんて聞いたことがなかった。ガーンと電気が走る感じ。
それは不協和音や変調の為せる技。
平田さんの力強い演奏がとてもよく合っていた。
それにしても私は耳に心地よい音楽を無意識に選んでいたのだーー
ショーンベルグだったかな、、彼は不協和音も協和音(というのだろうか)も価値は同じ、という考え。
そしてドレミの1オクターブ12音はすべて同じ価値。
すべての音は平等にという考えで作曲する、とこういう曲になる。ってウーンとうなってしまった。
これが現代音楽への道なのでしょう。
そう思って聴くとショーンベルグの曲はよく分かる。
でも、リズムの方は古典との違いはどうなんだろう?
帰り急いでCDを買い忘れたのは残念。。。
平田真希子さんは今日と同じプログラムで28日(土)神奈川県民ホールで演奏する。
ホームページをお持ちである。